
ダンピングとは、国内で販売している通常の価格よりも著しく安い価格を付けて海外で販売することを言います。
普通は安く売ってくれるならば消費者としては大歓迎ですよね?でも、そういったダンピング行為は不当であるとされています。これは、不当に安く販売するという事は公正な競争を妨げるためであると言われています。
例えば、ある企業が某国で100円で売っているモノを、日本向けには50円で販売したとしたらどうでしょうか?同じような商品が隣で半額で売っていたら、半額の方を購入する人は多いと考えられますよね。
もちろん、ダンピング行為を行う企業も慈善事業で日本向けに安く販売しているわけではありません。目的は、安く販売して日本の顧客を獲得する事です。
顧客を奪われるという事は、場合によっては企業の存在が危うくなるわけです。国内の雇用を守るという立場からも、このダンピング行為は国際的に禁止されています。(アンチダンピング)
このまんがでは譜面台を通常の半額程度の値段で日本に輸出している業者があるようです。その結果、国内の業者が苦しんでいると言っています。
通常の競争を行っているのであれば、国内の業者も原価の引き下げなどの方策を採って対抗する事ができるかもしれませんが、不当に安く販売されてしまったら対抗することはできません。
そのため、ダンピング行為は禁止されているのです。
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