貢献利益は、限界利益ともいい、売上高から変動費を差し引いた利益概念のことを言います。主に管理会計で用いる利益概念です。
この貢献利益という言葉を分解すると「貢献・利益」となります。それでは、何に貢献をする利益なのでしょうか?
教科書的には固定費の回収に貢献する利益であると言われています。といってもわかりにくいですよね。例によって事例を挙げてみたいと思います。
例えば、1個作るために変動費が75円かかる製品があったとします。(1個余計に作ると75円余計にかかると言い換えてもいいです。)そして、この会社は何もしなくても固定費が10,000円かかるとします。
そして、この製品は100円で売れるとします。その場合、この工場は一体いくつ以上売ったら赤字にならないのでしょうか?
この赤字と黒字の分岐点を損益分岐点と言います。そして、この問題は損益分岐点を聞いています。この問題では40,000円の売上高を上げれば固定費がすべて回収できますので答えは400個です。
この問題は貢献利益という考え方がわかるとわかりやすくなります。この例では、製品を一つ売ると25円の貢献利益が得られます。(売上高100円-変動費75円=貢献利益25円)
そこで、この25円の貢献利益で固定費を回収するためにはいくつ売ればいいのかを考えればよいのです。一つ余分に売れば25円の貢献利益となります。今回は10,000円の固定費がかかっているので、10,000円分の貢献利益を得られる数量を計算すればよいのです。
答えは10,000÷25=400ですね。つまり、400個(40,000円)売れば10,000円分の貢献利益が得られるという事です。
このまんがでは最低限どれだけ売らないと利益がでないのかを考えています。あちこち聞いて回っていますが、どれもハッキリとした答えには結びついていないようです。この貢献利益の考え方を使わないで、損益分岐点を求める事は難しいようですね。
最終コマでは貢献利益について調べてみればいいと言われています。言われた通り貢献利益について調べれば、この男子生徒は損益分岐点にたどり着けると思います。
最終コマでは貢献利益について調べてみればいいと言われています。言われた通り貢献利益について調べれば、この男子生徒は損益分岐点にたどり着けると思います。
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わかりやすくて助かった。
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