最低有効フリークエンシー_001
最低有効フリークエンシーとは、広告のターゲットとしている人たちに、広告の内容(宣伝している商品やブランド・サービスなど)を覚えてもらう為に最低限必要なフリークエンシーの事を言います。

このような考え方は、「広告を出していても消費者に覚えてもらえなければ意味がないよ。」というある意味当たりまえの発想から出ています。

このことから、「消費者に覚えてもらうためには何回広告を見せる必要があるか?」を考えた指標なのです。
  • 最低有効フリークエンシーの具体例
例えば、あなたが新しいカップめん「ソース味噌ラーメン」の広告を見たとします。一回見ただけで新製品である「ソース味噌ラーメン」を認識できれば最低有効フリークエンシーは一回です。

しかし、通常は何度か接触することでようやく新しいカップめん「ソース味噌ラーメン」を認識することができます。

今回のケースで、三回「ソース味噌ラーメン」の広告に接触した段階で「ソース味噌ラーメンが発売されたんだ。」と認識したとします。

この場合、最低有効フリークエンシーは三回という事ができるのです。

なお、最高有効フリークエンシーという考え方もあるため、広告は最低有効フリークエンシー以上、最高有効フリークエンシー以下で出すとよいとされています。

(難しく書いていますが、要するに「効果がある範囲で広告を出しましょう」という事ですね。)

■最低有効フリークエンシーの測定と活用

最低有効フリークエンシーは単なる理屈ではなく、実際の広告配信のデータを分析することでわかってきます。

具体的には、接触回数ごとに認知率、購入率を調べてグラフに書いてみると、一定の回数で成果が急増するような「しきい値」があることが分かります。

そのしきい値こそが最低有効フリークエンシーになってきます。

例えば、同じCMを数回見ただけでは覚えないかもしれませんが、ある一定回数見れば、「あ、あの商品だ」と覚える事ができると思います。これは個人差がありますが、集団として一定のしきい値があるのです。

これがわかっていれば、最低有効フリークエンシーを超えるまで広告を出していくことが肝心だとわかってくるはずです。

なお、媒体によってこの最低有効フリークエンシーは異なっており、SNS広告やバナー広告ではテレビCM等よりも低めに出てくる傾向があります。

■最低有効フリークエンシーの注意点

広告費の効率的活用の観点から、最低有効フリークエンシーという考え方は示唆を与えてくれます。それは単発で一回だけ広告を打つと無駄になりがちだということです。

すぐに反応がなくとも我慢して一定回数見てもらうまで広告露出をしないと無駄になるということです。

他方で、最高有効フリークエンシーという広告露出の飽和点もある事もわかっています。そのため、最低有効フリークエンシーに到達するする人を多くするため、届ける人の設定を適切に行うことが必要です。

効果が見込めそうだからと言って、同じ集団に広告を打ち続けると無駄になる可能性があるのです。

初出:2013/03/04
更新:2025/11/10