
情報の非対称性とは、取引の当事者間が持っている情報に格差があることを指し示す言葉です。
例えば、中古車を売っている市場では売り手の方は売ろうとする車についていろいろ知っているはずです。これは、事故車であるとか、目に見える傷はないが電気系統の故障が多発しているであったりする情報です。
そして、このような情報を売り手が隠して販売するような事が横行すると、買い手はその市場から撤退するか、不良品をつかまされるリスクを織り込んだ価格しか提示しなくなります。
このような事が発生すると、その市場自体が機能しなくなってしまいますね。そのためこのようなことが起こらないように情報開示を行う事が大切です。
この例のほかにも、情報の非対称性は様々な場面で生じます。
ある投資家がプロの経営者に企業の経営を任せた場合はどうでしょうか?こういった場合、通常は経営者側の方が企業の様々な情報を持っています。そして、
また、これが経営者と投資家との間で情報の非対称性が発生し、投資家を経営者が裏切るケースをエージェンシー問題と言います。
このまんがでは、学食の先生だけが坦々麺定食がすごく辛い事を知っていたようです。これだけ辛い事を知っていたらお客さんは注文しないはずです。しかし、知らなかったから注文したというわけです。
このように、売り手と買い手の間に情報格差があるといった場合が情報の非対称性の典型的なケースです。
このまんがでは、学食の先生だけが坦々麺定食がすごく辛い事を知っていたようです。これだけ辛い事を知っていたらお客さんは注文しないはずです。しかし、知らなかったから注文したというわけです。
このように、売り手と買い手の間に情報格差があるといった場合が情報の非対称性の典型的なケースです。
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