広域型商店街_広域型商店街をテーマにした漫画
広域型商店街とは鉄道やバス網が発達した交通量の多いところにあり、その商圏内の広域地域に住んでいる人が最寄品ではない何かを買い物をする際に訪れる商店街です。取扱商品は買回品を中心に取り扱っています。商圏地域型商店街よりもさらに広域となります。

商圏の人口は大体20万人以上となり、商圏の半径は30キロに及ぶと言われています。中小企業庁が実施している商店街実態報告によるとこの広域型商店街を「百貨店、量販店等を含む大型店があり、最寄品より買回り品が多い商店街」と定義しています。

『中小企業庁の令和3年度商店街実態調査報告書』によれば、本調査に回答した商店街のうち226件が「広域型商店街」に該当すると自己申告しており、これらの平均店舗数は87.8店でした。ただし、この分類は各商店街の自己認識に基づくものであり、商圏人口や商圏半径などの客観的な基準を必ずしも満たしているとは限らないことに注意が必要です。

広域型商店街では、日常的に消費される最寄品ではなく、家具・家電・衣料品といった買回品や、百貨店でのギフト購入、専門店での特別な買い物などが中心となります。(もちろん地元に住んでいる人は日用品を買うので、最寄品のお店がないという意味ではないです。)

このような品揃の商店街であるため、週末やイベント時に人が集中する傾向があります。

また、鉄道やバスターミナルが隣接しているケースも多く、交通の便が非常に良いため、公共交通機関を使って遠方からでも訪れやすい立地となっています。

近年では大型駐車場を併設して車での来訪にも対応している商店街もあります。

■広域型商店街のイメージ

イメージとしては、各都道府県の県庁所在地中心街にある商店街があげられると思います。こういった商店街は、その県に住んでいる人を広域から集めることが可能となります。

何か特別なお買い物をしようとしたときに遠くても訪問するイメージの商店街となります。例えば、北関東では宇都宮や前橋、水戸等の中心商店街がこの広域型商店街のイメージになると思います。

また、こういった商店街の核店舗は百貨店等が該当してくると言われています。

■広域型商店街と地域型商店街の違い

広域型商店街ほど遠方から人を集めることができない地域型商店街との大きな違いは、来街者の範囲と目的です。

地域型は「日常の買い物」に対応するのに対し、広域型は「目的をもって訪れる買い物」に対応しています。商圏の人口も地域型が数万人規模であるのに対し、広域型では20万人以上に達することが一般的です。

このような違いから、広域型商店街は自治体や商工会議所などが主導するイベントや、観光客向けの施策とも親和性が高いのが特徴です。

とにかく広域から人がたくさん集まれば、イベントもやりがいがあるというものです。どんなに小規模なイベントであっても固定費的に一定の地域の資源を注ぎ込む必要があるため何処でイベントをするかを選べるならば、なるべく多くの人が集まる場所でイベントをするのが合理的ですので。

■まんがの内容と広域型商店街

このまんがでは県庁所在地の商店街へクラブ活動で使う什器を買いに行こうと言っています。皆さんは食品販売で使う什器などを地元の商店街で見たことがありますか?

ほとんどの買い物客が買わないような商品のお店をやるのはとても難しいですよね。

この意味で、広域型商店街と呼ばれるほど商圏が広ければ特別な商品でも売れる可能性が出てくるのです。この種の商品は近隣で競合店がなかなか現れないので、手堅い商売ということも可能です。(なので、広域型商店街で売っている特別な用途の商品販売への新規参入はほとんど不可能に近いですが)

皆さんの身近にある広域型商店街はどこですか?

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