間接金融とは銀行などの金融機関からお金を借りることを言います。この間接金融は外部金融の一つの形となります。
なぜ「間接」と言うかというと、銀行など金融機関は皆さんのお金を集めて運用しています。そのため、企業が銀行からお金を借りるという事は、間接的に皆さんのお金を使うという事になるからです。
例えばあなたが銀行に預けた1万円が、銀行を経由してどこかの会社に貸されたのならば、それは間接金融です。
この間接金融ではもともとの資金は投資家の皆さんが出しています。では、その貸し付けにかかるリスクは誰が負っているでしょうか?銀行がお金を貸し付けている企業が倒産したとしても、みなさんの預金は基本的には保障されますよね。でも、金融機関は貸し倒れという事で損失を受けます。(もっとも、金融機関は多くの場合、事業主の個人保証をつけたり、信用保証の機関を入れたり、担保を取ったりとして損失を回避するようにしているのですが。)
このようなことが発生するのは、金融機関がリスクを負っているのです。そして、金融機関はリスクを負う見返りとして、みなさんに支払う金利と、貸付先からもらう金利の差額を懐に入れています。
このまんがでは右側の男の先生は、銀行にお金を預け、女の先生は銀行からお金を借りて事業の拡大をもくろんでいるようです。このように、あいだに金融機関を介して資金のやり取りをする事を間接金融というのです。
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