パーキンソンの法則_001
パーキンソンの法則とは、イギリスの歴史学者であるパーキンソンが提唱した法則で、仕事の量は与えられた時間全てを満たすまで膨張する等とする法則です。

この法則は、官僚制組織の問題点を指摘して、法則と皮肉の意味を込めて名付けているものです。

例えば、会社の業務システムを改善するプロジェクトがあったとします。通常は1か月で完了できる仕事量にもかかわらず。3か月の期間が与えられたらどうなるでしょうか?

仕事をしている人々は通常、誠実な人々なので、一か月で仕事を終わらせて、あとの2か月は遊んでいるといった事はしないですよね?

この場合、それほど重要ではないような要件を作り出して3か月いっぱいを使って業務システムを改善するというような事が行われます。

このような場合、最も望ましいと考えられるのは、1か月で仕事を終わらせてしまい、後の2か月はほかの仕事を行うといった事ですがこのようなことはあまり行われません。

それなので、結局3か月の期間が与えられたら、仕事の量の方が膨張して3か月すべてを使い切ってしまうのです。

このほかにも、「支出は収入の額まで膨張する」、「役人の数は仕事量と関係なく常に増え続ける」などとする、法則があります。

皮肉の意味を込めた法則ですが、官僚的な組織を想像してみるとどれも発生しそうな事柄ですよね。
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