委託図方式_001
委託図方式とは、製造業などで用いられる方式で、組み立てメーカが要求した仕様に基づいて、部品などを供給する側が細かい設計を行い生産・供給を行うという方式です。

但し、図面自体や設計に付随して発生した特許権は組み立てメーカ側が保有します。

これは、組み立てメーカ側が「設計費用を支払うから、○○という仕様を満たす部品を作ってよ。」といった風にするからです。お金を払って設計を委託するといったイメージなのですね。
さて、似たような考え方で承認図方式というものがあります。

コチラも、委託図方式と同様に組み立てメーカが要求した仕様に基づいて、部品などを供給する側が細かい設計を行い生産・供給を行うという方式です。

しかし、こちらの方式の場合、図面自体や特許権は部品メーカが持つといったイメージです。
設計図

■委託図方式の良いところと悪いところ

委託図方式は、組み立てメーカーが作ってほしい仕様を伝えれば詳細の専門的な設計を部品メーカーが行ってくれることです。

餅は餅屋といいますが、部品加工のスペシャリストである部品メーカに設計してもらうことで、部品メーカの専門的な能力を活用することができるのです。

そして、部品メーカからすれば自社で製造しやすい方式で設計することができるため、製造面でも有利になります。

他方、部品メーカの立場に立つとせっかく画期的な設計をしても組み立てメーカ側の知的財産権になりがちという点が問題です。そのため「あんまり一生懸命やっても仕方ないよね」と考えられてしまうリスクが生じる点です。