客席回転率とは、お店がどれだけ効率よく運営できているかの指標の一つです。
この客席回転率は次の計算式で算出することができます。
客席回転率=(1日の)客数÷客席数
この計算式の通り客席回転率とは、一日に一つの客席あたり何人のお客様が来店したかを示す指標ですね。そのため、一般的には、客席回転率が高いほど効率が良いという事ができます。
例えば、客単価が千円のお店で、10席のA店とB店があったとします。そして、A店は客席回転率が4回、もう片方のB店は客席回転率が2回だったとします。
このような時、それぞれのお店の売上高は
客単価×客席数×客席回転率
でもとめられますので、A店の一日当たりの売上高は、
1,000×10×4=40,000円
B店の一日当たりの売上高は
1,000×10×2=20,000円
となります。
このように、客単価や客席数という条件が同じ場合は、客席回転率が高い方が売上高も高くなります。
- じゃあ客席回転率は高い方がいいの?
しかし、一般的に客単価が高いお店は客席回転数が低くなる傾向があり、客単価が低いお店は客席回転数が高くなるという傾向があります。
(高級レストランは客席回転率を高くしようとして、「食事が終わり次第すぐに出ていってください。」なんて言わないですよね?その逆にファーストフードのお店でも「何時間でもゆっくりしていってください」という風にもあまり言われません。)
その為、客単価と客席回転数はある意味ではトレードオフの関係にあるという事ができます。
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