
期待理論とはモチベーション理論の一つです。この期待理論によると人は次の3つの要因の積でモチベーションの大きさが決まるとされます。
それは、
1.自分の努力が仕事の成果に結びつく期待
の3つです。それでは一つずつ見ていきましょう。
1.自分の努力が仕事の成果に結びつく期待
2.仕事の成果が個人的な報酬に結びつく期待
3.得た報酬の主観的価値
の3つです。それでは一つずつ見ていきましょう。
1.自分の努力が仕事の成果に結びつく期待
これは、頑張れば頑張った分だけ仕事の成果に結びつくという期待です。頑張っても仕事の成果に結びつかない。頑張っても頑張らなくても得られる仕事の成果は同じだとしたら、やる気がでないですよね。
2.仕事の成果が個人的な報酬に結びつく期待
これは、例えば仕事の成果を上げれば個人的なお給料が上がるとか、ボーナスが増える、昇進の機会に恵まれる、更にやりがいのある仕事に恵まれるといった期待です。仕事で成果を出せば、お給料が上がるとか、やりがいのある仕事を任せてもらえるなどの期待があれば頑張れますよね。
逆に、仕事の成果など出しても出さなくても何ら待遇が変わらないという場合あんまりやる気がでないですよね。
3.得た報酬の主観的価値
例えば、余暇の充実に価値を感じている人にとって、仕事の成果を出すことによって、「責任のある忙しい立場」になるという事は望ましくない結果であると考えられます。
また、責任ある立場を得る事に価値を感じている人にとっては、仕事の成果を出すことによって、「責任のある忙しい立場」になるという事は望ましい結果であると考えられます。
この時、2.の仕事の成果を上げた結果得られる報酬は同じ「責任のある更に忙しい立場」ですが個人の主観的価値によってモチベーションの大きさは変わってきます。
この、余暇の充実に価値を感じている人は、得られる報酬が「プライベートの時間を確保しやすくなる」といった事ならばやる気がでるはずです。
この期待理論の前提として、人は事前に得られる利益を計算し、その大小で行動を変えるとしています。
このまんがでは上の3つの要因を一つずつ挙げています。そのうえで、列記した要因の一つでもゼロになったらモチベーションがゼロになると言っています。
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