機能別レイアウト(ジョブショップ)とは、機能が似ている設備をなるべく近くに配置するレイアウトです。機能群に着目したレイアウトという事ができます。
例えば、食品工場などで素材を洗う機能群が固まったところ、素材を切る機能群が固まったところ、素材を焼く機能群が固まったところ、素材を茹でる機能群が固まったところを作るようなイメージとなります。
そして、素材はその機能群の中を製造するものによって選択して進んでいくようなイメージとなります。例えば、茹でる必要がある食品は茹でるところを通って製品となりますし、焼く必要がある食品は焼くところを通り製品となります。
このように、素材は工場の中を動き回ることとなります。
この機能別レイアウトは、製品ごとに専用のラインを設けなくても良いため、多品種少量生産に向いているレイアウトです。
この機能別レイアウトを採るメリットは次の通りです。
生産計画の変化に対応しやすい
仕様変更に対応しやすい。
機械や設備の稼働率向上が見込め、従業員が自分の担当する機能群に熟練しやすくなる。
逆に機能別レイアウトを採るデメリットは次の通りです。
加工経路が複雑となる。
生産期間が長くなり、工程間の仕掛品が増加する。
管理が複雑となる。
このまんがでは沢山の種類のお菓子を製造するために、機能別レイアウトを採用しているようです。その結果、沢山の種類のお菓子を製造することができ、そのうえ、食材の加工にも習熟できたと言っています。
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