製品別レイアウト(フローショップ)とは、製品ごとに専用ラインを設けて、原料投入から製品の完成まで(検査終了まで)を直線的に流していくレイアウトです。製品に着目したレイアウトという事ができます。
例えば、ポテトチップスなどを作っている食品工場でジャガイモや調味料を投入したらそのジャガイモがどんどん加工されていき、最終的な製品になるようなイメージとなります。
この製品別レイアウトをモノの流れという観点から比較してみると、固定型レイアウトとは異なり、モノは工場内を動き回りますが、機能別レイアウトとは異なり、モノの動く経路は製品ごとに基本的に固定されています。
この製品別レイアウトを採るメリットは次の通りです。
工程間の距離が短くなるように(連続して作業できるように)配置されているため、運搬が少なくなる。
生産時間を短縮することが可能となり、仕掛品が少なくなる。
工程管理が簡単にできる。
逆に製品別レイアウトを採るデメリットは次の通りです。
製造ラインごとに同種の装置を持つことがあるため、装置の台数が増える。
生産の変動に対応しにくい。
一部の装置の故障によってライン全体が停止することがある。
このまんがではスイートポテトを大量に作ろうとして、専用ラインを設けて対応しようとしているようです。上手くいけば、2コマ目で指摘されているように、効率良く沢山の製造が可能となります。
しかし、3コマ目で製造ラインの一部が止まってしまい、結果としてライン全体が停止するという事態が生じてしまいました。
しかし、3コマ目で製造ラインの一部が止まってしまい、結果としてライン全体が停止するという事態が生じてしまいました。
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