まんがで気軽に経済用語

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2014年03月

店舗管理
2014年3月28日

フェイシング | 売場の顔を上手く作って売り上げ増を目指しましょう

フェイシング
フェイシングとは、各商品ごとに陳列する位置と陳列する数などを決定する事を言います。

お客様にとって買い物のしやすい売り場を構築する事は、売上を作っていく為に非常に大切なことです。そして、買い物をしやすい売り場を構築するためには、お客様に商品をどのように見せるか?言い換えると商品の顔(フェース)をどのように見せていくかを考えていく事がとても大切です。

例えば、商品が陳列されているゴンドラ内でバラバラに乱雑に陳列されているお店だとなんだか買い物しにくいですよね?また、誰も手に取らないような魅力の薄い商品が大きな場所を占めていて、魅力的な商品が少ししか置いていなかったらお店自体の魅力も下がってしまいますよね?(こういった魅力の薄い商品を死筋商品と言います。)

これに対して、しっかりと売れ筋の魅力的な商品を計画的に陳列されているようなお店は、お店自体の魅力も向上してくると思います。

このように、どのように陳列していくかを考えていくことを、商品の顔をどのように並べるかに例えて、フェイシングと呼ぶのです。

フェイシングが適切に行われていれば、お客様にとって買い物しやすい売り場を構築することができるので、売り上げの向上も見込めますし、在庫がなかったことによる機会ロスや過剰在庫による廃棄ロスも防ぐことができます。

関連用語
情報
2014年3月25日

ナレッジマネジメント | 蓄積された知識を管理・活用して業績を上げるのです

ナレッジマネジメント
ナレッジマネジメントとは組織が持つ知識や情報などの知(ナレッジ)を活用して、組織のパフォーマンスを向上させようとする管理手法の事を言います。英語ではknowledge managementと表記されます。

さて、このナレッジマネジメントを直訳すると知識の管理といった感じの言葉です。読者の皆様にとっては、知識が重要なのは当たり前なのかもしれませんが、はたして知識が重要であると考えている組織ばかりでしょうか?

例えば、組織の文化によっては「ワザワザ知識の管理なんて言っていないで一件でも多く顧客を回ってこい」といった風に知識を軽んじているような発言も聞かれるかもしれませんよね。

また「その業務って○○って方法でやればとても効率がいいよ?」「エッ、知らなかった。なんでもっと早く行ってくれなかったの?」とか、「営業のコツがあるんだけど、競争があるから同僚には黙っておこうっと…」といった感じのやり取りってありそうですよね。

どうでしょうか、こういった『知識を共有しないし管理もしない』といった考え方の組織って残念ながら存在していそうですよね。でも、そういう知識を軽んじる考え方ではなく、もう少し上手くやれる方法もありそうですよね。
  • 言葉で表現できない知識も管理する
さて、ここで知識の管理と言っていますが、マニュアルなどの目に見える形に言語化された形式知だけではなく、ノウハウや職人技といった上手く言葉で表現できない暗黙知もしっかりと管理していく必要があります。

「大切なものは目に見えないもの」といったお話ではないですが、目に見えなく言語化されていない暗黙知もしっかりと管理し組織内で共有できるようにしていけば、組織の生産性も向上しそうですよね。

「あの仕事は山崎さんが休暇を取っているから全然進まないよ…」といった状況ではなく、「担当の山崎さんが休みだけど、文章化されている手順を見て鈴木さんが対応するよ」といった状況の組織の方が生産性が高そうですからね。

関連用語
CKO
経営
2014年3月19日

株主代表訴訟 | 株主が経営者を訴えて経営責任を追及できます

株主代表訴訟
株主代表訴訟とは、取締役が会社に損害を与えたような場合、株主が会社に代わって取締役の責任を追及するために起こす損害賠償請求の事を言います。

例えばあなたが持っている財産の大きな部分を投資していた会社があったとします。そして、その会社の経営陣が明らかに変な経営判断を行って会社に大きな損害が出たとします。

このような場合、あなたはどう考えるでしょうか?「株式投資にリスクはつきものさ」といった風に損失が出ても仕方ないと考えられるでしょうか?「訴えてやる」なんて言いたくなりますよね。
  • いきなり訴えられません
と、訴えたいなと考えても物事には順番があります。まず、役員さんを訴えるべきなのは監査役となります。監査役は会社を代表して取締役を訴えるという事です。このように監査役にはちゃんと経営陣の不正や判断ミスを正すことができる権限が与えられているんですね。

でも、「監査役っていたって役員が連れてきた人だし、そんな訴えるなんて期待できないよ…」と嘆く声も聞こえてきそうです。その場合は、株主は監査役に対して不正や判断ミスを行って会社に損害を与えた取締役を訴えるように請求することができます。

そしてその請求した後60日を経過しても監査役が訴えなかった場合、いよいよ直接株主が取締役を訴えることができるのです。
  • 訴えたらどうなるの?
「よし取締役を訴えて、自分が被った損害をそのまま補填させるぞ!」と考える人もいるかもしれませんが、訴えられた取締役が全面的に損害を賠償する事になっても株主個人には賠償されません。あくまで、会社に対して損害の賠償を行うというわけです。

関連用語
組織論
2014年3月18日

CFO | 財務関係の責任者という非常に偉い肩書です

CFO_001
CFOとは(英語:chief financial officer)の頭文字をとった言葉で、そのまま訳すと最高財務責任者のことを言います。

イメージとしては、会社の財務関係の事柄を取り仕切る役職といった感じで、一般的に日本企業のの経理部長よりも職務は広範にわたり、責任も権限も強いものとなります。

単に部門の長というだけではなく、経営側の人間として企業の意思決定に直接かかわっていくといった役職です。

具体的には、企業外部の利害関係者(ステークホルダー)に財政状況と経営成績を知らせる財務会計のみならず、企業の管理会計として予算管理や原価管理、保険、また企業ファイナンス領域も一手に引き受けるといった感じです。

経営資源の四大要素である「人もの金情報」の金を司るというイメージです。まさに経営陣の一翼をになっている役職となります。


hiyoko
私はこのお店のお金を司ってる金庫。今度 CFO って名乗らせてもらおうかしら。

onnanoko_bustup
ふふふのふ、他にお金を司ってるだけではCFOは名乗れないわ。CFOを名乗るには私の右腕として企業価値を高めるための様々な方法を一緒に考えてもらうことになるのよ。

hiyoko
かぎられたお金という経営資源を使って、どうやって経営していくかを考えないといけないのよね。


■CFOは責任が大きいです

そしてこの業務の広範さや責任の重さからから、経営全般を取り仕切るCEOに次ぐ重責を担っていると一般的にされています。

最高財務責任者ですのでステークホルダーに対してのアカウンタビリティも司っています。

そして金という非常に重要な経営資源を司るため、単なる金庫番ではなく経営戦略の策定・実行なども任務となっています。

投資家が重視するROE などを向上させるような責任も負っておりますので、 限られた金という資源を利用してどうやって企業価値を向上させていくかという視点を持つ必要があるのです 。

その意味で単なる経理部長ではないのです。

■法的な地位ではありません 

さて、日本企業でもこのCFOという肩書を付ける場合がありますが、この役職は取締役のように法律で決まっている役職ではありません。

またこの CFOを務めるために、特別な資格などは必要ありません。CFOというと、なんとなく公認会計士やMBAホルダーのようなイメージがありますが別に公認会計士さんやMBAホルダーでなくても CFOの地位につくことは可能です。

解説で出てきた用語・関連用語
組織論
2014年3月14日

CKO | 最高知識責任者が会社のノウハウを必要な権限を持って司ります

CKO_001
CKOとはチーフナレッジオフィサー(英語:Chief knowledge officer)の頭文字をとった言葉で、そのまま訳すと、最高知識責任者の事を言います。

財務を取り仕切るCFOとか経営を取り仕切るCEOなどは有名ですが、このCKOも自社の知識を取り仕切るといった非常に重要な役割を持っています。

何と言っても役職名にknowledge:ナレッジ(知識)という言葉がついているくらいですから、知識の最高責任者であるというわけです。

ナレッジマネジメントなどに取り組んでいる企業の場合は、このCKOがとても重要な枠割りを果たします。

■知識は活用しないと意味をなさない


さて、どうしてこのような自社内の知識を取り仕切るような役職が必要なのでしょうか?それは、自社内の知識を上手く活用することによって生産性が上がるからです。

例えば、「ノウハウは勝手にたまるもので別に意識して活用しなくても大丈夫だよ」とか、「工夫とかどうでもいいから、電話帳の『あ』から順番に電話をかけて営業をしろ!」といったちょっとガッカリするような事を言われたらどうでしょうか?なんだか生産性が上がらなさそうですよね?

でも、「このノウハウは別の部署でも有用だから、自社内で展開しよう」とか、「電話帳で電話をかけるにしても、電話をかける時間帯は午前中の方が良いよ」といった風にノウハウを上手く共有できたらどうでしょうか?こちらの方がなんだか良さそうですよね。

そして、このような自社に蓄積された知識を活用するための責任者をCKOというのです。

■ナレッジマネジメントの責任者

とはいえ、良さそうというだけではノウハウの有効活用はできません。やはり誰かが責任者となって音頭を取って対応しないと上手くいきません。

そのため、責任者を任命して対応しようというのが、このCKOとなります。

また、CKOとは社内の各部署を調整して、まとめる必要があるためある程度の権限がないと務まりません。

何の権限も持っていない人がかけ声をかけても、「確かにいいことですね。でも今は忙しいので後で検討しましょう。」などと言われてしまうのが関の山です。

また、場合によっては自社内の部門間で短期的な利害が対立している場合もあり得ます。カニバリゼーションを起こしていて、自社内で競合しているといった場合です。

この場合、部署間の利害を権限がある人が調整しないといけません。通常、自分の部署が不利になるような意思決定をする人はいませんので、全体最適を考える人が必要なのです。

そして、そのような事をする人として最高知識責任者といった役職を設けて対応しようというのがこのCKOなのです。

なお、CKOは取締役などのように制度として決まっている役職ではありません。一般的に役員クラスのかなり偉い人がその地位に就くのですが、必ずしもそうとは決まっていないので注意が必要です。

onnanoko_bustup
さー、今週得たノウハウを共有しましょう。まずは猫君から

neko
お客様へ、もう一品売れるように関連商品も用意しておきます。客単価が上がればお客様の数が同じでも売上が増えますから。

hiyoko
倉庫の棚に印をつけておいて、整理しやすくするといいと思うわ。

onnanoko_bustup
じゃあ、お店のマニュアルに反映させておいてねー。責任者は忙しいわ。

neko_akire
「私はCKOよ。」なんて言い出してノウハウの共有を始めたけど、ポーズだけ何だよな。同じノウハウの説明を4回もしているのに気がついていないんだもん…

■知識の創造と普及もお仕事です

また、有益なノウハウを生み出すようにするために知識の創造を促す事もCKOのお仕事です。

有益なノウハウを生み出したらインセンティブを与える(金銭的なインセンティブかもしれませんし、名誉かもしれません)などと言ったことを行っていく必要があるのです。

また、組織内に蓄積されている暗黙知を形式知にして広く使えるようにするといった事もCKOの役割です。
情報
2014年3月12日

テキストマイニング | テキストの山から有益な情報を掘り出すのです

テキストマイニング
テキストマイニングとは、文章や文字データを対象としたデータマイニングのことを言います。英語ではtext miningと表記します。

企業が業務を実施しているとどんどん文章がたまっていきます。

例えば、営業の人は営業日報を作成しますし、問い合わせを受ければその内容を記録していきます。顧客からアンケートを採ればそのアンケートの結果も蓄積されていきますし、アンケートのように定型化していなくても、お客様の声といったモノを集めればそれも蓄積されていきます。

また、企業外でも、ユーザが自社の製品についての口コミを共有したりと様々な文章(テキスト)が日々作り出されていきます。

でも、こういった情報を活用しようとしても、様式がバラバラで書いてある内容もバラバラ、更に膨大な量があるとするとなかなか難しいですよね。

例えば、膨大な量の営業日報と、文体も内容もバラバラなお客様の声を組み合わせて有益な気づきを得る事はちょっと人間業だと難しそうです。
  • コンピュータの力でテキストの鉱山を採掘する
このように、人力ではなかなか難しい事なのですがITの力を借りれば、膨大なデータの中にある関連性を探し出すことができます。(参考:データマイニング

このような事を、テキストデータが蓄積されている山をITの力で採掘する(マイニング)というイメージからテキストマイニングと言います。
経済学
2014年3月11日

価格の下方硬直性 | 値段が下がらないという供給側にとってはうれしい現象があります

価格の下方硬直性
価格の下方硬直性とは、市場で形成される価格が需給を反映せずに下がりにくくなるという現象を指す言葉です。

自由に競争している市場で、財が特に差別化されていないような場合であれば、価格は需要と供給によって決定されていきます。これは、みんなが欲しがっているけど、供給が足りないものの価格は上がり、需要と比較して供給が多いようなモノの価格は下がるという分かりやすい決定方法です。

そして、このような価格決定のメカニズムが資源の効率的な配分を実現するとされています。いわゆる『神の見えざる手』というやつですね。

逆に言うと、自社の作っている商品やサービスが「どこのモノを購入しても同じ」という状態になってしまうと、需要と供給のみで価格が決定する世界で戦う事となり、企業としては苦しくなってしまいます。

これを避けるために、企業は必死になって差別化できるような製品やサービスを作り出しているのです。自社しか供給できないようなモノであれば、価格競争をする必要がありませんからね。(このように差別化要素がなくなってしまうような事をコモディティ化と言います。)
  • あまり変わらないけど価格が下がらない場合もあります
でも、世の中には差別化の有無にかかわらず価格がなかなか下がらないようなモノが存在します。どう考えても供給は十分で、どこの供給元のモノを使っても同じようなモノなのに、価格がいつまでも下がらないといったケースです。

例えば、携帯電話の通信料などは、価格がほとんど下がらないですよね?でも、A社もD社もS社もそのほかの会社であっても、携帯電話に必要な通信という機能面では、ほとんど遜色ないと思います。

つまりどこの会社を選んでも極端に差がないハズなのです。それなのに、価格が下がっていきませんよね?

このように、供給元が数社という限られた状況では、価格は必ずしも需要と供給によって決定しません。このような現象を価格の下方硬直性と呼ぶのです。
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