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3Sとは標準化(Standardization)、単純化(Simplification)、専門化(Speciakization)の頭文字をとったもので業務の改善のための考え方の一つです。

以前ご紹介した5Sの「清潔」と「しつけ」をとって3Sとすることもあるのですが(たぶんこちらの使い方の方がメジャーです)、今回はこちらの3Sをご紹介します。

「標準化」とは、繰り返し行う業務を標準化し、それに基づいた管理を行うことです。ひとたび標準化されていれば、標準の手順に従うことにより誰がやっても同じ効果を導き出せるという効果があります。

「単純化」とは、業務の複雑さを排除して単純にすることです。この単純化という視点はECRSの原則でも出てくる視点です。単純化して言うと『シンプルにやりましょう』ということです。

「専門化」とは、特定の機能に特化させることです。ある機能に特化して業務を行えば習熟するのも早くなりますし、専門的なノウハウの蓄積が容易になるという効果があります。

このまんがでは男の子が一人で仕事をしています。その原因は3コマ目で指摘されているように、お弁当の補充作業が、どうやら標準化されておらず複雑やりかたをしているようで、誰も手伝えないという事らしいです。

4コマ目で3Sの考え方を使って改善しなさいと言っています。おそらく、複雑さを排除した標準補充手順を作成してみんなで作業をできるようにするといった改善がなされるのでしょう。どうやら男の子が専門化するとの考え方で専門補充要因に任命される可能性が高そうですが。

■3Sの考え方で職場を改善する

3Sの考え方は様々な事柄に活用できます。例えば、標準化すれば誰がやっても同じ結果を出すことができます。

学校などの組織においても掃除を標準化すれば誰でも同じように綺麗にできるようになります。単純化すれば、行事のための準備をすぐに行うことができます。専門化すれば学校で数学を教えるのが得意な先生が数学を教えてくれるようになります。

このように、3Sを推進することで、誰でも同じ品質で行動できるようする仕組みを作っていくことができます。

標準化をすれば、属人化を防げます。単純化すれば、無駄な工程を減らすことができます。また、専門化すれば素早く業務に熟練することが可能となります。

このように、生産性の向上と従業員の負担軽減を両立することができる考え方なのです。

■実際の考え方

例えば、チェーン店系の飲食店では調理マニュアルが決まっていて(標準化)誰が調理しても一定の味を出せるようになっています。

また、食材の発注などは発注フォームが統一されていて(単純化)簡単に発注できるようになっています。

また、ホールの従業員や調理担当などに分業されており(専門化)素早く業務に習熟できるようになっています。

このように、3Sの考え方にしっかりと取り組むことは、事業をより良くすることにつながるのです。