上位互換性とは、上位の機種で下位の機種のデータなどを取り扱えることを言います。必ずしも、新旧の区別ではなく、機能面の上位下位の区別になります。(新しい≒機能が充実している(上位)となりがちですが、イコールではありません。)
下位互換性の逆で、上位の製品が下位の製品のデータなどを取り扱えるという事になります。
■上位のモノは、下位の機能を備えています
例えば、エントリーモデルのソフトウエアで作ったデータを、プロ仕様のソフトウエアで取り扱える。または、ブルーレイディスクプレイヤーがCDやDVDを再生できるようなイメージです。
身近なケースでは、旧バージョンのゲーム機のソフトが新バージョンのゲーム機でそのまま使えるというイメージですね。
■上位機種と下位機種のから考える上位互換性
上位機種なら、1万羽分のワタシのデータを扱えますのよ。
じゃあ、下位機種はどうなのかしら?
下位機種は100羽分のひよこデータですわ。
ということは下位機種で作ったデータは上位機種で扱えるって事でいいのかしら?
そうよ。上位互換性を備えているから、グレードが上の機種はグレードが低い機種の機能も持っていますわよ。なので、是非是非、上位機種をおすすめしますわ。大は小を兼ねるとも言いますわ。
この例のように、上位機種スペシャルは10,000の要素を持ったモノと扱えるとします。
これに対して、下位機種のスタンダードは100の要素を持ったモノまでしか扱えないとします。
この場合、上位機種のスペシャルは10,000の要素まで扱えるので、下位機種の100の要素を扱うことは問題なくできます。
このような状態を指して上位互換性と言うのです。
■上位互換というスラング
このような事から類推して、「△△さんは○○さんの上位互換だから」などと言ったりすることがあります。この意味は、○○さんができることを△△さんは全てできて、さらに○○さんができないこともできるといった意味です。
しかし、人間には上下はありませんのであまりこのような言葉は使わない方が望ましいと思われます。
関連用語
前方互換
後方互換
下位互換性
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