これは【売上総利益=売上高-売上原価】で算出します。ここで、売上マイナス『売上原価』という計算式で算出することに注意してください。
さて、売上原価は売上高に応じて発生する仕入原価や製造原価の事ですので、売上総利益も売上高に応じて発生する利益であるという事ができます。
これは、商品を仕入れた金額や製品を製造した製造原価とは関係なく、実際に販売された分に対応する売上原価を差し引いた利益であるという事です。
例えば、当期に単価10円で100個商品を仕入れたとします。仕入れに使った金額は1,000円ですね。
そして、当期には単価20円で1個だけ商品が売れたとします。売上高は20円です。
大変です。なんだか大赤字のような気がします。でも当期の売上総利益(売上-売上原価)は売上高20円(20円×1個)-売上原価(10円×1個)=10円です。
あれ、利益出ていますね。では、仕入れたけれども売れ残った99個はどうなったのでしょうか?これは貸借対照表に記載される資産になります。仕入れたけれども、売れ残った商品は在庫として資産になるのです。
このまんがでは売上総利益(粗利益)がマイナスだと先生に怒られたと言っています。でも、男子生徒は昔からの不良在庫を処分したのだと言っています。彼としては怒られるのは心外だったようです。
会計的には仕入れた金額を割って販売すると、売上原価の方が大きくなってしまって粗利がマイナスになってしまうのです。
でも、不良在庫を処分するという事は倉庫代もかからなくなりますし。キャッシュも回収できるしで有意義なことではあるんですけどね。
会計的には仕入れた金額を割って販売すると、売上原価の方が大きくなってしまって粗利がマイナスになってしまうのです。
でも、不良在庫を処分するという事は倉庫代もかからなくなりますし。キャッシュも回収できるしで有意義なことではあるんですけどね。
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