ショールーミング_001
ショールミングとは、消費者が商品を買おうと考えたときに、小売店で現物を見たのちに、ECサイトを利用して購入するといった形態のことを言います。英語ではshowroomingと表記します。

お店がショールームのように使われるという事からショールーミングというのです。

さて、どうしてこのようなことが発生するのでしょうか?「お店で現物を見たのであれば、そこで買えばいいじゃない」って考える方もいますよね。

でも、インターネット販売の方が安く買えるとしたらどうでしょうか?この場合、「何が何でも今すぐ欲しい」と思っていなければ、安いインターネット販売で購入した方が良いですよね?

(インターネット販売のサイトの場合、陳列する手間がかかりませんし、全国が商圏となる為、販売数量に規模の経済が効いてくるため安く売ることができるのです。)

また、インターネット販売の「現物を実際に見ることができない」といった弱点も克服できるので消費者にとっては合理的な方策となりえるのです。

もっとも、このような行為が横行すると店舗型の小売店は困ってしまいます。ワザワザ商品を仕入れて陳列しているにもかかわらず、ECサイトのショールームと化しているわけですからね。

■ショールーミング対策

ショールーミング対策をしていかないと小売店としては、せっかく仕入れた商品が生きてこないため大変ですし、折角お客様のためにいいものを仕入れるという努力が徒労に終わってしまいます。そのため、いくつかの対策が考えられます。

ただ、お客様からすればどこで買っても一緒なら安い方が良いと考えるのも仕方ないところです。、そのためm例えば、当店で買ってくれればその場で使えるサービスを付けるとか、詳しい説明を行う。また、購入後にも相談に乗りますというアフターサービスを提供するなどが考えられます。

また、限定特典を用意したり、会員向けのポイント還元(ただの割引になるとネットショップのほうが強いので同じ土俵で戦わない工夫が必要)をするなどの仕組みづくりも有効です。

最終的には単なる価格競争ではない購買体験を提供する事が重要です。

■家電などはどうすればいいの?

パン屋さんや和菓子屋さんは製造を自社で行うため本質的にはネットで競合が売っていないものを提供することが可能です。しかし、家電などはどこで買ってもパナソニックはパナソニックで素敵です。

そのため、小売店は実機を体験してもらう、使い勝手を想像できるような接客を強化する(実際に操作してもらい、アプリ連携などを体験してもらう)、専門的なアドバイスを提供するなど、店舗がある事を最大の強みとしてどう差別化するかを考えていく必要があるのです。