経済人モデルとは、経済活動を行うにあたり人は完全に合理的な存在であり、自己の利益を最大化するために行動するとしたモデルです。アダムスミス(神の見えざる手で有名ですよね)の提唱したモデルです。
このモデルに従うならば、人は完全に合理的なので同じ財があったら印象などに惑わされずにより安い方を購入します。さらにいくつかの代替案があるような選択を行う際には、すべての代替案について結果を正しく予測し、自己の利得を最大化する行動を採る事ができます。
例えば、この経済人モデルによると、あなたが桃を買いたいと考えたときには、あなたはどこで桃がいくらで売っているかを知っており、必ず一番安いお店で買い物をするというようなモデルです。
もっとも、みなさんもご存じのとおり、そんな風に完全に合理的な人間はほとんど存在しないのです。人間関係やそのお店への信頼感などによって、必ずしも一番安くないと知りながらも購入したり、そもそももっと安く売っていることを知らなかったりします。
その意味ではこの経済人モデルは、非現実的なモデルであるという事ができますね。
しかし、この経済人というモデルは人間の行動を分析しやすくするという効果があるため、いくつもの理論で分析のための前提になっています。
このまんがでは、先生が常に合理的な判断をしたいと願っています。その結果、「経済人モデル」のような人間になることができたようで、同じモノならば一番安く手に入れる方法を合理的に判断できるようになっています。
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満足化基準
経営人モデル
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