分離集団_001
分離集団とはとは準拠集団のうち、ある人にとって拒絶の対象となる集団のことを言います。

例えば、ある人にとって大嫌いな集団があったとします。その大嫌いな集団はその人にとって分離集団に該当します。

この分離集団は同化したくない集団として、拒絶の対象となります。そのため、この分離集団の人々の中である服装が流行していた場合、そのような服装はあえて避けるようになります。

このまんがではある集団が食べ物を無駄にするようなプロモーションを繰り広げていたと言っています。そして、そのような行為はこのまんがに出てくる先生たちにとって、嫌いな行為であると言っています。

そのため、その集団と同じにならないようにしようと言っています。このように拒絶の対象となる集団を分離集団と言います。 

■分離集団が行動に与える影響(逆参照と広告リスク)

消費者は上で言及しているように、分離集団と似たような服装などを避けるようになります。逆参照とも呼ばれ、好意的な準拠集団は模倣の対象ですが、分離集団は逆に拒絶の対象となります。

実際の企業名やブランド名二言及するのは避けますが、一般的な傾向として、例えば、特定のブランドを、特定の集団が愛好しているとします。すると、その特定の集団と同一視されたくないと考える消費者は、特定のブランドを敬遠するといった現象が起こります。

この事は、プロモーションを考える際に重要なヒントになってきます。

例えば、自社の顧客を明確に定義していれば、その顧客が好む人たちを広告塔とするのが良いのはわかると思います。

逆に、自社の顧客が嫌っている人たち(分離集団)を広告塔にしてしまうと、せっかくの自社の顧客が離れてしまうというリスクがあるのです。

なお、わざわざ嫌っている人達のことを表明するのは望ましくないとする傾向が高まっています。そのため、分離集団を広告塔にすることを避けようとして消費者調査を行っても、そういったネガティブな情報は入手しにくかったりするので注意が必要でしょう。