エコマークとは、環境にやさしい(負荷が少なかったり環境改善につながる)ような商品を示すマークのことを言います。
そしてここで言う『環境にやさしい』とは、単に製品自体の環境負荷だけでなく、生産される段階から、使用され、最終的に廃棄されるまでを含めての環境負荷の事を考えるのです。
例えば、製品自体は非常に環境負荷の少ないような素晴らしい製品であったとしても、製造に莫大な資源を使うような製品では『環境にやさしい』とは言えないですよね?
また、生産する際も、使用する際も環境負荷が低かったとしても、廃棄した際に周辺環境に致命的なダメージを与えるような製品も『環境にやさしい』とはいえませんよね?
このように、製品のライフサイクル(生産から廃棄まで)全体を通じて環境にやさしい製品を消費者が選びやすくしましょうという発想がエコマークなのです。
このまんがのように、オーガニックだからと言って、地球の反対側の原生林を破壊した農場で、地域原産でない作物を育て、ワザワザ運んでくるような商品は、なんとなくエコとは言えませんよね?
そのため、「製品のライフサイクル全体を見ましょう」 という発想が生まれてきたんですね。