1次データ_001
1次データとは、何らかの目的に沿って独自に調査したデータの事を言います。

例えば、○○町の商圏について調べたいと考えたとき、アンケート調査を実施するとか、交通量を直接調査するなど、「○○町の商圏について調べたい」という目的に沿って調べたデータのことを言うのです。

このような1次データは、自社が主体的に調査の方法や対象を選択できるので、目的に沿ったデータを入手することができるというのが強みです。

上の例では、直接○○町の商圏の調査をするために様々な調査をしますので、調査方法が目的に沿っていれば非常に有益な情報を入手できるのです。

しかし、既にある2次データを利用することに比べ、直接調査するがゆえに、費用や時間がかかるといった問題もあります。

■一次データの活用

ではせっかく集めたデータをどういうふうに活用するとよいでしょうか?単に調べて終わるだけならば、全く価値を生みませんので、調べないほうがコストが掛からないだけマシだったりします。

例えば、お店の前を何人通るか調べたとします。雨の日はどうか、晴れの日はどうか、気温との関係はどうか。天気が良い時にはよくお客さんが入り、雨が降ると客数は減るけど特によく売れる商品があるなどがあるかもしれません。

この関係性がわかってくれば、天気予報を見ながら営業時間を調整したり、バイトのシフトを調整して余計な人件費を削減したり、在庫数量を調整したりと様々なことに活用することが可能です。

実際はここまでうまくいかないかもしれませんが、集めた情報を集めっぱなしにするのではなく、ちゃんと見ていくことです。そして見ていくのは何も複雑な情報システムが必要無わけではありません。カレンダーに書き込むぐらいでも意識するだけで色々変わってくるかもしれませんよ。


実務面からの加筆:
中小企業の中でも小規模事業者に近い規模の企業は1次データの取得にあんまりこだわらなくても良いと考えます。

アンケート調査等は設計がとても難しく、一定程度の専門的な知見が必要です。

それよりも、記事でリンクを張っています2次データを集めて「にらめっこ」する方が現実的です。

例えば「Jstat map」などを使えば、お店の周囲にどの年齢層の人が何世帯ぐらい住んでいるのか、また、お店からの移動時間(直線距離じゃなくて時間です!)で何世帯住んでいるかがわかったりします。

keieimangaとしては、まずはこうした公的機関が作った二次データを活用するところから始めることをおすすめします。

初出:2013/03/27
更新:2025/06/02