ダイバーシティー_001
ダイバーシティーとは、経営用語として使われるときは、多様な従業員を積極的に受け入れ・活用することによって成長を目指すという考え方を指します。

世の中にはいろいろな人がいます。例えば、国籍が違ったり、性別や世代が異なる、また、価値観や受けた教育が異なる等、それこそ一人一人が違っています。

ただ、そんな一人一人が違う世の中でも、ある程度は同質な人を集めることも可能です。例えば、学校を優秀な成績で卒業した人だけを集めるとか、社長と同世代の人材を集めるとかというイメージですね。

しかし、組織が同質であることを重視していたら、優秀な人材を集めるための母集団が少なくなってしまいます。(優秀な20代だけを探すより、優秀な20代から50代の人を探す方が母集団は多くなりますよね?)

その為、様々なバックグラウンドを持っている人を受け入れることで、優秀な人材を集めることができると考えられるのです。

また、様々な人たちが集まることによって、新しい発想が生まれるという効果も見逃せない効果ですね。

■ダイバーシティの推進と課題

ダイバーシティとして多様な仲間を集めることで様々な考え方を取り入れることができ、組織にとっては基本的には良いことをもたらします。

特に多様性を受け入れる組織文化ができれば、組織自体が柔軟になりますし、実は多数派の価値観を持っている人にとっても安心して自分の意見を述べられるようになったりします。

他方で、価値観が衝突する可能性もあります。年齢や国籍、性別が異なれば働き方についての様々な考え方がありますし、意思決定のスタイルもそれぞれになります。その結果、話が噛み合わない事があったりもします。

そのため、マネジメント層としては、互いを尊重する姿勢や、話し合いのルールなど摩擦を恐れずにコミュニケーションができる組織を作っていくことが必要です。

単に「多様性を受け入れる」というのはきれいごとの掛け声かも知れませんが、うまく解決できれば「違いがあるから発想が生まれる」といったよい方向に回っていくのです。

■ダイバーシティと経済効果

多様性を重視する企業は新製品などの新製品開発力が高くなる傾向があるとされています。これは異なる価値観を持つ人たちが意見を交わすことで、革新が起こりやすいという理由になります。

とはいえ、これは因果関係が(ダイバーシティを重視する→革新が生まれやすい)なのか(革新が生まれやすい文化→ダイバーシティを重視する)なのかはよくわかりませんが。

なお、単に多様性を受け入れるだけで良くなるというものではありません。しっかり多様性を活かすための仕組みも取り入れることがも重要になってきます。

そのためには、人事評価や昇進や報酬の透明性を確保し、心理的安全性の確保も重要だったりします。