
アクティビストとは、いわゆる物言う株主の事で、様々な施策を積極的に提言することによって、投資先の企業価値を向上させて利益を得ようとする人々の事を言います。英語ではactivistと表記します。
株式が証券市場で取引されているような大きな株式会社の運営は、一般的には経営陣が行っています。(株式が分散して、株主は取締役の選出などに影響力を行使しえない状況なのですね:所有と経営の分離)
その様な場合、株式投資は受動的に値上がり益や配当を受け取るだけの投資になりがちです。(というか、大企業の株式をほんの少しだけ持っても影響力を行使できないのです。)
しかし、一部の株主は、ある程度多量の株式を取得したうえで、株主提案権などを活用して自ら企業価値を向上させるべく動くことがあります。
このような種類の株主をアクティビスト(物言う株主)と言うのです。
アクティビストは、例えば自分の意に沿う取締役を送り込んだり(株主提案権を利用し、株主総会の普通決議で可決すれば可能ですからね)、事業の方向性についての提案を行ったりするような事を行います。
そして、自らの提案が受け入れられ、企業価値が向上すれば、アクティビストと呼ばれる株主も株価の値上がりからキャピタルゲインが、また、配当の増加からはインカムゲインが得られます。
余談ですが、株主が権利を行使することによって株主全体の利益となるような権利を共益権と呼び、配当を受ける権利など個別の株主だけが利益を受ける権利である自益権と区別されています。
- アクティビストは具体的に何をするの?
アクティビストは、例えば自分の意に沿う取締役を送り込んだり(株主提案権を利用し、株主総会の普通決議で可決すれば可能ですからね)、事業の方向性についての提案を行ったりするような事を行います。
そして、自らの提案が受け入れられ、企業価値が向上すれば、アクティビストと呼ばれる株主も株価の値上がりからキャピタルゲインが、また、配当の増加からはインカムゲインが得られます。
余談ですが、株主が権利を行使することによって株主全体の利益となるような権利を共益権と呼び、配当を受ける権利など個別の株主だけが利益を受ける権利である自益権と区別されています。
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