パレートの法則_001
パレートの法則は20:80の法則とも呼ばれ価値の80%は20%の要因に存在するという経験則です。もっとも、20対80といった数字自体には意味はあんまりなく、少数の要因が成果の大部分を占めているという事がこの法則の言いたいことです。

これは例えば、顧客の20%が全体の利益の80%をもたらしてくれる、製品の20%が売り上げの80%をもたらしてくれるといった事ですね。このようなことからいわゆる売れ筋商品をしっかり管理するなどという経験則が生まれてきています。

重要なポイントを押さえる事って、なんとなく直感的に理解できますよね。

このパレートの法則は、成果が上がる少数の重要ポイントに注力した方がいいですよという事を教えてくれている言葉です。このことは、ポイントを外した努力では、非常に多くの努力を払ったとしても、得られる効果はほんのわずかであるという事ですね。

もともとは、イタリアの経済学者パレートが個人所得の分布を研究する際に、全体の20%の人々が80%の所得を得ているという関係性に気が付いたことから来ています。

そして、この現象は様々な物事に当てはまると指摘されています。そして、このような経験則を応用した考え方がABC分析です。

このまんがでは、1コマ目に出てくる女子生徒がパレートの法則を応用しています。

男子に送るメールも20%の男子が80%の反応を返すと言っていますし、練習も重要なポイントを押さえて行っているため非常に効率的であるようです。

もっとも、音楽などは大まかにポイントを押さえればよいというモノではなく、効率は悪いが残りの20%の所を追求していくことが大切だと思います。

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