インバウンドリンク_001
インバウンドリンクとは、外部のページから自サイトのページに張られたリンクのことをいいます。英語ではinbound linkと表記します。また、被リンクと呼ばれることも多いです。

インバウンドリンクは、Webサイトにとっては外から入ってくる玄関のようなものです。そして、他のサイトがどんどん玄関を作ってくれたら、うれしいですよね。

また、SEO対策上もインバウンドリンクを集めることは重要です。

というのも、みんながリンクを張るWebサイトという事は、何らかの価値がある情報を取り扱っている可能性が高いですよね。そのため、検索エンジンは外からリンクを沢山集めているサイトを優遇する場合が多いのです。

(もっとも、このことを悪用して自作自演で大量のリンクを張るといったスパム行為が行われる場合もあります。ただ、このような行為は検索エンジンに嫌われてペナルティーを受ける危険性があるので行わないようにしてくださいね。)

このように、Webサイトを運営する上で非常に有益なモノであるため、「インバウンドリンク大歓迎。みんな、どんどんリンクを張ってください!」と思うかもしれません。

でも、なかなかインバウンドリンクを集めることは難しいのです。というのは、インバウンドリンクを集めようと思った場合、外部のWebサイト運営者がわざわざリンクを張ろうと思えるほどのコンテンツを提供しなければならないからです。

これは、あなたがWebサイトを運営していると考えてみれば納得していただけれると思います。

というのは、わざわざあなたがリンクを張るという作業をするわけですから、「読者に是非紹介したい」とか「自分であとで読むためにリンクを張っておこう」とか、やはりコンテンツに惹かれるものがないとリンクなど張りませんよね。
  • インバウンドリンクを構築するという言葉
よくSEO業者さんはインバウンドリンクを構築するなどと言った説明をします。

しかし、上で見てきたように、自然にインバウンドリンクが張られることがあるにしても、構築する事は論理的には不可能です。

もちろん、自作自演でやれば構築はできますが、ペナルティが発生しかねない危険な行為です。

・評価の高いサイトからのリンクは価値が高い
例えば、同じリンクでも個人のブログよりも○○大学からのリンクだったら価値がありそうですよね?

このような直感的な考えはどうやら検索エンジンの仕組みと合致しているようで(どうやらと書いたのは、検索エンジンの評価ロジックは公開されて異なため明確な根拠がないためです。)、質の高いサイトからのリンクは価値が高いとされています。
  • インバウンドリンクを増やすためのこつ
一応、本サイトも2011年から運営しているため、構築のコツを経験から述べて見たいと思います。

1.価値の提供
読者にとって価値の高い情報を提供することが、インバウンドリンク構築のための近道です。

高い価値→紹介したい→自サイト等でのリンク

といった考えですね。

これがどこまで行っても一丁目一番地です。これから紹介する各種のテクニックよりも遠回りのようですが、結局は一番早い方法となります。

2.寄稿する
他者の運営しているサイトに、寄稿する事で自サイトにリンクを張ることは可能です。

関連記事や過去記事、または寄稿者の紹介といった切り口で自サイトへリンクを張れば立派なインバウンドリンクです。

しかし、寄稿するだけの記事を書く必要があるため自サイトへの投稿よりも大変である事は事前に覚悟していく必要があります。

記事の作成は思いのほか大変な行為です。また、他者のサイトの場合トンマナを合わせる必要もありますし、納品物としての品質も保つ必要があるので大変ですよ。

3.調査する
現地で直接調査するような1次情報の調査ができるならば、読者にとって大きな価値を提供することになります。

そして、引用元を明示するのは文章を作る人間の作法ですので、引用元の明示といった事でインバウンドリンクを獲得することにつながります。


関連用語
アウトバウンドリンク
オーガニックリンク
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