スピンオフ_001
スピンオフとは、既存の組織の一部が分離して、新しい組織を作る事を言います。元の組織との関係性が深い場合、このスピンオフという言葉を使います。(関係が薄い場合はスピンアウトと言います。)

イメージとしては、社内ベンチャーが上手くいって、そのまま独立した別会社になるといった感じですね。その際に、出資を受けたり、親会社から様々な支援を受けられるようなケースがスピンオフに該当します。

では、なぜそのようなことをワザワザ行うのでしょうか?「社内ベンチャーに出資したり、経営を支援するくらいなら、最初から自社の内部に抱え込んで仕事をすれば、規模の経済範囲の経済が働くからもっと効率がよいのでは?」という考えもあるかもしれませんね。

でも、大きな企業ではなかなか迅速な意思決定ができないという欠点があります。大きな船は、なかなか方向転換が難しいのです。(参照:規模の不経済

この点、小さな企業は、意思決定を素早く行えることができるため、効率的に新事業を行っていくことができるのです。

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カーブアウト 
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