アウトソーシング_001

アウトソーシングとは組織内の業務を外部に委託する事を言います。主に本業に関わらない業務を外部へ委託(アウトソーシング)します。英語ではoutsourcingと表記します。

何でもかんでも自社でやろうと思うと大変ですし、不経済でもあります。

例えば、従業員10人程度の規模の会社が、情報システムを整備するために自社にシステム部門を抱えるといった事はなかなか難しいと思いますし、不経済ですよね。

多少のお金を支払えば、標準的な情報システムを使う事はできますし、それはシステム担当者を雇用して、自前でシステム構築するよりも安くなるはずです。(ASPといった考え方もありますしね。)

このように、なんでも自前でやることはあきらめて、自分たちは本業に集中しましょうという発想です。モチは餅屋に任せるのが一番いいという事ですね。

まあ、このまんがのように 練習をアウトソーシングすることは全くお勧めできませんが。(というか、練習の意味がないですからね。)

■アウトソーシングの利点と注意点

アウトソーシングは不得意なこととか自社がやるべきことでないことをソレを得意としている他者にお願いすることができます。

そのため、専門的サービスを活用することによる効率化やコア業務への経営資源の集中ができます。

また、不得意な業務を行うために経営資源を固定する必要がないため、固定費変動費化することができるとも言えます。

このように適切にアウトソーシングを利用することは非常に利点が大きな対応なのですね。

他方で、注意点もあります。それは委託先へ依存してしまうリスクや、自社にノウハウがたまらないリスクです。

アウトソーシングをしていたらいつまで経ってもその業務はアウトソーシング先に依存し続けることとなり、自社にその後油無にかかるノウハウは蓄積されません。また、状況によっては情報漏洩リスクも存在します。

このように、利点も注意点もあるのがアウトソーシングですので、どこまでアウトソーシングしてどこを自社で内製するのかを決める必要があります。近年ではBPOなどといって、コア業務以外の間接業務をアウトソーシングしてくれるサービスも広まっているので何を選ぶかが重要になってくるのです。