タクト方式_001
タクト方式とはすべての工程が一斉に作業に着手して、その工程の製品が完成したのちに一斉に次工程に移動する方式の事です。

これをいくらの軍艦巻きを作るイメージでご説明いたします。例えばあなたがいくらを乗せる工程を担当しているとします。

前工程のキュウリが乗った軍艦があなたの手元までベルトコンベアで運ばれてきます。そしてちょうど手元に運ばれてきた時にそのベルトコンベアは一旦停止します。

この時、製造ライン全体で考えてみるとベルトコンベアは一斉にとまります。そのため、あなたの前工程のキュウリを乗せる工程には、のりを巻いただけの軍艦が、その前工程ののりを巻く工程には丸めたご飯が手元にある状態となります。

そして、それぞれの工程で必要な作業を終えたタイミングでまた、ラインが一斉に動きます。

ちょうど、指揮者がタクトを振って一斉にオーケストラをコントロールするようにラインが動くのでタクト方式と言われています。ちなみにタクトとは指揮棒の事です。

このまんがでは練習をしていますが、なんとなくテンポがあっていないと言っています。全体のテンポが合わないと音楽も、タクト方式を採っている生産活動もうまくいかないのです。

■タクト方式のメリットとデメリット

タクト方式はみんなが同じ店舗で動けることになります。その結果、最小の在庫で効率よく仕事を進めることが可能となります。

これは、特に大量生産で効果を発揮します。

しかし、どこか一つ、どこか一人でも遅れたり早かったりした場合、全体の動きが悪くなります。一連の工程の場合は、どこかテンポの悪い工程があればその工程のスピードが全体の動きを決めてしまいます。

例えば、卵焼きを作る工場があったとします。

1卵を割る工程
2出汁と混ぜる工程
3焼く工程
4包装する工程

の4工程があり、すべてが同じ速さで動けば効率の良い向上だと言えると思います。

ただい、例えば2のだしを混ぜる工程だけ極端に遅ければ、

1割った卵が溜まりますし、

3の焼く工程は出汁と混ざったものがやってこないから動かない時間が多く発生します。

このようにタクト方式は全体の動きを揃える必要があるのですね。

関連用語
静止作業式コンベア方式
サイクルタイム