棚卸_001
棚卸とは、帳簿に記載されている在庫数量と、実際にある在庫数量の差異を調べるために定期的に行う作業の事を言います。実際に棚卸を行うので実棚とか実地棚卸とか呼ばれることがあります。

棚にある商品などを卸して(下して)数を確認するといったイメージですね。

では、なぜこのようなことが必要なのでしょうか?

「ちゃんと帳簿をつけていれば帳簿上の在庫数量と、実際の在庫数量は合うはずだからいらないよね?」といった声が聞こえてきそうですが、盗難にあったり紛失したり、破損して売り物にならなくなったり、蒸発(!)したりしてしまう事があるため、実際に存在する在庫は帳簿に記録されている数量より少なくなりがちです。

そのため、こういった棚卸を定期的に行う必要があるのです。

但し、全部の商品を棚卸することはとても大変なことです。場合によっては「本日棚卸のため、早めに閉店します」という看板を出してお店を閉めてまで行う必要が出てきてしまいます。

もっとも、このまんがのように何日もお店を閉めてしまうと、お店を開けていたら得られてであろう売上高が機会原価となってしまう為、お店を経営している人は棚卸は素早く終わらせたいと考えています。

そのため、棚卸を支援してくれるサービスを利用したり、循環棚卸といった手法が採られるのです。

■棚卸の種類はいくつかあります

棚卸と一言でいいますが、やりかたはいくつかあります。

まずは「期末棚卸」です。これは、年の終わりにまとめて一気に棚卸しをするものとなります。これはすべての在庫を調べるイメージです。個人では、冷蔵庫の中に入っている食材をすべて調べるようなイメージですね。

ただし、個人の冷蔵庫ならばまだしも、在庫数が膨大な企業は負荷が高く実行するのが難しいのが難点です。

そのため「循環棚卸」といって、一定期間で全体を網羅するような棚卸し方法も採用されています。スーパーで言うならば、青果や精肉、日配、鮮魚等といった部門ごとに棚卸しをしていくようなイメージです。

この方法で棚卸しをすれば、一定期間が経てば全部の部門の棚卸しができますからね。

また、全部棚卸しをしないで「抜取棚卸」といった方法もありえます。これは統計的に処理する方法です。

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