
ゴールデンパラシュートとは、企業買収の防衛策の一つで、取締役が解任された場合多額の退職金を支払うという契約をあらかじめ結んでおく事を言います。
それでは、退職金の契約を結んでおくことがどうして買収防衛策になるのでしょうか?買収されても役員さんは安心といった意味でしょうか?
一つの例を元に考えてみたいと思います。
あなたは買収先の会社を探している実業家だとします。そこに、次のような案件が持ち込まれました。「毎年売上高1億、利益500万円が見込める事業を2,000万円で買いませんか?」
どうでしょうか、なかなかよさそうなお話ですよね?
でも、この話にはもう一つ、「現役員に合計3億円の退職金を支払う」といった条項がついていました。
どうでしょう、このような条項がついていたらイマイチ割に合わないですよね?
どうでしょうか、なかなかよさそうなお話ですよね?
でも、この話にはもう一つ、「現役員に合計3億円の退職金を支払う」といった条項がついていました。
どうでしょう、このような条項がついていたらイマイチ割に合わないですよね?
このように、ゴールデンパラシュートを設定する事によって、買収に必要な費用が大きくなるので、買収意欲を殺ぐことができると言われています。
そして、この買収防衛の目的で使うためには、十分に高額でないと意味がないというのもご理解いただけたと思います。
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