ハフの確率モデル(ハフモデル)とは商圏の測定方法の一つで、消費者がいくつか選択可能な商業施設の中からある特定の商業施設を選択して買い物する確率を求めたものです。
基本的な考え方はライリーの法則と同じですが、都市を単位として考えるのではなく商業施設を単位として考えています。
大きな商業施設街の方が買い物に行く魅力が大きく(いろいろ売ってそうですよね)、また距離は近い方に(近くで済むならその方がいいですよね)行く傾向が高いとしています。
計算式は下のようになっています。
それでは、数値例を考えてみたいと思います。
ここではパラメータの値が決定しないと計算例を占めることができないため、λ=2とした修正ハフモデルを用いて計算例を示したいと考えています。
A施設は400平方メートル、B施設は50平方メートル、C地域からA施設まで2Km、B施設まで1Kmとします。その場合にC地域に住んでいる消費者がA施設に来店する確率を求めます。
③で計算結果を示していますが、PijすなわちA施設に来店する確率は3分の1であると言っています。逆に、B施設には3分の2の確率で来店すると計算することができます。
このまんがでは2コマ目でどこのお店に行こうかを考えています。そして、この来店の確率を計算するモデルがハフの確率モデルなのです。
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