最高有効フリークエンシー_001
最高有効フリークエンシーとは、広告のターゲットとしている人たちに、広告の内容(宣伝している商品やブランド・サービスなど)を覚えてもらうとか、効果的な反応を引き出せるフリークエンシーの最大値の事を言います。

言い換えると、最高有効フリークエンシーを上回る頻度の広告は全く効果がない、もしくは逆にネガティブな反応を引き起こすという事ができるのです。

■もううんざりになる一歩手前が最高有効フリークエンシーです

あなたの家族が、石けんの広告に接触する場合を考えてみたいと思います。

一回目ではあまり印象に残らないかもしれませんが、数回その石けんの広告を目にすれば広告されている石けんについて少しずつ記憶に残っていきます。(最低有効フリークエンシー

そして、例えば、十回あなたの家族がその石けんの広告に接した時に、家族全員がその石けんについて認識したとします。(最高有効フリークエンシー)

この状況に至ると、これ以上広告を出しても、新しい石けんを認識してもらうという目的は達することはできません。また、逆に「しつこい広告だ」といったネガティブな反応を引き起こすかもしれません。
 
という事は、この例では十回が最高有効フリークエンシーであり、この回数を超える広告の出稿は無駄になる、もしくは逆効果になると考えられるのです。

なお、最低有効フリークエンシーという考え方もあるため、最低有効フリークエンシー以上、最高有効フリークエンシー以下で広告を出すとよいとされています。

(難しく書いていますが、要するに「効果がある範囲で広告を出しましょう」という事です。)

■最高有効フリークエンシーの考え方と注意点

このように、広告戦略を立てる際、重要なのは「何回見せれば行動につながるか?」という視点になります。見せれば見せるほど効果につながるという単純な世界であれば、難しく考える必要がありません。

このような世界の最適解は、予算の限り広告を出向し続けるです。(そして広告を売っている営業の人が短期的に利益を最大化するならば、最高有効フリークエンシーの話はしないでしょう。)

しかし、実際の世の中はもう少し複雑で、効果の上限になるポイントがあるのです。そのため、このフリークエンシーの設計を間違えると、せっかくの広告予算がムダになる可能性もあります。

■しつこい広告の例

たとえば、テレビCMやYouTube広告で同じ広告が何度も表示されると、最初は認知につながっても、徐々に「しつこい」とか「うざい」といった印象を与えることがあります。

何度も何度も見せられれば、次第に認知が強くなりますが、ある一定ラインを超えるとちょっと嫌ですよね?毎回画面を開くたびに、〇〇飲料とか言われるとちょっと嫌になりますよね。これはまさに、最高有効フリークエンシーを超えてしまった状態です。

広告媒体ごとに最適なフリークエンシーは異なりますが、例えばWeb広告なら「5~8回」、テレビCMなら「7~10回程度」がひとつの目安とされています。とはいえ、これは単なる経験則で、厳密なものではありません。特にうっとおしい広告もあれば、何回みても印象に残りにくい広告もあります。

また、例えばyoutube動画などyoutubeがまだ珍しかったときは割と最高有効フリークエンシーの水準は高かったはずです。

このように、広告の質や受け止める側の状況によって変わりますので、このあたりが広告を取り扱っている事業者さんの見えないノウハウなのですね。(そして、広告を売っているデキる営業の人は、顧客との長期的な関係性を重視するので、このあたりの最高有効フリークエンシーの話も引用しつつ仕事を勧めると考えられます。)

結論としては、マーケティング担当者は、広告の効果測定とフリークエンシーのバランス管理をセットで行うことが成功の鍵になりますよといった感じです。。

リーチをひたすら追求しても、有効性の限界があるのですね。