ゼロエミッション_001
ゼロエミッションとは、自然界に対する人間社会の活動を由来とした排出をゼロとする仕組み(社会システム)の事を言います。英語ではzero emissionと表記します。

イメージとしては「廃棄物を再利用したり、再生可能エネルギーを活用したりして環境負荷をゼロとする。それも社会全体で」という感じの言葉です。

社会全体で考えて環境負荷をゼロにという考え方なので、特定の産業が廃棄物を出したとしても、別の産業がその廃棄物を活用して廃棄物がでなければOKとなる考え方です。

例えば、豆腐工場で「おから」を廃棄物として排出したとします。(個人的には「おから」が廃棄物って知ったとき、衝撃を受けました。)

但し、この「おから」をお菓子工場でクッキー生地に練りこむとか、牧場で家畜に与えるとかすれば豆腐工場からの「おから」は廃棄物になりません。

と言っても、社会全体で環境負荷ゼロは現実には非常に難しいので、企業単位とか工場単位でのゼロエミッションを目指し、環境にやさしいというイメージを販売促進に生かすといった事も行われています。

例えば、「ゼロエミッションの向上で作ったパン」とか「地球にやさしいゼロエミッション工場で作ったボールペン」といったイメージでの販売促進です。こういった広告って見たことありませんか?

■ゼロエミッションとブランディング

商品をただ作って売るのに加え、環境に優しい会社というイメージをゼロ・エミッションで訴求することが可能です。

投資家にも環境に配慮した経営へ優先して投資する動きなどが発生しており、ゼロエミッションなど環境負荷削減に取り組むことは、単純にコストセンター的な発想ではなく、長い目で見たときに自社の資金調達環境の改善にも繋がります。

また、企業イメージの向上は競争力の向上にも繋がりますし、差別化要因にもつながってきます。お客様は地球にいいことをしている企業から買いたいと考える傾向がありますし、BtoBで直接のお客様がそう考えなくとも、最終消費者がそのように考えれば、環境に優しい経営をしている企業からの調達圧力ともなってきます。

このようにゼロエミッションはCRS的な発想だけでなく、企業価値を高めることにもつながってくるのです。