企業広告_001
企業広告とは、製品やサービスではなく企業そのもののイメージを訴求するための広告のことを言います。企業のイメージを作るため、企業の経営理念などをわかりやすく表現し、広く知ってもらうといったCI的な活動です。

そして、この企業広告の目的の一つには売上高向上による収益の増大があるのですが、この収益の増大は間接的に達成することになります。

これは、

企業広告→良好な企業イメージ→取扱いしている製品・サービスのイメージ向上→売上高増加

といったような因果関係を狙っているという事ができるためです。

例えば、同じような製品やサービスがあった場合、信頼できるイメージがある企業の製品やサービスを選択しませんか?この質問に「YES」と答える人が多いと考えられるならば、企業広告には価値があるという事ができると思います。

そして、この企業広告では上のような目的があるため、特定の最終消費者のみを狙いにした広告ではなく、すべての人を対象としています。

■企業広告の具体的な手法と事例

企業広告には、テレビCMや新聞広告、駅構内のポスターなどマスメディアを使うものから、WebサイトやSNS、YouTubeなどを活用したデジタル広告までさまざまな方法があります。とにかく見てもらうことが重要なので媒体は特に決まっているわけではありません。

たとえば、大手飲料メーカーが「地球環境への取り組み」や「社員の声」を紹介するCMを流すのも企業広告の一例です。

そのほかには、正月の駅伝番組にひたすら自社の取り組みを流すとか、BtoBのビジネスをやっている企業がイメージアップを図るために流しているようなものが該当します。

また、中小企業であっても、コーポレートサイトに「社長メッセージ」や「ビジョン」を掲載し、名刺や営業資料とあわせて活用することで、企業の信頼感を高めることができます。

身近な例ではお祭りの協賛なども広い意味での企業広告だと言えます。結構地元の人は見ていますので、無理のない範囲で協賛していくとよいでしょう。(地域貢献の意欲はあるとか大上段な捉え方ではなく、地域の仲間として捉えてくれます。)

■企業広告を成功させるポイント

企業広告を効果的にするには、「誰に」「どんな印象を持ってもらいたいか」を明確にし、メッセージを一貫させることが大切です。

単に「良い会社です」とアピールするだけではなく、社会課題への取り組みや独自性を伝えることで、信頼されるブランドへと成長していきます。

また、上でもふれましたが地域の一員であるという訴求も割と効いてきます。

特に商圏が広くないご商売をする場合、「あのパン屋さんって聞いたことがあるよ」といった評判が思わぬ商売に繋がりますので、本当に無理のない範囲で行っていくとよいでしょう。

上の誰にどんな印象をといった整理では、商圏内の消費者などに、地域で頑張っている企業といった印象を持ってもらいたいと言った狙いでしょうか。


身も蓋もない話しですが、消費者は知らない企業のサービスは決して選択をすることができませんので、企業名(お店の名前)が知られているということもとても強力な経営資源となってくるのです。

■FAQ

Q:企業広告と商品広告はどう違うのですか?
A:商品広告は製品やサービスそのものを宣伝(例えばパン屋の例なら「アンパン」)しますが、企業広告は企業全体のイメージや理念(例えば「シマヤパン店の安心ものづくり」)を伝えるための広告です。

Q:中小企業でも企業広告は有効ですか?
A:はい。特に地域密着型の業態では、「あの会社知ってる」と思ってもらうことが、強力な信頼づくりになります。