威光価格とは、高品質を強調するために、消費者が「高いものはよいものだ」と感じる効果を狙って設定した高めの価格の事です。簡単に言うと、わざと高く設定した値段の事です。名声価格、プレミアム・プライス、プレステージプライスと呼ばれることもあります。いわゆる心理的価格政策の一つの方法ですね。
良く知らない製品で品質の判断が付きにくいものについては、高いものは品質が良い、安いものは品質はあまりよくないと判断するような心理的な効果があります。これを価格のシグナル効果と言います。
そして、この中で「高い」→「品質が良い」という心理を狙って設定される価格を威光価格と言います。
みなさんは価格が高いからこそ売れていると聞いてどんなふうに感じるでしょうか?
例えば、あなたが宝石や高級腕時計を購入しようとしたとします。あまり頻繁に購入するものでもないですし、宝石や高級腕時計についてあまりよく知らなかったとします。その時、あえて高い方を買おうとする心理はありませんか?
もしそのように感じたのならば、お店が設定した威光価格は効果を発揮しているという事ができます。このような場合、隣のお店で同じような宝石や高級腕時計が投げ売り価格で販売されていたとしても、あえて高い方を買う事があるかもしれません。(安くするとかえって需要が少なくなる場合もあります。)
このまんがでは、先生は普段自分が使わない筆を買ったようです。普段自分が使わないから良し悪しは分からないはずですが、5万円もしたという言葉から、5万円の筆を買ったという事に満足しているようです。
このようにあえて高めの価格を設定する事を威光価格と言います。
このようにあえて高めの価格を設定する事を威光価格と言います。
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