ライリーの法則(小売吸引力の法則・第1公式)とは商圏の測定方法の一つで、二つの都市はその中間にある地域や都市の購買力をどれだけ吸引するかを示したものです。簡単に言うと、2つの都市の間に住んでいる人がある商品をほしいと思った時にどっちの都市に買いに行くかを考えたものです。
この法則は、2つの都市の間の地域からは「2つの都市の人口に比例して購買力を吸引し、2つの都市との距離の2乗に反比例する」としています。
このことは大きな街の方が買い物に行く魅力が大きく(いろいろ売ってそうですよね)、また距離は近い方が(近くで済むならその方がいいですよね)より購買力を吸引できるとしたものです。端的に言うと「消費者は大きい街に行くし、近い街に行くけど、近いということの方がより重要な要素です」ということです。
計算式は下のようになっています。
それでは、数値例を考えてみたいと思います。
A都市に10万人、B都市に5万人住んでおり、その地域からA都市まで15Km、B都市まで30Kmとします。また、その地域は900万円の購買力を持っているとします。
そうすると下のようになります。
④で計算結果を示していますが、BaすなわちA都市で使う金額はBbすなわちB都市で使う金額の8倍であると言っています。
このことからこの地域の900万円の購買力はA都市で800万円、B都市で100万円使われると計算することができます。
このまんがでは校庭にいる生徒が学食と売店どちらでお金を使うかを考えようとしています。その考える方法としてライリーの法則を用いているみたいです。
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