水平統合_001
水平統合とは同業他社同士の統合など、同業での規模の拡大を目指した統合の形態です。これは、モノの生産から消費者への販売までのバリューチェーンの中で、同じ段階の企業(小売なら小売、製造なら製造同士)が統合するという事です。

この水平統合を行えば単純に事業の規模が大きくなりますので規模の経済を追求できます。また、市場での影響力を強めることも可能となります。

この水平統合はM&Aや、系列化、アライアンスなどの方法を用いて実現することが可能となります。

例えば、製造業同士の業務提携で生産拠点を統合することは規模の経済の追及に該当しますし、原材料の仕入れの数量を増やして、仕入れ単価の低下を目指すといった点はファイブフォースモデルでいうところの買い手としての交渉力の強化に該当します。

このまんがでは、水平統合を目指して提携交渉を行っていたようです。結果はどうやらうまくいかなかったようですが、もしうまくいっていればなかなか規模の経済の効果がでて収益性が改善されたかもしれないですね。

■水平統合のメリットとデメリット

水平統合は同じ仕事をしている会社が統合することで市場シェアを拡大したり、規模の経済を確保したり、取引先へ対する価格交渉力を強化することもできます。

このように、水平統合によって売上アップやコスト削減効果などが大きくなるのです。

例えば、ゲームセンターを2つ統合すれば規模が大きくなりゲーム機が増えるためより広域からお客様を集めることができます。また、ゲーム機の仕入れにも取引先への交渉力の強化により有利に働きます。

他方で、このようなシナジーを狙って統合したものの、企業文化の違いや組織の論理で逆にマイナス面が大きくなるケースもあります。

そのため、水平統合を行う場合は、統合した後にどうするかまで考えて計画を立てていく必要があります。

なお、川上や川下を取り込む形で生産から販売、小売まで統合する方法を垂直統合といいます。