固定資産とは、土地や建物のように、長期間保有して使用し続けたり、投資を目的として長期間保有し続けるような有価証券のことを言います。英語ではnon-current assetsと表記されます。英語では、流動資産ではない資産というイメージの表記になるのですね。
そして、この固定資産は有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産にさらに細分化されます。
そして、この固定資産は有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産にさらに細分化されます。
以下、具体例を挙げてみたいと思います。
・有形固定資産
有形固定資産は形がある固定資産です。いわゆる固定資産のイメージに一番該当するものだと思います。
具体例:土地や建物、工場、機械
・無形固定資産
無形固定資産は形のない固定資産です。目に見えない固定資産なのでわかりにくいと思いますが、具体例を挙げればイメージしやすくなると思います。
具体例:ソフトウエア、特許権、営業権(のれん)
・投資その他の資産
いわゆる投資のために保有しているような有価証券や債権や、子会社や関係会社の株式が該当します。
具体例:長期貸付金、関係会社株式、投資有価証券
また、この固定資産という考え方は流動資産ではない資産としてとらえる事も可能です。
流動資産になるためには、①正常営業循環の中で現金化される事(正常営業循環基準)、②1年以内に現金化される事が必要です。そして、このような資産ではない資産を考えるのならば、①正常営業循環に該当せず、現金化されるまで、1年より長くかかる資産を考えればいいわけです。
上の具体例は、この基準に当てはめても合致しますよね。
そして、この固定資産は貸借対照表上は次のような位置に表示されます。(流動性配列法の場合)
このように、一口で資産と言っても、流動資産、固定資産、繰延資産(記事:繰延資産、繰延資産(その2))に分類されるのです。
このように、一口で資産と言っても、流動資産、固定資産、繰延資産(記事:繰延資産、繰延資産(その2))に分類されるのです。
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