
コンバージョンレートとは、Webサイトの投資効果を示す指標の一つで、そのサイトを訪問した人のうちどれくらいの割合の人が会員登録や商品の購入を行ったかを示す指標です。(Conversion rate)CVRとも表記されます。
このコンバージョンレート(CVR)を高める事とサイトの訪問者がサイト運営の鍵となります。
- サイトには目的がある
Webサイトはただ単に運営されているわけでなく、一定の目的があって運営されています。その目的は、例えば会員の獲得であったり商品の購入であったりします。
この意味でコンバージョンレート(CVR)は訪問してくれたお客さんがどれだけ目的に沿った行動をしてくれたかの割合であるという事ができます。
サイトの目的がCVRの算出根拠となりますので、問い合わせをしてくれる事を目的においていれば、問い合わせ件数がコンバージョンレートとして測定するべき対象となります。
- コンバージョンレートの計算方法
このコンバージョンレートは【コンバージョン数(目的となる行動をしてくれた数)÷アクセス数(PV)×100%】もしくは、【コンバージョン数÷ユニークユーザ数×100%】で算出します。
例えば10,000人がサイトに訪問して200人がそのサイトの目的となる行動をしてくれた場合のコンバージョンレートは以下のように計算できます。
200÷10,000×100=2%
となります。
もっとも、このコンバージョンレートは一律に○%以上あればいいという判断基準があるわけでないので注意が必要です。
というのは、そのWebサイトの目的が10円の飴を販売するというものであれば、コンバージョンレートは1%では低いかもしれません。(100人訪問して1人が飴を幾つか購入したという意味です。)
しかし、一生涯にわたって顧客になるような生命保険や、車や高級腕時計などを販売しているWebサイトでコンバージョンレートが1%だったら相当高いかもしれません。(100人お客を連れてくれば1人が車を買ってくれる状態ですね)
- コンバージョンレートを高めるために
1.Webサイトが大規模であるならば
コンテンツごとにコンバージョンレートを計算して、コンバージョンレートが高いコンテンツを特定します。
そして、特定したコンテンツの特徴を抽出してコンバージョンレートの低いコンテンツへフィードバックをしていきます。
もし、著しくコンバージョンレートが低く、さらに離脱率も高いコンテンツが特定できたならば、そのコンテンツがサイト全体の足を引っ張っている可能性があるので、廃棄することも検討すべきです。
2.検索流入者の解決したい課題を考える
ある程度サイト運営が軌道に乗ってくると、コンテンツごとにどのような検索キーワードで検索流入がされているかを把握することができるようになります。
このとき、『○○ 購入』『○○ 最安値』などの検索キーワードで流入しているコンテンツがあるならば、そのコンテンツでコンバージョンしないとおかしいコンテンツであるといえます。
なぜならば、○○を買いたい人がそのコンテンツを見ているわけで、そのコンテンツでコンバージョンしていないと言うことは、何か問題があるのです。
逆に言えば、そのようなコンテンツがあれば、そのコンテンツを改善すればコンバージョンレートが高まります。

百発百中で売れるキーワードを見つけたわ。このキーワードでリスティング広告を打てば完璧ね。。このまま行けば、ひよこ御殿を建てて、丸の内にもオフィスが構えられるわ。

どんなキーワードなんですか?

ふふふのふ。「ひよこ 購入 今すぐ 激安」よ。このキーワードで検索する人は、今すぐひよこを安く買いたい人だからね。

で、そのキーワードで何人ぐらい検索するのかしら?

月10人位かしら。でも10人中10人が購入するからコンバージョンレートは100%よ。
- 最終的なコンバージョン数を高めるために
このコンバージョンレートの計算式に最終的なコンバージョン数の向上方法が出ています。
というのは、コンバージョン数は上の計算式から
CV数=アクセス数×コンバージョンレート
で求めることができます。
ということは、
簡単に言い換えると、
アクセス数を増やすか、コンバージョンレートを増やすかすればコンバージョン数は増えます。
野球で例えると、打席数を増やすか、打率を増やせば、ヒット数が増えると言ったイメージですね。
関連用語
PV
UU
キャンペーン記事:経営マンガマラソン
事業を営むのに必要な情報姉妹サイトとして開業や創業、事業経営に大切な情報をコンサル目線でまとめてみました。