カフェテリアプラン_001
カフェテリアプランとは企業の福利厚生の形態の一つで、従業員があらかじめ用意されているメニューの中から自分に必要なサービスを選択する方式の事を言います。

これは、バイキング形式のレストランで、自分の好きなモノを選んで食べるというイメージで、自分の好きなサービスを選ぶというものです。

例えば、自分の勤めている企業に保養所があったとします。その保養所は温泉地にありファミリー向けの設備が充実しているとします。

しかし、単身世帯で温泉に行くのはあまり好きでない人にとってはそのような保養所があっても福利厚生の役割を果たしていないと考えることができます。(使わない人にとって、その保養所があってもなくても同じですよね?)

このような人であっても、単身世帯向けの保養施設があれば利用するかもしれません。ただ、予算の制約もあるので様々な福利厚生の用意をすることはなかなか難しいのです。

そこで、各人が持っている予算の範囲内で自分に合った福利厚生メニューを組み合わせるという発想が生まれました。

大規模な保養所を持っていた場合、誰も利用しなくとも、保養所の維持管理費や減価償却費が発生するため、費用が固定費的にかかります。

そこで、そのようなモノを持つことを止め、その分使い勝手の良い形で還元しようという発想ですね。

■カフェテリアプランのメリットとデメリット

カフェテリアプランは自分の好きなものを自分で選べるということが利点です。人それぞれ趣味嗜好が異なりますので、全員に適合するような福利厚生は難しいですし、もし仮にそれを目指すならばものすごい量・種類の福利厚生メニューを用意する必要があります。

また、そのために膨大な量を用意しても一つ一つのサービスとしてはそこまで稼働率が上がらないため、どうしても無駄が大きくなります。

カフェテリアプランなれば、従業員が自分に必要な福利厚生を自分で選べるようにすることで皆に適合するサービスを提供することができるのです。例えば、旅行好きの人は旅行系のサービスを、子育て中の人は保育サービスを、自己啓発を志向する人にはeラーニングなどスクール系のサービスと言った形です。

これら多種多様のサービスを従来型のように固定費として抱え込まずに必要に応じて支出できると言った点が企業にとっても有利な点です。

他方で、制度設計が複雑になるといった問題もあり、運用コストが増えるケースも散見されます。

また、色々なメニューはあるけど決め手になるほどお得ではないといった形もありえます。(例えば、保養所を用意するのではなく、割引対応になるケースが多くどうしても民間の宿泊予約サービスと競合します)その場合は、結局は利用されないと言ったことも発生します。

なお、こういった福利厚生のアウトソーシングを一手に請け負っているベネフィット・ステーション(ベネフィット・ワン社のサービス)などといった福利厚生が存在します。