ホールセールクラブ_001
ホールセールクラブとは、会員制の小売店舗で、卸売りと同様の価格で購入できるというお店の事を言います。

そもそも、ホールセールは卸売りという意味ですから、「卸売クラブ」といった名前の業態なのですね。ちなみに、このホールセールクラブで有名なお店は、アメリカの「コストコ」です。日本でもお店を展開していますよね。
 
さて、卸売り価格が安いのは皆さんご理解いただけると思います。(小売価格より十分に安くないと小売業が成り立ちませんからね。)

そして、その割安な卸売価格で一般の消費者に売ってしまおうという発想の業態がこのホールセールクラブなのです。

但し、何の工夫もなく卸売価格で販売することができるわけではありません。そのため、会員制を採って(会費で収入を得たり)、過剰なサービスを省いてローコストオペレーションを志向したりするのです。

※会費を取る事に、このまんがで出てくるような「サンクコストの呪縛」的な効果があるかどうかは分かりませんし、それを狙っているのかはわかりません。

■まとめ買いに使われるホールセールクラブ

ホールセールクラブでは非常に大容量なパッケージで食品を提供します。例えば、普通に考えればポテトチップ10袋入りがワンロットだったら利便性が良くないですよね。

でも、まとめ買いを前提にホールセールクラブに来るまでお客様が来るならば、買い物に訪れる回数を減らし、必要なお金も減るので便利で合理的だったりします。

また、会費を取ることから顧客側がサンクコストを無視できないため(一般消費者は企業経営者ほど合理的には行動しません)、せっかくだからたくさん買って沢山得しなきゃといった気持ちが働くためとても沢山の量が売れる傾向があります。

また、高いリピート率も期待できるため、収益モデルとしては安く売っても十分に元を取れる業態なのですね。

なお、会費はとても効果が高く、例えば1万円の会費を取るならば、粗利20%で商売をすることを考えれば

1万円÷20%で5万円分の売上に相当する粗利を、会費を取った瞬間に確保したのと同じことになります。

(5万円×20%(粗利率)=1万円(粗利) と同じだけ、会費1万円は利益に貢献します)

会費制ビジネスは売上は膨れ上がりませんが、粗利ベースで見たときでは、100人会員を確保した瞬間に500万円分の売上を確保したのと同等の利益インパクトをと同じこととなるのです。

この考え方は近年よく利用されるサブスクリプション型のビジネスモデルと通じる点があるのです。

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