IEとはIndustrial Engineeringの頭文字を取った言葉で、インダストリアルエンジニアリングとカタカナで書かれることもある言葉です。コンピュータ屋さんの業界ではインターネットエクスプローラの略ですが、製造業ではインダストリアルエンジニアリングです。
さて、このIEですがカタカナから日本語に訳すと生産工学といったかなり硬めの言葉になります。そのまま訳した感じですが、日本語の響きとしてはかなり硬い感じですよね。
というのも、ごく最近になって導入された概念ではなくかなり前に導入された考え方だからです。昔は外来語の概念が入ってきたとしてもちゃんと日本語訳を付けて紹介していたのですね。(最近では、横着をしているのか、日本語に訳しても正確な意味が伝わらないといった事を恐れてか、外来語のまま使われるケースが多いですが…)
さて、このIEは日本語訳すると、工学と付いています。しかし何も製造現場のみを対象とした考え方ではなく、人、モノ、カネ、情報を効率的に活用し、品質納期コストのいわゆるQCDを高いレベルに持っていこうというものです。
そしてその為に、作業者の動作を分析したり、工程自体が最適であるかについて分析したり、ラインの編成効率について考えてみたりします。
そして、このような実際に現場で発生している事を調査していくことにより、ムリやムダ、ムラを省いて効率化していこうと考えるのです。