
流動負債とは比較的短期間で支払わなければならない負債のことを言います。すぐに支払わなければならない負債なので、固定的な負債という感じはしないですよね。それなので、流動負債と言います。英語ではcurrent liabilitiesと表記されます。
この流動負債の例としては、買掛金や未払い金があげられます。これらの負債は、少し支払いを待ってもらっているというイメージのモノですので、比較的すぐにお金を支払う必要があるのです。
また、このような流動負債とは逆に、スグには現金を支払わないでよい固定負債といったモノもあります。こちらは、長期的に借りているお金といったイメージです。
さて、この流動負債も一つ一つ「これは流動負債で、これは固定負債」といった風に挙げていくと、きりがないので、流動資産と同じように基準があります。
ルール1
・通常の営業取引から生じる債務は流動負債にします。(正常営業循環基準)
ルール2
・ルール1に当てはまらない債務は決算日の翌日から一年以内に現金を支払うものを流動負債にします。(ワンイヤールール)
このルールを用いて判断しますので、例えば、ルール1に該当すれば、現金を支払うまで何年もかかるモノでも、流動負債となります。
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