まんがで気軽に経済用語

「知らないから動けない」をなくしたい。 中小企業診断士が、現場視点で経営用語をまんがでわかりやすく解説しています。 読むことで、生産性が上がり、心に余裕が生まれ、社会全体がちょっと良くなる。そんな循環を目指しています。

2013年05月

経営
2013年5月31日

連鎖倒産

連鎖倒産_001
連鎖倒産とは、取引先などが倒産することによって資金の回収が滞り、資金ショートを起こして倒産することを言います。

何処かの企業が倒産することによって、ドミノ倒しのように連鎖的に倒産する事から連鎖倒産というのです。

例えばA社がB社に100万円を貸していたとします。また、A社はC社から50万円を借りていたとします。

そして、C社への返済はB社から現金を回収した後のタイミングであったため、特に資金を用意せず、「B社から回収したお金でC社へ支払えばいいや。」と考えていたとします。

この時、B社が急に倒産して100万円が回収できなくなったらどうなるでしょうか?

何もしなければA社は資金ショートを起こして、たとえ黒字であったとしても倒産してしまいます。(参考:黒字倒産

この様な事を連鎖倒産というのです。

■連鎖倒産を防ぐための工夫

中小企業診断士としてはまず第一選択肢としては経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)を満額つみたてておくことを推奨します。

いざというときに積立金の10倍まで借り入れを行うことができますし、一定期間かけてから解約すれば掛け金が全額戻ってきます。

このように、まずは経営セーフティ共済(倒産防止共済と通称されます)を満額になるまでつみたてておくことが有効な対策です。

それと同時に、与信管理を徹底することも重要です。とくに回収が危うくなってきた場合、早期の債権回収や債権の量を調整するなど機動的に動くことが重要です。

また、取引先を十分に分散し、売掛金の回収リスクを特定の事業者に集中させないことも重要です。

■明日からできる対策

とはいえ、与信管理の仕組みを作るのは大変かもしれません。そのため、すぐにできて効果的な対策を一つお伝えします。

それは、発行した請求書の支払期日をしっかりと管理し、入金が一日でも遅れたら必ず取引先へ電話連絡などをすることです。

多少うるさいと言われても「お金のことですからきっちりしておきたいのです」と言っておけばよく、ちゃんとしている事業者だと、真っ当な取引先からは却って信頼につながったりします。

なにより、借金を支払う順番は「うるさい順」にと相場が決まっていますので、あなたの事業もうるさい先にならないといけないのです。
経営
2013年5月31日

貸し渋り

貸し渋り_001
貸し渋りとは、金融機関の都合で企業に対する融資を控えたり新たな条件を付けることを言います。金融機関側の都合ですので、個別企業の財務内容がかわらなくとも、新規とか追加の貸し出しを渋るという事になります。言葉通り、貸し出しを渋るという現象ですね。

この貸し渋りは、お金を貸さないというだけではなく、貸すけれども厳しい条件を付けるといった事が行われる事があります。

例えば、従来よりも金利を高くする、担保を追加で要求する、連帯保証人の要求などを行うといった事ですね。

さて、どうして貸し渋りといった現象が起こるのでしょうか?経営マンガの中の人は貸し渋りという言葉を聞くたびに「金融機関はお金を貸すのが商売なのに変だよね?」という素朴な疑問を感じたものです。
  • リスクを回避したい
この貸し渋りは、リスクを回避したいという金融機関側の思惑から来ているのです。

例えば、景気が減速していけば、好況時と比較して、融資したお金が不良債権となる可能性が高まってきます。

その為、リスクを避けるためにそもそもの貸し出しを減らすとか、何か問題が生じた時に備えて、担保を取っておくとか連帯保証人を付けるといった発想になります。

もちろん、金融機関の経営判断として、そういったことを行うのはある程度仕方ないと思われますし、適正な業務であると考えられます。

しかし、過剰に貸し渋りを行うと社会全体として資金を必要としている企業にお金が回らなくなりますし、貸し渋りが景気の減速を助長してさらに貸し渋りを招くといった悪循環になる可能性もあります。

関連用語
貸しはがし
経済学
2013年5月30日

内需

内需_001
内需とは国内で発生する需要のことを言います。国内需要を略した言葉です。

内需は国内の民間部門(個人の消費、住宅投資、在庫投資など)で発生する需要+政府部門(政府部門の消費、公共投資など)で発生する需要で構成されています。

国内で発生した需要という言葉のイメージ通りですね。

さて、内需のほかに外需という言葉も存在しています。こちらは海外の需要といった意味です。

そして、みなさまもよく耳にすると思うGDPという言葉は、この内需と外需の合計になります。(わが国のGDPの構成では内需の方が外需よりも非常に大きくなっています。)

■内需拡大策とは

内需を拡大すると言った話をよく聞くかも知れません。この内需拡大は、国内でのお金をより多く動かすと言った意味合いになります。

例えば、蕎麦屋さんで外食したり、PCや家電、スマートフォンを新しくしたりするのも内需になります。そして、この内需が増えれば、お店や工場などの売上が増えていき、働く人のお給料も増えやすくなるのです。

■内需拡大と政策

この内需拡大を政策的に考えましょうというのがマクロ経済政策になります。典型的には公共投資(いわゆる公共事業ですね)の増大や、減税などでの可処分所得増加を図り、需要を刺激することががあげられます。

そして、これらは乗数効果を通じて(100円の公共投資が、公共事業を担う業者の仕入れなど二つながり数倍の効果を上げること)総需要の押上に寄与するのです。

■内需拡大と企業活動

企業は新製品の開発等によって消費意欲を喚起し、その需要に答えるために生産能力の増強を図って生きます。これらの動きもすべて何重にもカウントされて内需が拡大していきます。このように、日々の企業活動が内需としてカウントされていくのですね。

ただ、国内企業(特にサービス業や小売業)は内需に依存する度合いが高いとされています(お客様が国内の人ですからそりゃそうですよね)。そのため、不景気で内需が減れば業績も強く悪化する圧力を受けます。

そのため、内需拡大策が政策として打ち出されれば、こういった内需に関連する企業は強く業績面でプラスの影響を受けてくるのです。

■だったら際限なく内需拡大をすればいいのでは?

と、ここまでのご説明からは「内需拡大は良いことだよね。だったら際限なく内需拡大策を政策として取るべきなのでは?」と考えるかも知れません。

しかし、内需拡大が行き過ぎて需要釣果になるとインフレ圧力が高まってしまいます。内需が拡大して、みんなが少ない量のモノを欲しがったら、モノの値段が上がりますよね。その結果インフレを発生させてしまうことがあるのです。

そして、インフレ率が高まりすぎると今度は逆に購買力の低下をもたらし(お金の価値が下がるわけですから、持っているお金で買えるものが減っていくのです)、内需に悪影響を与えてしまうのです。

これらのことから、やり過ぎは良くないため、政府の基本的な役割としては物価を安定させ緩やかに経済を成長させることなのです。

関連用語
経済学
2013年5月30日

内需関連株

内需関連株_001
内需関連株とは、株式の中で(しばしば市場で取引されている株式の中で)内需に事業の重心を置いているような株式の事を言います。

そして、事業の重心を内需に置いているわけですから、内需の増減に株価の上下が比較的強く連動すると考えられている株式となります。

イメージとしては、建設業や不動産業、百貨店などの小売業、鉄道会社、電力会社といった、国内の景気が良くなれば、活況になると考えられる業種です。

さて、(政府部門の需要も含む)『内需』関連株なので、公共投資の増加も、内需関連株の価格が上昇する材料となります。

また、円高も、輸入価格が下がり、輸入を行う企業の業績が向上すると考えられる事から内需関連株の材料になりえます。(もっとも、中長期的に輸出企業の業績を悪化させて、国内の景気を冷やすとも考えられることから一概には言えませんが。)

この逆に、外需に業績が大きく左右されるような株式を外需関連株と言います。

■内需関連株のメリットとデメリット

内需関連株への投資を考えてみます。内需関連株は国内需要に収益基盤を置くので為替変動などの影響を直接的には受けにくいというメリットがあります。(とはいえ、円安は業績を押し下げる方向に作用しますが)

例えば、鉄道会社や小売業などは基本的に国内だけでお金を回していますので、海外の景気の影響をそれほど受けずに手堅くキャッシュを生み出してくれます。

他方で、内需依存度が高いため、景気が悪化したら総崩れになる可能性も高くなります。いわば同じ池で魚を釣っている状態ですから、その池が枯れ始めれば当然のように悪影響を受けるのです。

また、財政政策や金融政策の影響も比較的大きく受けますので、その意味で政治リスクも取る銘柄であると言うことができます。

店舗管理
2013年5月30日

トレーサビリティ

トレーサビリティ_001
トレーサビリティとは、食料品などが流通していく過程で、「この食材がどこから来てどこへ行くのか」を追跡できるような仕組みのことを言います。英語ではtraceabilityと表記され、和訳は「追跡可能性」となります。

追跡可能性という言葉がこの用語の意味を端的に示していますが、食材をどこから来てどこへ行くのか、追跡できるようにしておくという意味合いですね。

『どこから来て』とは、どこで作られた食材で、『どこへ行くのか?』とは消費されたり廃棄されるまで追跡するという意味です。

このように、最初から最後までどのように扱われるのかを追跡しましょうという言葉です。
  • 何故追跡するの?
さて、なぜワザワザ食材がどこから来てどこへ行くのかを追跡する必要があるのでしょうか?

これは、遺伝子組み換え技術で生み出された食品や狂牛病の発生など、食の安全というキーワードが脚光を浴びて、「お店に並んでるものなんだから安心じゃないの?」と思えなくなった人が増えたためです。

もちろん、トレーサビリティを確保するためにはコストがかかります。

そのため、「トレーサビリティなんてコストがかかって大変だ…」と捉えることもできます。

逆に、「食の安全に関心を持つ消費者が増えたこの機会に、トレーサビリティを確保して消費者に訴求しよう」と捉える事もできます。

同じ外部環境の変化であっても、捉え方によっては機会であり、脅威にもなりうるのですね。

関連用語
2次元バーコード
店舗管理
2013年5月29日

先入れ先出し陳列

先入れ先出し陳列_001
先入れ先出し陳列とは、その名の通り、先に仕入れた商品(古い商品)から先に売れるように陳列を行う事です。

会計でいう所の先入先出法はこの陳列方法が意図しているように、先に仕入れた商品から先に売れていくと仮定した考え方なのです。

さて、「先に仕入れた商品から売れていくように陳列するってどうするの?」といった疑問が出てくるかと思います。

これは具体的に、以下の図のように行います。
先入れ先出し陳列
どうでしょう?簡単に言うと、顧客の手に取りやすいところに先に仕入れた商品を置くといった方法です。(新しい商品を後ろから補充することによって実現します。)

そうすると、売り場全体で、古いものから売れていきますので、廃棄ロスが削減できるのです。

■先入れ先出し陳列のメリットと課題

先入れ先出し陳列は古い商品から先に売るように促すことができるというのがメリットです。特に、品質を保持できる期間が短いような商品の場合、廃棄ロスの削減に直結します。

生鮮品や日配品などでは売り場においている在庫をほぼ当日に売り切る必要があるため、ドンドン前に出していき売っていく必要があるのです。

なお、このような先入れ先出し陳列はとても良さそうですが、作業の手間はかなりかかります。売り場を従業員が見回っておく必要がありますし、実際の作業の手間もかかります。

また、顧客が商品陳列の後ろの方から取るといった行動をするケースも有り、そのような場合は古い在庫がなかなか減らないといった問題も存在します。

そのため、結局は需要予測の精緻化を図り、余計な商品を仕入れすぎないことが重要だったりします。



店舗管理
2013年5月29日

クリンリネス | お店をきれいにしておくと言うことがどうして基本なのかを説明します

クリンリネス_001

クリンリネスとは、店舗などを清掃することを表す言葉です。

どんなに素敵なお店であっても、清掃が行き届いていなくて薄汚れていたらなんとなく魅力がありませんよね。(清掃が行き届いていないお店は、そもそも素敵なんかじゃないと言われそうですが。)

逆に、清掃が行き届いて、清潔な印象のあるお店はなんとなく好印象になると思います。

■クリンリネスには経営上の効果があります


■1.お客様を呼べます

例えば、不潔な感じのするパン屋さんと、清掃の行き届いたパン屋さんどっちで買い物をしたいでしょうか。

不潔なお店の方が利便性があるとか、安いとか、おいしいといったそのほかの魅力がないと選びませんよね?

逆にいえば清潔にしておくと言うことはそれ自体が一つの魅力となります。

このように考えていただければクリンリネスの大切さが理解いただけると思います。

■2.仕事がはかどります

クリンリネスは対お客様の業務だけでしょうか。「クリンリネスはお客様向けに大切な業務だよね。逆に言えば、お客様のための業務だよね。」と思われている方もいるかもしれません。

しかし、クリンリネスの大切さはそれだけにとどまりません。

例えば、常にお店を綺麗にしておけば、作業の邪魔になったり、お客様にとって危険なモノは表に出ていない状態となります。

また、「あの道具どこに仕舞った?」みたいなロスも少なくなると考えられます。

■3.販売ロスや廃棄ロスを防げます

また、商品が整然と並んでいれば、補充業務も早くなって機会ロスを防止できると考えられます。

売り場が空いていたら目立ちますし、目立てば補充作業をもれなくする事ができます。

また逆に、商品が多すぎて廃棄ロスが発生しそうな場合も早め早めの対応を行う事ができます。

閉店時間が近くなってきているのに、大量に在庫がある事が目で見てわかれば、値引きをするなどの方法をとるはずですから。

onnanoko_bustup
お店をきれいにしておきなさいって昔教わったのよね。

hiyoko
なので、いつもお店の掃除をしているんですね。

onnanoko_bustup
そうよ。クリンリネスはお店の運営の基本よ。これは別に精神論じゃなくって、お客様も来店しやすくなるし仕事もしやすくなるし、商品のロスが減るしでいいことばっかりなの。


■クリンリネスの要素

しっかりと掃除することは大切ですが、クリンリネスの要素を考えて対応すると効果的に実施することができます。

乾かして、輝かして、整理する、整頓するといった感じです。

■1.乾かす

まず、しっかりと乾燥させておくことが大切です。机でも何でも、湿っていたら気分が良くないですし、雑菌が繁殖したりして不潔です。また、床が滑ってお客様が転んだりしたら本当に大変なことになります。

そのため、しっかりと乾燥させておくことが重要です。

■2.輝かす

光り輝くぐらい磨き込むイメージです。もちろん、これは心構えですが埃が積もっているようなことのないようにしましょう。

■3.整理する

いらないモノは捨てしまいましょう。いらないモノを管理する手間は目に見えませんが、莫大な手間がかかっています。

例えば、掃除用具入れに使わないホウキが入っていて、それを毎日よけて掃除道具を取り出しているとします。

うっかりすると倒れかかってくるので、片手で押さえて掃除用具を取って、掃除後にしまうため清掃のたびに1分余計にかかっているとします。

毎日3回清掃しているので1日3分、1ヶ月で90分、1年で1,080分の無駄が発生しているとして、時給1000円の人が働いていたら、邪魔なホウキ1本が18,000円の無駄を生んでいます。

粗利が30%の小売業の場合、これだけで年間6万円分の売上を失っていることになっています。

■4.整頓する

モノを捨ててからしっかりと整頓していきます。捨てる前に並べても効果は薄いので、この順番はとても大事ですよ。

このように、単なる清掃ではありますが、徹底して行う事には非常に大きな意味があるのです。

マーケティング
2013年5月28日

プロシューマー

プロシューマー_001
プロシューマーとは、製品開発を自ら行う消費者といった意味です。英語ではprosumerと表記されます。

このプロシューマーとは、商品の知識が豊富で、常に合理的な消費行動を取る、経済学でいう所の経済人のようなプロのコンシューマー(消費者)というわけではありません。

プロデューサー(生産者)+コンシューマー(消費者)を組み合わせた言葉なのです。

さて、生産者+消費者とは、どういった事でしょうか?

通常、消費者は生産者が提供した製品を単に消費するといった行動を取ります。

しかし、プロシューマーは、既存の製品だけに満足せず、自分で製品作り出す事を目指して製品開発を行ったり、既存のメーカーに生産してもらうように働きかけるといった行動を取るのです。

■プロシューマはどんな活動をするの

プロシューマはゲームやファッション、食品などの様々な業界で活動します。例えば、ゲームのMODなどこんな事できたらいいなと思って作ったものです。そのような声が公式に逆輸入されたりするのを見たことがありますよね。

また、学生が考えたレシピなんて言うのもよく使われます。学生さんが考えたレシピを商品化して売ると言ったことも多く行われています。

また、いろいろなトレンドがSNSなどを通じて生まれていたりします。その意味で、今はプロシューマの活動は容易になっているということも可能です。

■プロシューマと諸活動

企業との関係は上記の様に、プロシューマーを巻き込んで商品開発などを行うといった動きが出ています。

これは、SNSなどで自分の考えが広げやすくなったのみならず、クラウドファウンディング等のデジタル環境がプロシューマーの活動をしやすく後押ししている面があるためです。

ただし、プロシューマーの考えた商品は低コストで市場ニーズを把握することができるかも知れませんが、どうやって製造するかの視点がかけていたり、各種知的財産権の概念が欠けていたりと、リスクもそれなりにあります。

そのため、ユーザーの声だからと鵜呑みにせず、しっかりと自社の開発という文脈で取り組んでいくことが求められるのです。

情報
2013年5月28日

トラフィックビジネス

トラフィックビジネス_001
トラフィックビジネスとは、大量のトラフィックを集めてWebサイトを収益化するといったビジネスモデルのことを言います。

大量にアクセスを集めれば、そのうちの一定の割合は広告をクリックするであろうという発想の確率論的なビジネスモデルです。

■トラフィックビジネスの収益モデル

もちろん、単純に、アクセス数の内の数%(しばしば0.数%となりますが)が広告をクリックすることは十分に想定できますので、クリック保証型の広告であればある程度の収益は見込めます。
インプレッション保証型であっても、そもそものアクセス数が多いので収益化できる事は同様です。)

ただ、本当に大量のトラフィックを集める必要があるため、膨大な労力を投入して真剣に取り組む必要があります。

■トラフィックビジネスの注意点と対策

トラフィックビジネスはGoogleなどの検索エンジンやSNSからの流入に依存しやすいため、検索順位の変動(アルゴリズムアップデート)によるPVの低下や、広告主の都合での広告単価下落などで打撃を受けやすいといった問題もあります。

とくにWebサイトを運営していると検索順位の変動には悩まされると思います。そのうち、グーグルさんしか知らない正解を明確なフィードバックのないまま探り続けるゲームをやっているような気分にすらなってくると思います。

そのため、以下のような対策も必要となります

  • 検索エンジンだけでなくSNSなどの多様な流入源を持つ。一昔前には相互RSSによる送客などありとあらゆる手で流入源の多様化を図る必要があります。

  • サイト全体の滞在時間や回遊率を高めて評価を安定させる

  • 広告収益だけに頼らず、サブスクや物販などの補完手段も検討する

このように、トラフィックビジネスの問題の根本的な部分は、走り続ける事が要求されるため、中小・小規模事業者が自社サイトを構築して取り組むためには非常に大変だというところです。

これが大手企業になれば、いわゆるポータルサイトやニュースサイトを運営することができるため、一定程度の仕組みでトラフィックを集めることができるようになってくるのです。

■トラフィックビジネスに向いているサイトの類型

トラフィックビジネスは、「とにかく人が集まる、PVを集めるサイト」であれば収益が上がる傾向があります。具体的には、次のようなサイトが該当します。

  • ニュース系まとめサイト

  • エンタメ系(芸能・トレンド・YouTuberなど)

  • 漫画・アニメ・ゲームの紹介サイト

  • 無料ツール系・診断系サイト

これらはPVが集まりやすく、ユーザーが広く浅く訪れる構造を持つため、広告モデルとの相性が良いのです。


ただ、上で指摘した通り、まとめサイトや紹介サイトはとにかく鮮度が命になりますので毎日膨大な労力を投入する必要があります。

他方で、あまり参入障壁を構築できるような業態ではないため、検索エンジンのアルゴリズムだけでなく、常に競合の参入の脅威にさらされるという脆弱な面もあったりするのです。

■単価は最初から作りこんだアフィサイトなどに軍配が上がる

このトラフィックビジネスは積極的に特定の商品を販売する紹介するわけではありませんので、商品を紹介するために作りこんだアフィリエイトサイトやドロップシッピングサイトと比較してPVあたりの収益性はあまり高くありません。


これらの特定商材に狙いすましたサイトと比較して、PVに収益が依存するというビジネスモデルであるのがトラフィックビジネスです。

そのため、広告単価などには影響力があまり及ばないため、サイト運営者はとにかくPVを集める施策に力を注ぐことがトラフィックビジネスを成功させるための方法となります。

組織論
2013年5月28日

エルダー制度

エルダー制度_001
エルダー制度とは、先輩社員が後輩(しばしば新入社員)を一対一で面倒を見ていくような制度のことを言います。

日本語に直すと、先輩制度といった感じの言葉なので、何とも体育会系のイメージとなります。しかし、別に先輩がいるのは体育会系の世界だけではないですし、いつでも相談できるような先輩がいるのは教育訓練といった視点からも有益なものです。

このエルダー制度を指導を受ける側から見るならば、会社に入って、会社内の状況がよく分からない時に、先輩が、一対一でOJTを施してくれ、また会社に蓄積された暗黙知を伝えてくれます。

また、先輩が組織に溶け込みやすくなるように配慮してくれれば、人間関係が苦手であったとしても、不安感少なく仕事をすることができます。

逆に、指導する側にとっても、新人を責任を持って指導するというプロセスを通じて、自分の持っている知識や経験を客観視できるようになる。また、指導経験を積むことによって管理職になるための経験を積んでいくといった効果も期待できます。

■エルダー制度の目的と課題

エルダー制度は新入社員の定着率向上と早期の戦力化を目的とされます。学校で言えばこのマンガのように先輩が新入生の世話をしてくれるイメージですね。

わからないことが有れば、すぐに相談できますし、先輩の側も指導経験を積むことができるというとても良い制度です。

しかし、先輩の側にも負担が大きく、うまく運用できず「形骸化した」制度となってしまうと、その弊害が目立ちかねません。

エルダーは単なる「お世話係」ではなく、会社の暗黙知や組織風土を伝えるという重要な役割があります。そのため、制度の意図を評価制度や研修制度と連動させることが大切になります。

関連用語
メンター制度
組織論
2013年5月27日

自己啓発

自己啓発_001
自己啓発とは、企業側の押しつけではなく、従業員自らが意図してスキルの習得や、様々な能力開発、資格の取得を行う事を言います。

自分自身を啓発するといったイメージの言葉です。

例えば、「会社で知的財産系の業務が増えそうだから、先回りして知的財産系の法律とか、実務を学ぶ講座を受けよう!」といったイメージです。あくまで、自らの意思で行っているので、自己啓発なのですね。

逆に、「会社で知的財産系の業務が増えそうだから、会社の命令で知的財産系の法律とか、実務を学ぶ講座を受けてきたよ…」というのは、会社の命令なので自己啓発ではありません。

この場合は通常の研修に近くoff-JTといったモノですね。

関連用語
OJT

■どうして企業は自己啓発を評価するの?

自己啓発は上で上げた通り、本人の自主的な学びです。そのため、企業側も「成長意欲のある人材」として評価することができるのです。

とくにIT業界などの変化の速い業界では、自ら学び続けられるかどうかが将来的な活躍を左右すると考えられています。

というか、働く人が学び続けるのは八百屋さんが野菜を仕入れるのと同じで、働いて価値を提供し続けるための仕入れです。

その仕入れを適切に行う人を評価するのは当たり前ですし、もっと言ってしまえば勝手に売り物を仕入れてくれる人材は企業にとって使い勝手がいいのです。(使い勝手と言っても、企業も個人もWinWinになっているはずです。個人の観点からすれば、イザとなったら企業を見限るという選択肢を常に留保できるわけですから。)

■どんな自己啓発があるの?

上で挙げたような内容の他に、自己啓発としてよく取り組まれているものを列記してみます。
・簿記
・TOEICなどの語学
・情報処理技術者試験などの資格取得
・読書・eラーニングなどによる学習

などです。よく聞くThe自己啓発と言った感じですよね。

特に資格やスコアが残る系のものはモチベーションも保ちやすいので好まれがちですし、2025年現在では、厚生労働省の教育訓練給付制度といった制度を利用して専門学校代の一部補助を受けられたりするので好まれます。

とはいえ、自己啓発の本質は『自己』啓発ですから、業務に直接関係なくても、自分の将来のためになるという意識で行われます。また、実際に自分の将来のためになります。

ただし、会社側が「自己啓発でやっておいて当然」という空気を作ってしまうと、それは強制的な自己啓発になりかねません。

特に変な制度設計を行い、事実上の業務命令みたいな「会社の〇〇の仕事には〇〇の資格が必須なので自分で取得すること」制度にしてしまうと、自己啓発に費やした時間に賃金が発生させる必要があるのではないかと言った論点が生じるので注意が必要です。

財務・会計
2013年5月27日

オペレーティングリース

オペレーティングリース_001
オペレーティングリースとは、借り手と貸し手が合意した期間で、貸し手の資産を貸し出すといった事を言います。

簡単に言うと、お金を払ってモノを借りてくる契約といった感じですね。そして、支払うお金の中に、モノの維持費が含まれているといった感じです。 

さて、オペレーティングリースの場合は、自分で資産を購入する場合と比較して、低コストで資産を利用することができます。

というのは、オペレーティングリースの対象となる資産には、一般的には中古市場が存在しており、中古市場でのモノの処分まで考慮した価格設定で資産を貸し出すことができるからです。

また、資産を借りているという位置づけになるため、会計上、資産に計上しなくてもいいといった特徴もあります。

■オペレーティングリースのメリットとデメリット

リース契約は本質的には借りる契約になります。そのため、初期投資を抑えて設備を利用することができます。また、会計上オフバランス(『バランス』シート:貸借対照表に『オフ』(載せないで良い)なのでオフバランスといいます)できるという利点もあります。

そのため、資産効率が高まります。(100万円の資産で1000万円の売上を上げるのと、1000万円の資産で1000万円の売上を上げるのでは資産の効率が変わってきます。)

ただ、このリースは本質的には借りているだけですから、リース会社も儲ける必要があります。そのため一般的には自社で購入するよりも総支払額は高くなりますし、契約内容によっては途中解約も難しくなります。

更に、自分の持ち物でないため、改造をして使い勝手をよくすると言ったこともご法度です。

関連用語
組織論
2013年5月26日

雇用の流動化

雇用の流動化_001
雇用の流動化とは、企業等の従業員が終身雇用といった形で固定的にずっと雇われているような状況ではなく、転職などが容易になってどんどん他社に移れるようになる状態の事を言います。
雇用の流動化というと、このように、企業等の従業員が望みさえすれば自由に移りやすくなる環境の事なのです。

但し、どうもこの雇用の流動化という言葉は、会社側の都合で従業員を解雇しやすくするという事を意図して議論されている節があります。

それなので、従業員側も雇用の流動化というキーワードに拒否反応を示す人が多いように感じられます。(残念ながら安易に推進すれば、拒否反応を示す人の危惧が現実になってしまうように思えます。)
  • 雇用の流動化を目指すためには
本来の意味の雇用の流動化を目指すならば、現状よりも手厚くしなければならない部分もあるでしょう。

例えば、現在は一般的に、終身雇用を前提として賃金カーブを作るため、若年層の賃金が低く抑えてられています。(ずっと勤めるから、今は安い賃金でも我慢して、後で報いてもらうという発想ですね。)
 
賃金カーブと付加価値
【図表:終身雇用における賃金カーブと労働者が生み出す付加価値(イメージ)】

しかし、終身雇用でないならば、上の賃金カーブは途中で途切れるのが前提となる為、労働者が企業に提供した付加価値についてはスグに受け取れないと不公平です。

逆に、中高年齢層の労働者が企業に提供する付加価値では、現在の賃金水準が維持できなくなるかもしれません。(終身雇用の場合では、上の図のように、その人が若い頃に受け取っていた賃金以上の付加価値を提供していたため正当化されます。)

その場合には、賃金を引き下げて良いのかといった問題が出てきます。

そうして賃金を引き下げたり、解雇したりした場合、中高年齢層の人たちの生活が破たんしないようにしなければなりません。

というのは、この年齢層の人たちは、家庭に費用(子供の教育費や親の介護などの費用)がかかる年代ですので、よりお金を必要としているといった現実があるためです。(わが国は、教育費や介護費の費用を社会で負担するのではなく、個人が負担するべきといった発想で社会を設計していますからね。)

また、企業が雇いたがる人材がより即戦力志向になると考えられるため、若年層を中心として実務に即した教育訓練を提供する制度を用意するといったコストを社会が負担する必要も出てきます。

このように、雇用の流動化を目指したいなら、終身雇用を前提として設計されている社会についても考える必要があるはずです。
  •  雇用が流動化している
と、ここまででみてきたように雇用の流動化の度合いは近年どんどん加速しています。景気が若干あったまってくれば、従業員の側が転職する為にこの言葉を使うでしょうし、逆に景気が悪くなって来れば、企業側が従業員を解雇しやすくするための方便として、雇用の流動化といったキーワードが用いられることになると思われます。

と、社会問題を論じる事も大切ですが、社会問題に対する議論は基本的に力を持ちえない(つまり今この記事を読んでいるあなたにとって役に立たない)といった面があります。
  • 転職希望者側向け
そこで、雇われている人の側で役立つ転職サービスを幾つかピックアップしてみました。これらの転職サービスは、もし今後雇用が流動化する事に備えようと考えているのならば力になれるはずです。

というのは、忙しい本人に代わって転職エージェントがアポとりや転職希望先企業との折衝等の活動をしてくれますし、(現職の都合でなかなか休めなくとも、転職希望先企業と日程の調整をしてくれます)、本人の希望を聞きながらある程度客観的なアドバイスもくれます。

このように、転職サービスは、雇用の流動化といった環境面の脅威(終身雇用を志向している人には明確な脅威です)をチャンスに変える手助け(雇用の流動化が進展すれば転職がしやすくなる傾向が出てきます。)をしてくれます。

IT屋さんだったら、様々な転職情報を紹介してくれるサイトなどに登録してみることをお勧めします。情報源は多い方が良いですし、自分の代わりに活動してくれる外部リソースであると割り切って利用すると良いと思います。

また、今は転職を考えていない人であっても、登録しておくと「自分の価値を高めるためにどんな仕事の仕方をするべきなのかな。」といった方向に意識が向きますので、登録しておくと良いですよ。
  • 企業向け(特に規模の大きくない中小零細向け)
と、雇用の流動化についてを話題にすると、有能な従業員がどんどん出て行ってしまうといった印象を持たれる社長さんがいます。

しかし、逆に考えれば他社で経験を積んだ有能な従業員を雇用するチャンスでもあるわけです。そこで、求人側もこういったサービスを活用すると良いでしょう。
財務・会計
2013年5月26日

ファイナンスリース

ファイナンスリース_001
ファイナンスリースとは、借り手側(リースを受ける側)が選択した資産を、貸し手側(リース会社)が購入し、借り手側に貸し付けるといった取引のことを言います。

イメージとしては、リース会社に、自社が使いたい資産を代わりに買ってもらって、それを借りるといった感じです。

例えば、タコ焼きの移動販売業に参入したい人がいたとします。しかし、タコ焼き器を搭載する車両は非常に高額でなかなか自分で購入することはできなかったケースを考えてみたいと思います。

このとき、知り合いの業者にタコ焼き器を搭載する車両を買ってもらい、それを貸してもらうといった契約を結ぶことを考えたとします。

その際に、知り合いの業者は「君の言うとおりの契約を結ぶのはいいけど、次の条件に従ってね。」と以下のような条件を付けたとします。
  • 提示された条件
まず、車両を実際に使うのはタコ焼きの移動販売業を行う人ですから、その車両にかかる費用はすべて負担する事とします(固定資産税や車両を購入するに当たって発生した金利、保険料などを全部負担する)。

更に、途中で車両を返されても困ってしまう為、途中での契約解除はできないようにする。

また、車両を実際に使うのはタコ焼きの移動販売業を行う人なので車両のメンテナンスもその人が行い、車両に問題があったとした場合の責任もその人が負う事とする。

(車両を使う事によって発生するメリットもコストなどのデメリットもすべて借りてに帰属する。)
  • 実質的には融資を受けて自分で買っている?
どうでしょうか?このような契約は実質的には、自分でお金を借りてきて資産を購入したと言えませんか?

その為、実際には資産をお金を借りてきて購入したといった会計処理を行わなければならないのです。

このような条件でリース契約をむすんだ場合には、ファイナンスリース契約という特別な名前がついているのです。

■ファイナンス・リースとオペレーティング・リースの違い

さて、この説明のようにファイナンス・リースはほとんど購入と同じような取引になります。中途解約ができず、借り手(自分)が保守や資産管理、保険料負担まで行います。

また、会計上も使用権資産とリース負債を計上します。

この意味で、ファイナンスリース契約の本質はお金を借りてくる金融なのです。

これに対してオペレーティング・リースは、レンタルに近い感じになります。リース会社が機会を選んで貸してくれますし、途中で返すこともできますし、修理も貸し手側がしてくれます。

■補足:オペレーティング・リースとレンタルの違い

中長期の場合はオペレーティング・リース、ごく短期の場合はレンタルと言った感じです。

長期間使用する重機やコピー機なんかをオペレーティング・リースとして借り、ごく短期に使うイベント用機材なんかはレンタルすると言ったイメージですね。

関連用語
オペレーティングリース
経営
2013年5月26日

点検商法

点検商法_001
点検商法とは、悪徳商法の一種であり、点検を実施するとの口実で消費者に接近し、不安感を煽って不要な契約をむすばせるといった手口の事を言います。

不安をあおって不要な契約を不当にむすばせる不当な営業方法といったイメージですね。(不って字が沢山出てきましたね。読者の皆様の事業においては、このような営業の方法は絶対に不採用としてくださいね。)

さて、イマイチイメージがしにくいと思いますので、どんな感じの営業方法なのかを書いていきます。
  • 「点検します!」とやってきた
「こんにちは、○○商会です。床下の無料点検にお伺いしました。」「床下は定期的に点検しないと、湿気がこもったりシロアリが出たり大変なんですよ?え、代金ですか?もちろん無料で点検しますよ。」

(無料という言葉に、思わず同意してしまう住人)

「それでは、床下に入ってみますね…」(おもむろに懐からシロアリと木くずの入った瓶を取りだして、それを撒く)

「あれ、大変ですよ!?ほら、こんなにシロアリが発生しています!」

(不安になる住人)

「ちょうどよかった、今ならキャンペーン中でお安くシロアリ駆除をやっています。」「ついでに、床下も湿っているようですから、乾燥剤もサービスで撒きますよ…」

こんな業者の口車に乗ってしまうと、不必要な床下乾燥剤で床下は『カラッカラ』ですし、財布も『すっからかん』になってしまいます。

この記事を読まれた方が、消費者の立場ならば、クーリングオフといった言葉は是非覚えておいてください。
マーケティング
2013年5月25日

均一小売制(ワンプライスショップ)

均一小売制_001
均一小売制とは、主に最寄品の販売を行う小売業で採られる価格政策で、一種類ないし数種類の価格で販売をするというものです。ワンプライスショップともいいます。

例えば、100円均一のお店とか、1,000円均一のお店とかがこの均一小売性(ワンプライスショップ)に該当します。最近では3coinsといった300円均一もあったりします。

このようなお店は消費者にとっては分かりやすいし、一定の価格であるという安心感があります。

逆に小売店の側にとっては、細かく値段を付ける手間が省けますし、値段を均一に設定する事によって需要を喚起する事もできます。

■どうやって利益を上げているの?

さて、この均一小売制(ワンプライスショップ)は均一価格を採っているわけですが、すべての商品で同一の粗利益を確保しているのでしょうか?

逆に言うとお店で売っている、カップめんも、飲み物も、収納用品も掃除用品もすべて同じ原価率で仕入れているのでしょうか?

実は、そんなことはなく、例えば飲み物で大きく利幅を確保し、収納用品はほとんど儲かっていないといった事が起こり得るのです。

それでも、全体として一定の水準の利幅を確保しようという発想の小売業なのですね。

■均一小売制の歴史と海外事例

素朴な疑問ですが、100円ショップはいつからあるの?と思ったことはありませんか。なんとなく、昔からあったと思うかもしれませんが、均一小売制(ワンプライスショップ)は1980年代にダイソーが、1990年代にキャンドゥ、セリアなどが台頭してきたように比較的新しい業態です。

この他にも、100円均一での商売というのはスーパーの催事でされていたりしました。

また、海外でも米国の「Dollar Tree」などの1ドルショップなんというのもあります。これらの均一価格の小売業は、低価格帯の購買層をターゲットに市場を拡大しています。

値段が一緒だと「安心して買える」と思えますので、ある程度世界共通なんですね。そのため、日本の100円ショップが海外進出を果たした事例も存在しています。

■均一小売制(ワンプライスショップ)と消費者心理(なぜ人気が続くのか?)

ではなぜ、「全部同じ値段」だと安心してお買い物ができるのでしょうか?

ついつい「全部100円!」と言われると、安心してたくさん買ってしまいますよね。これは消費者のアンカリング効果(一定の価格が基準として意識される)や単純化によって比較検討する心理的なコスト削減を利用した考え方です。

価格の比較検討が不要となり「買いやすさ」が心理的バリアを下げるため、平均購買点数が増える傾向にあります。

例えば、お値段を見て冷静になり、「ほしいけど無理に買わなくってもいいか」と思ったことがありませんか?でも均一小売制の場合は、値段を見なくても例えば、100円とわかっているので、冷静になる機会が無いのというところがポイントです。

また「お得感」や「宝探し感覚」も購買動機を刺激します。たとえばお祭りのくじ引きでも実際にはあんまりいいものが当たらないかもしれませんが、「全部同じ値段」なので、ワクワク感のほうがハズレを引いた損した気持ちを克服できたりしますよね。

このように100円ショップでも「なにかいいものがあるかも」とか「ハズレってあんまりないかも」といった気持ちが働き、結果として思ったより多くの商品を買ってしまう心理があるのです。

■デジタル時代の均一小売制

近年ではデジタル技術を活用して効率的かつ効果的な管理を行うことが均一小売制のお店でも行われています。

大手の100円ショップではECサイトとの連携を深めるオムニチャネル化を進めていますし、AI等を活用した売上データ分析を通じて、商品の選定なども行われています。

こうしたデータ活用によって品揃えも最適化されてきており、単に安いだけでなく、データに基づいたマーケティングが行われているのですね。

店舗管理
2013年5月25日

訪問販売

訪問販売_001
訪問販売とは、セールスパーソンが消費者の自宅や職場を訪問して、商品やサービスを販売するといった小売業の形態のことを言います。無店舗販売の一種です。

この訪問販売とは、「お客さんを待つのではなく、自分からお客さんのところに出向けばいい」といった発想ですね。

訪問販売を実施する側からすれば、セールスパーソンが出向くことができるため、店舗を構える事と比較して、非常に広い範囲のお客様を相手にできます。

また、店舗を構える事と比較して非常に低コストで販売活動を行う事ができます。

このように、非常に優れた特性を持った販売形態ですが、他方では消費者からマイナスの印象を持たれることもあります。

例えば、「業者が押しかけてきて、言葉巧みに不要な物を売りつけていった」といった印象を持たれるという感じです。(みなさまの訪問販売に対する印象はどうでしょうか?)
  • クーリングオフ
訪問販売はセールスパーソンが消費者と1対1で接触して販売活動を行う事が多くなります。

その際、セールスパーソンの販売方法が巧みであればあるほど、消費者が本来は必要としていない商品やサービスを契約してしまうといった事が起こります。

そのため、消費者を保護するために、クーリングオフといった制度を用意して、消費者側から無条件で解約できるようにしています。

関連用語
移動販売
マーケティング
2013年5月24日

マークアップ方式

マークアップ方式_001
マークアップ方式とは、価格の決定方法の一つで、仕入れ価格などに一定の利益を付加して販売価格を決定する方法です。

これを計算式で示すと

【仕入れ価格+利益=売価】

といった値段の付け方になります。

このような方法は、商品の仕入れコストに、一定の率の利益を付加して販売するという方式ですので、非常に単純でわかりやすい値段の付け方だという事ができます。

また、売価にしっかりと利益を織り込んでいますので、販売できさえすればある程度の粗利益を確保できるといった点も魅力です。

但し、このような値段の決め方は、自社の都合で決めた値段という事です。どういう事かと言うと、その価格を市場が受け入れてくれるかどうかはあまり考慮されていない価格決定方法であるという事なのです。

例えば、マークアップ方式を用いた場合、市場では800円ならば受け入れられるような商品を900円という自社の都合で販売するといった事が起こってしまうのです。

■マークアップ方式の活用場面と注意点

マークアップ方式は、仕入れ値がはっきりとしている商品に向いています。単純に野菜を仕入れてきて利益を3割乗せて販売すると言ったイメージです。

このように小売業や卸売業ではこのような方法で値段をつけるケースが多くあります。適正な利潤を確保しないと事業が続けられませんので、適正利潤の確保の一環として価格を決めることができるのです。

ただ、上でも指摘した通り、お店側の都合で決める価格になりますので、本当に市場から受け入れられるかどうかはよくわかりません。八百屋さんなどではこのあたりを経験で値付けをしているのですが、いわゆる商売上の勘といった領域となってしまいます。

逆に言えば、「この値段じゃ売れないな」と感じれば仕入れの量を絞る等といったことも商売の勘で行われている高度な判断だったりするのです。

このように、市場価格との乖離するリスクも有りつつも、あまりに高くなる見込みの場合は仕入れない等の対応ができるため、実務的にはマークアップ方式を基準として、その上で競合の調査などを行って異なる基準の値付けを戦略的に行っていくのが基本になります。

もちろん経営資源が無限にあるならば、すべての商品について市場調査を行って、戦略的な値段設定をすればよいのかも知れませんが、そのような事はありえないので、簡便なマークアップ方式は現在でも十分に有効なのです。

関連用語
店舗管理
2013年5月23日

滞留在庫

滞留在庫_001
滞留在庫とは、せっかく仕入れたにもかかわらず、売れなかったり使われなかったりして残ってしまい、売り場や工場などに滞留している在庫のことを言います。

と、難しく書いていますがイメージとしては「売れ残っていつまでもお店にある在庫」の事です。

■滞留在庫があることの問題点

さて、滞留在庫がいくらあっても、直接的に売上原価は増えたりしません。(意外ですか?)そのため、滞留在庫の量が多くても、損益計算書上ですぐには問題は出てこないのです。

但し、それでも滞留在庫が多いのは問題です。それは、次の理由からです。

1.現金が回収できない
在庫を仕入れる時にお金を支払っていますよね?そのお金は在庫が売れない限り回収できません。

イメージとしては、お金が滞留在庫という氷になってしまっているような感じです。

現金という水を循環させて企業は生き残っています。そして、在庫という氷を抱えていると、全体としての水は沢山あっても、使える水が少なくなってしまうといったイメージを持っていただければと思います。

2.付加価値のない管理作業が発生する
滞留在庫があることによって、その在庫品を売場からどかす作業や、売り場に戻す作業、数量の管理作業など様々な作業が発生します。

こういった作業は、いくら行ったとしても別に会社に追加の利益をもたらすことはありません。

ただし、しっかりと管理は行っていかなければならないので、費用だけがどんどん発生していきます。

3.税金もかかる
税金がかかると言っても、別に固定資産税がかかるといった話ではありません。但し、結果として税金を負担しているという話です。

例えば、もう売れない(使わない)ような在庫でも、在庫として持っている限り貸借対照表の資産として計上されます。

という事は、在庫として持っている以上、資産計上されており、費用となっていないという事です。

これが何を意味するかというと、二度と使わないと判断した段階で、当該在庫を処分して費用扱いしていれば支払わないですんだ分の税金を余計に支払ったという事です。

例えば100万円の在庫を処分して、100万円分費用を発生させれば100万円利益が減少します。

その結果、【100万円×税率】分の税金を支払わなくて良くなるという事です。逆に言うと、支払わなくてよい税金を支払っているという事になりませんか?

こういった形で滞留在庫を抱えていると、企業にとっては不利なことが多く発生するのです。

なお、どれだけ滞留在庫があっても引当済みや不良品等で有効在庫とは言えないケースがあるので注意が必要です。特に在庫が滞留し続けているわけですから、知らず知らずに汚れていたり、古くなって陳腐化したことで商品価値を失っているケースもあるのでしっかりとした管理が求められます。

■ 滞留在庫が発生する原因とは?

それではなぜ滞留在庫が発生するのでしょうか?それは以下のように考えることができます。
  • 需要予測の誤り(過剰発注)
まずは需要予測の誤りが上げられます。売れると思ってたくさん仕入れたら全然売れなかったというのは思いつきやすい滞留在庫の原因ですよね?

そもそも入口で売れないものを仕入れたら滞留在庫になるのはある意味必然です。誤りが判明したら早めに値下げをして売り切ってしまうことが重要だったりします。
  • 商品のライフサイクル短縮(流行の急速な変化)
流行り廃りが早いため、需要予測の精度が十分だったとしても、旬のうちに売りきらないとやはり滞留在庫につながってしまいます。

ワンシーズンだけで陳腐化してしまった商品をみなさんも沢山挙げていくことができると思います。小売店のワゴンなどに値引きシールが貼ってある古臭くなった商品を見たことがあるとも思います。(ファッド等といいます)

ただ、何が継続的に流行り続けるのかがわからないため、こういった一瞬しか流行らないものでも仕入れないといけないのが辛いところです。
  • 販売促進不足
良い商品は勝手に売れる。本質的にはそうなのかもしれませんが、その商品の良さを知ってもらえないとなかなか売れなかったりします。

そのため、ちゃんとPOPなどを掲げて商品の魅力を伝えるようにすることが重要です。
  • サプライチェーン上の調整不全
これは、「売れる」と判断してから製造に移る場合に、工場で作って店頭につくまでの間に流行が終了してしまって売れ残ると言ったイメージです。

また、情報共有が不足しており、川上の製造側では売れ続けていると考えて製造を続けているものの、川下の小売業ではすでに流行が終了する兆候が出ているなどの状況も考えられますね。

この他にも、物流が遅れて販売する旬の時季を逃してしまうということもありえます。(夏物衣料が初夏に届かず、非常に暑い時期に届くなど。一見すると良さそうですが、洋服はナマモノなのですでに値引き販売が始まる時期です)


などが挙げられます。特に小売業ではPOSデータなど需要予測の精度を高めることができる元のデータを持っていますので、これらのデータを活用することが大切です。(とはいえトレンド商品は過去のデータではわからないのが難しいですが)

こういった商品を適正な量店頭に並ぶように調整するのがマーチャンダイザーと呼ばれるお仕事の人で、専門の職種があるぐらい大変な管理項目だったりするのです。

関連用語
過剰在庫
店舗管理
2013年5月23日

過剰在庫

過剰在庫_001
過剰在庫とは、在庫を適正在庫数量を超えて過剰に持ちすぎている状態のことを言います。企業が保有している在庫水準にはいわゆる適正量があり、それを超えていることを示す言葉です。

■必要な在庫量を持つ意味って?

小売業などを営む上で、ある程度の在庫を持つことは当然必要なこととなります。というのは、在庫がなければ消費者が商品を購入することができませんし、せっかくお客様が来店した時に、欲しい商品がなかったという機会ロスという非常に残念な結果が出てしまう為です。

また、機会ロスはその時だけの問題ではなく、お客様に「品揃えの悪い店」といった印象を持たせてしまうと決定的に顧客を失うことにも繋がりかねないのです。また、タイムベース競争を志向する場合などは、在庫を持っていることが決定的に重要だったりします。

このように、ある程度の在庫を持つことはお店の運営を適正に行うために役立つという面があります。

■在庫の持ち過ぎはダメ

と、適正に在庫を持つことの重要性は言うまでもないかもしれませんが、在庫を持ちすぎるという事も、考えものなのです。

というのは、在庫を持ちすぎると、在庫の保管費用がかかりますし、在庫に投入している分の現金が固定化されてしまい、資金繰りの悪化にもつながってしまうのです。

また、在庫の整頓作業は付加価値を生みませんし、ずっと在庫で持っていることによって在庫が陳腐化する、また品質が劣化して売り物にならなくなる(廃棄ロスの発生)といった問題点も生じるかもしれません。

このような過剰在庫のデメリットを列記すると以下のようになります。

  • 資金繰り悪化(在庫に投じた現金がそのまま滞留するため、運転資金の不足要因となる)
  • 保管コストの増大(倉庫も用意しないといけませんし、管理する人件費も必要になります。また、保険料などもかかります)
  • 廃棄ロス・陳腐化リスク(ナマモノなのは生鮮食品だけではありません。洋服なども陳腐化して腐って定価で売れなくなってしまいます。)
  • 整頓工数の増大(邪魔な在庫でも、棚卸しや管理に工数がかかります)
  • 利益の圧迫(在庫に投入した現金には金利がかかっています:在庫金利
このように在庫は大切な資産であるのですが、資産を管理するために費用がかかると言った側面もあるのです。

■過剰在庫を防ぐには

過剰在庫を防ぐためには、売れるものを過不足なく在庫しておくという理想論を何処まで追求するかにかかってきます。

このためには、ABC分析を実施するとともに、需要予測の精度向上を図る必要があります。(どの商品を重点管理するかの分析手法:ABC分析

また、滞留在庫を可視化して少しでも市場価値が残っている間にどんどん赤字でもいいので処分すると言った思い切りが必要になります。

在庫を多く持つことは安心に繋がりますし、それを否定するものではありません。しかし、それが過剰だと経営リスクに繋がります。

よく、大量の商品を「安く仕入れられた!」と胸を張って教えてくださる社長がいますが、売れなければどんなに安く仕入れても無駄になってしまいます。その原点をもう一度思い出していただけると嬉しいです。

うちはそんな事無いよとおっしゃる方も多いと思いますが、倉庫の隅に20年前に仕入れたカーテンの生地が眠っていませんか?冷凍庫の隅にブリが凍っていませんか?『ナショナル』という銘が入った住宅設備が保管されていませんか?(ナショナルは現在のパナソニックが2008年まで使っていた商号です)

関連用語
滞留在庫
経済学
2013年5月23日

アカロフのレモン市場

アカロフのレモン市場_001
アカロフのレモン市場とは、当事者間に情報の非対称性がある場合において、市場に悪い商品ばかり出回ってしまう市場の事を言います。このアカロフのレモン市場は、単にレモン市場とも呼ばれます。

最初は、良いものも悪いものも双方出回っているのですが、情報の非対称性によって、次第に悪い商品が増えていくといった経緯をたどり、最終的に悪い商品ばかりになってしまうというイメージです。

さて、このレモン市場といった状況になってしまう流れを考えてみたいと思います。

例えば、Webサイトを売買する市場があったとします。

Webサイトを売却する側は、自分が売却したいWebサイトについて当然、熟知しています。しかし、買いたい側は『買おうと思っているWebサイトの情報をほとんど知らない』といった情報の非対称性があるとします。

この時、AというWebサイトはアクセスの質などから割と価値があって、その価値が50万円と見積もられているとします。

また、一見似たようなBというWebサイトも売りに出ていて、こちらは10万円の価値があると見積もられていたとします。

このような場合、買い手に対してしっかりとWebサイトの質が開示されており、50万円には50万円の、10万円には10万円の価値があることがちゃんと説明ができるのであれば、値段相応で取引が成立すると考えれれます。
  • 情報の非対称性が市場を粗悪品の集まりにする
しかし、情報の非対称性が放置されて、買い手が実際にWebサイトを購入して運営するまでその価値が分からないといった状況の場合を考えてみたいと思います。

この場合、50万円の価値があるAサイトはおそらく50万円で販売することは難しいと考えられます。逆に、Aサイトが50万円で販売できるような市場であれば、Bサイトもそれに近い値段で販売されてしまうと考えられます。

この場合、Bサイトの購入者は10万円の価値しかないWebサイトを50万円近い価格でつかまされたわけですから、市場についての信頼感は大きく損なわれます。

そういった場合、市場参加者は「あそこの市場は不良品が混ざっているぞ。」と考えるため、購入する単価を引き下げてきます。

そうすると、今度は、Aサイトのような価格相応のWebサイトが売りに出されなくなってくると考えられます。(例えば30万円でしか売れない市場に、50万円の物は売りに出さないですよね?)

逆に、Bサイトのような難のある商品については、まだ本来の価値よりも高く販売できるため売りに出され続けます。

そして、このようなことは何度も繰り返されて、最終的には市場は悪い商品であふれかえってしまうのです。

関連用語
マーケティング
2013年5月22日

フルライン戦略

フルライン戦略_001
フルライン戦略とは、自社が取り扱う製品・サービスについて、すべてのセグメントに属する人のニーズを満たすような品ぞろえを目指すといった戦略のことを言います。

これは、取り扱う商品を絞り込んで、特定のニーズを持つ人たちだけに、強く支持をしてもらおうというアプローチとは逆の方法です。

さて、すべての人に向けて製品やサービスを提供していくという考え方というと「マス・マーケティングとなにが違うの?」といった疑問が出てくると思います。

このマス・マーケティングとフルライン戦略の『すべての人に向けて』という所は一見すれば似ていますよね?

しかし、フルライン戦略とは、まず市場細分化を行い、セグメント分けしたうえでそれぞれのセグメントに商品を投入していくといった発想ですので、マス・マーケティングというよりも、製品多様化マーケティングに近い発想となっています。

「色々な嗜好を持った人に向けて、それぞれの人が満足できるような製品やサービスを取り扱ったら、お客さんが沢山いるよね。」といった発想ですね。

確かに、こういったフルライン戦略が効果を発揮すればとても効果があるという事ができます。というのは、すべての人のニーズを満たすような品ぞろえをするわけですから、想定される顧客の数は大きくなると考えられます。

但し、みんなが欲しがるような製品やサービスを幅広く取りそろえるという事は、非常に多くの経営資源を必要とする事となります。

その為、しばしば非常に大きな経営資源を持った企業しかこのような方法を採りえません。

例えば、トヨタ自動車が大衆車から高級車まで取り扱っているというイメージです。このような方法を、経営資源の乏しいベンチャー企業がマネしても、なかなか上手くいきそうにないですよね?
組織論
2013年5月22日

専門職制度

専門職制度_001
専門職制度とは、専門的な能力を身に着けた従業員を、いわゆる昇進とは別扱いとして処遇するといった制度の事を言います。(但し専門職と言っても、税理士さんや中小企業診断士といった、いわゆる専門家とは異なります。)

企業は、長く働いて、能力を蓄積してきた人材に対して、従来は管理職に昇進させるといった事で報いてきました。

この考え方では、管理職にすることが社内で偉くなること→昇進するためには、組織の管理能力を身に着けなければならないといった考えが導かれます。

というのは、部下を管理する側になるわけですから、チーム全体のパフォーマンスを良くするような人に上に立ってほしいと考えるのはある意味当然ですよね?

一見すると、このような考え方で問題なさそうです。しかし、「専門的な能力を身に着けた従業員を一律でそのように処遇する事ができるか?」といった問題点があります。

例えば、「抜群に研究活動が上手いけれどもチームの管理が上手くない」といった人を管理職にしてもいいのでしょうか?

その人を管理職にしたら、明らかにその人の部下のパフォーマンスは悪化するとわかっているようなケースです。

この場合でも、適切に処遇しなければ研究活動が上手い人のモチベーションが下がってしまいます。しかし、その人を管理職にすることも得策ではない。こういったケースは難しいですよね。

このような場合に、管理職ではないけれども、専門職として処遇するという道があればどうでしょうか?

この研究活動が上手い人も専門職として適切に処遇されてうれしいですし、その人の部下を無理に見つけてくる必要がないのもうれしいところです。

関連用語
複線型人事制度
法務・支援施策
2013年5月21日

内国民待遇

内国民待遇_001
内国民待遇とは、自国民と同じ待遇を他国の国民に与える事を言います。この内国民待遇を与えるという事は、自国民と比較して内国民待遇を与えた外国人の待遇を不利にしないという事になります。

簡単に言うと、「君たちは外国人だけど自国民と同じルールで取り扱うよ。」といった待遇の事ですね。

例えば、あなたの会社が外国で事業を行おうとしたとします。その時、「あなたの会社は外国の法人だから税金が2倍ね!」といった扱いを受けたとしたらどうでしょうか?

なんだかすごく不当な感じがしますよね?

また、「あなたの会社から輸入した製品には、自国の製品よりも極めて厳しい食品添加物の規制をかけるね。」みたいな事もされたら商売になりませんよね?

このような事をしないというのが内国民待遇です。

そしてWTOではこの内国民待遇と最恵国待遇を相互に与えることが原則となっています。

■内国民待遇には例外があります

内国民待遇には例外規定があります。(というか、内国民待遇に『も』例外があるといった方が正解かもしれませんが)

公序良俗を守ったり、人間などの声明保護を理由とした差別的待遇は認められます。また、文化財などの保護も特別対応が容認されます。さらに当然ですが、安全保障に直結する分野も各国が裁量を発揮して制限を設けることも可能となっています。

たとえば、国の文化を守るために輸入制限を行う、安全保障上の理由で輸入制限を行うと言ったことは容認されるのです。

このように内国民待遇は全面的な無制限ではなく、各国の主権とのバランスが取られるような仕組みになっているのです。
店舗管理
2013年5月21日

窓口問屋制

窓口問屋制_001
窓口問屋制とは、物流機能のみを一つの問屋(卸売業)に集約する事を言います。

物流業務が集約される問屋(物流業務を実際に行う問屋)を窓口問屋とよび、そのような問屋を用いることから窓口問屋制と言われています。

さて、物流業務のみをどうしてワザワザ集約するのでしょうか?商流(取引関係)はそのままにしてので、これは、A社から商品は届くけれども、取引自体はB社とC社と行うといった事をやっているという事ですよね?

こうして書くと一見意味がなさそうですが、実は大きな意味を持っているのです。
  • 窓口問屋制がもたらす大きな改善
例えば、物流業務が集約されていることによって、一回の物流業務で大量の商品を扱う事ができるようになります。

従来の方法では、極端な話をすれば、どこかの業者に対して、何か一つの商品を発注した場合、その商品を運ぶためだけに大きなトラックがお店までやってきます。

そして、色んな業者から小口で商品を取り寄せた場合には、ほとんど商品の載っていない大きなトラックが何台もやってくることとなってしまいます。

しかし、窓口問屋制を採れば、その日の納品業務として一括して商品がやってくるため、上記の例ではトラック一台で済むかもしれません。

このことは、店舗の周辺環境にも良いですし(自分の家の側のスーパーマーケットに一日中トラックが出たり入ったりしたら嫌ですよね?)、地球環境にも良いと考えられます。
 
と、こんな風に『地球環境』なんて大きな事を言わなくても、単純に物流の費用を削減することもできるのです。
店舗管理
2013年5月21日

インショップ

インショップ_001
インショップとは、大型商業施設内に入居する専門店や小売店の形態を指します。
本記事では、インショップの特徴やメリット、運営側と出店側双方の利点を分かりやすく解説します。

<簡単な説明>
インショップとは、大型店の中にある別のお店の事を言います。ショップインショップとも呼ばれます。

イメージとしては、大きなショッピングセンターの中にある、専門店といった感じです。

■インショップの例とは

例えば、ショッピングセンターに行ったとき、輸入食材や輸入食品を取り扱っている専門店を見たことがありますか?

このような専門店は、別にショッピングセンターの運営会社が運営しているわけではありません。(たぶん特別なノウハウが必要なはずなので、自社で運営するよりはプロに任せた方が良いという判断なのですね。)

しかし、こういった特色がある専門店が入っている事によってショッピングセンター自身の魅力も増すのです。(参照:マグネット効果

逆に、インショップで入っている企業の側も、ショッピングセンターの持っている広域の商圏の顧客にアプローチできますし、何より集客を任せることができるのです。

このように、上手く運営できれば、インショップは商業施設の運営側にとっても、インショップ側にとってもシナジーのある形態なのです。

この他にも、八百屋さんや魚屋さんが入っているケースがあります。特に大手ショッピングセンターなどは自社で生鮮産品を扱っているにも関わらず、魚屋さんを入れているケースが散見されます。

■インショップの契約形態と収益モデル

それではお店同士のお金のやり取りってどうなっているのでしょうか?

大型店の中に入っているインショップは、ただ場所を借りて家賃を支払うだけではありません。それだと、大家さんである大型店側が集客に努力を払わなくても一定の収益が得られますのであまり平等ではありません。

この契約家賃だけ支払う形式は、固定賃料方式であり、インショップで入っている側が毎月一定額を支払う方式で、売上に左右されない安定収入を施設側に提供します。出店者側から見れば、固定方式は売上増減に関係なくコストが一定で予算管理が簡単になりますが、閑散期が生じるリスクは出店者側が負う形になります。

他方で、歩合賃料方式、または固定賃料方式とのハイブリッド型という考え方もあります。歩合賃料方式は売上額の一定割合を賃料として支払う方式で、出店者側にとっては売上が低調な時の負担が軽減されるメリットがあります。その意味で繁忙期や閑散期のリスクを分け合うことになります。

例えば、学校のお祭りで屋台を出すとき、参加費を払ったり、売り上げの一部を学校に渡すことがありますよね。それと似ています。

この仕組みがあるおかげで、大型店はお店の集まりを維持できますし、入っているお店は集客力のある場所で商売できます。

■契約条件をよく確認しよう

多くの場合ハイブリッド型で「毎月の家賃」にプラスして「売上の一部を支払う」などのルールで契約をするケースだったりします。(正確な統計は手元にはありませんが、感覚的にそんな感じです)

もちろん施設側はテナントミックスを考慮し、収益性と集客性のバランスを取るためにこの条件を調整しながら契約形態を選択していきます。

他方で、出店側に回るであろう中小・小規模事業者はこの契約条件をよく確認し、損益分岐点売上がどうなるのかを冷静に見極めながら出店を判断していくことが重要です。

どんなに集客があっても、忙しいだけで全然適正な利潤が確保できないような契約条件であるならばそのような出店をするメリットなど無いのですから。

このように、契約・収益モデルの理解は、インショップ戦略の成否に直結します。

店舗管理
2013年5月20日

単品管理

単品管理_001
単品管理とは、SKU単位で商品を管理していくことを言います。単品と言っても、ほんとうに、1個ずつ管理するのではなく、ある程度はまとめて考えるわけですね。

さて、SKUという言葉が出てきました。これは在庫の最小管理単位の事ですが、具体的には次のような単位になります。

例えば、お団子を売っているお店があるとします。

ゴマ団子とみたらし団子があってそれぞれ、1串と3串セットで販売していたとします。この場合SKU単位で考えると(ゴマ1串、ゴマ3串、みたらし1串、みたらし3串)4SKUとなります。(アイテムで考えると団子という1アイテムになります。)

そして、単品管理の考え方では、「ゴマ1串の商品はまだ十分に残っているけど、ゴマ3串の商品の売れ行きが良いため追加で発注をかけよう。」といった風に、SKU毎に在庫の水準を管理していくというイメージです。

■単品管理のメリットと課題

単品管理をしていけば商品毎に売れているか売れていないかを把握できることです。その意味で非常に精緻な販売計画や在庫数量の調整ができます。

例えば、お菓子屋さんでポテトチップスの味毎にどれが売れているかまで把握するイメージになります。うすしお味とのり塩味が売れていて、コンソメ味があまり売れていないまで見ることができるのです。

そうすると、うすしお味とのり塩味という売れ筋を切らさないように数字で見ていくことが可能となります。

ただし、人間の能力には限界がありますし、システム上も膨大なデータ処理が必要となります。そのため、POSシステムや在庫管理システムを導入して運用しないと事実上対応が不可能であるといったことが起こります。

紙とノートでこれをやろうと思ったらゾッとしますよね?その感覚が大切なのです。

■システムをいれるお金がないなら(小規模事業者が単品管理する方法)

小規模事業者さんにおすすめの方法としては、まずは何が売れているかをノートに書いてABC分析をしてみることです。上位20%ぐらいの商品で売上の80%を作っているはずです。そしてソレをいわゆる売れ筋というのです。

そして、売れ筋を掴んだら重点商品群としてソレを単品管理していくといったアプローチがお金をあんまりかけずに、手間も削減すると言ったちょうどいい対応になります。

経営資源はどんな会社でも足りていないものです。なので、経営資源の不足を嘆くのではなく今できることを一個ずつやっていきましょう。

■単品管理を生かした分析と改善策

単品管理をしていくと、どの商品が売れてどの商品が売れていないかがはっきりと分かります。

例えば、パン屋さんでコロッケパンばかり売れて、焼きそばパンが売れ残るならば「コロッケパンの製造を増やして、焼きそばパンは少なくするようにしよう」と考えると思います。

よく、分析などと難しい言葉で言うことがあるのですが、このコロッケパンと焼きそばパンの数量の工夫を分析っていうのです。

このように単品管理を続ければ、販売戦略へも応用することができたりします。

例えば、ずっと情報を取っておけば、時間帯ごとに何が売れやすいかもわかってきますし、天気によっての売れ行きの差もわかってきます。

このような情報があれば、販売促進にも活用できますし、原材料の仕入れにも活かすことができます。

このように、単なる記録かもしれませんがしっかりと情報を残しておくことで改善策を根拠を持って打つことができるのです。

店舗管理
2013年5月18日

通信販売

通信販売_001
通信販売とは、店舗を持たずに郵送や宅配などで商品を届ける販売形態です。
この記事では、通信販売の仕組みや種類、メリットと注意点を具体例と共に解説します。

<簡単な説明>
通信販売とは、小売業の業態の一つで、無店舗で販売活動を行うといった形態を言います。

このような通信販売という形態は、実際のお店がないため、商品の引き渡しには郵送とか宅配サービスが利用されます。

今では通信販売というと、電子商取引(EC)が真っ先に思い浮かぶと思いますが、一昔前までは、カタログ販売とかテレビショッピングなどが通信販売の代表的な形態でした。

そして、今でもこういったカタログ販売やテレビショッピングは大きな売り上げを上げている方法です。

■通信販売業者の強さ

  • 非常に広域のお客様を相手にできる。
例えばあなたが大きな商店街にお店を出したとします。この場合たとえ出店した商店街が広域型商店街だったとしても、あなたのお店に来店する可能性がある顧客はどうしても地理的な制約を受けてしまいます。

しかし、通信販売の場合、地理的な制約をある程度無視することができ、非常に広域のお客様と取引を行う事ができるといった強みがあります。

このように、地理的制約を超えて全国・海外に顧客を獲得できることというのはとても強いメリットとなります。

  • 店舗の維持にお金がかからない
さらに、店舗維持費が不要となるといったことも大きな強みです。店舗で商売をする場合は、陳列スペースに限界があるため、売れ筋商品を中心に品揃えをしていかないと、必要な利潤の確保が難しかったりします。

しかし、通信販売の場合は倉庫があれば良いため、店舗よりも面積当たりのコストを抑えることが可能となります。(店舗の一つの棚より、倉庫の一つの棚のほうが面積/家賃で考えると安くなりますよね?)

このように、店舗を構えるよりも結果的に低コストで事業を営むことが可能になったりします。
  • 消費者が時間を問わず購入できる利便性がある
また、営業時間を全く気にせず消費者が何時でも購入することが可能だったりします。EC市場などではWebサイトがお店代わりになりますので、24時間365日の販売が可能となります。

実店舗で同じことをやろうと思ったら、仕組みづくりからとんでもない手間やコストが掛かるのですが、通信販売ではこれを用意に実現することが可能になるのです。

■通信販売の弱さ

  • 競合が広域(時に全国規模、場合によっては全世界となる)
逆に、広域で競合が発生するという弱みもあります。お客さんからすれば、どこで買っても同じような商品であれば別にあなたの会社から買う必然性はないわけです。

読者のみなさんも、欲しい商品があった時に、価格だけで比較したことがあるはずです。

例えば〇〇のデジカメは、どこのお店から買っても同じものですから、よっぽどの理由がない限りわざわざ高いお店から買うことは無いですよね。
  • 物流コストがかかる
お客様にとっては送料を含めてのお値段となりますので、単価の低いものでは実店舗よりも割高になりがちです。

これを防ぐために送料を自社持ちとすれば、たちまち収益が圧迫されます。

例えば、6000円の商品に対しての送料500円であれば、自社で負担することも無理ではないでしょうし、お客様に負担していただいても、許容範囲だと考えてくれるかもしれません。

しかし、1000円の商品に対して送料500円だったとすると、あまりに送料の割合が多くなりすぎて、自社で負担するのはかなり難しいでしょうし、お客様に負担してもらうならお客様は割高だと考えると考えられます。

このように物流コストについてはよく考えて設計する必要があります。(中小・小規模事業者さんにとっては、単価が高くなるような商品設計して、物流コストの比率を抑える方策がおすすめです。薄利多売は大手企業に任せ、自社でしか買えない魅力的な商品を適正な利潤を確保できる価格で販売しましょう。)

■通信販売ってBtoCと何が違うの?

通信販売と言うとBtoC(ビートゥーシー、B2Cともいう)という言葉が連想される方も多いと思います。

BtoCは、会社(Business)が消費者(Consumer)に売ることをまとめた言葉で、今回解説している通信販売(ネット販売や、カタログ販売、テレビ・ラジオショッピング)だけではないのです。

そのため、コンビニでお菓子を買うのもBtoCだし、通販で服を買うのもBtoCになります。

一方で「通信販売」は、お店に行かなくても、カタログやインターネットを使って商品を届けてもらう売り方のことを言います。

つまり BtoCという大きな枠の中に、通信販売という売り方が入っている という関係なんです。

簡単にまとめると以下のような関係性があるんですよ。

項目 BtoC 通信販売
意味 企業が消費者に商品やサービスを売る取引全般 無店舗で、カタログやネットを通じて商品を販売する形態
範囲 実店舗販売・通販・ECなどすべて含む BtoCの一部にあたる
スーパーで食品を買う、ネットで本を買う Amazonや楽天で注文、テレビショッピングで購入
キーワード 取引形態、ビジネスモデル 販売手法、チャネル


マーケティング
2013年5月18日

マーチャンダイザー

マーチャンダイザー_001
マーチャンダイザーとは、商品企画から販売まで責任を持つ専門担当者を指します。
この記事では、マーチャンダイザーの役割や仕事内容を具体例と共にわかりやすく解説します。

<簡単な説明>
マーチャンダイザーとは、担当する商品のマーチャンダイジングについて責任を持つ人、マーチャンダイジングを実際に責任を持って行う人といった意味の用語となります。

このマーチャンダイザーには、しばしばマーチャンダイジングと同じMDという略称が用いられます。

■マーチャンダイザーのお仕事

それでは、マーチャンダイジングを実際に行うとはどのようなことでしょうか?実際にあなたがミネラルウォーターのマーチャンダイザーになったとして考えてみたいと思います。

この場合、あなたは担当するミネラルウォーターの市場調査や仕入、販売促進、在庫水準の決定、販売方法の決定など広範な権限を持ちます。

簡単に言うと、ミネラルウォーターを販売する為に必要なことは、ほぼ全てあなたが決められるという状況です。 

但し、あなたはそういった大きな権限を持っているので、担当しているミネラルウォーターの販売成績について、大きな責任を負う事になります。

このように、あなたはマーチャンダイザーとして担当する商品(今回はミネラルウォーターですね)に対して、様々なことを決定できるような大きな権限を持ちます。(しばしばすべての権限を持ちます)

その反面、販売成績に対する責任も負うのです。(権限・責任一致の原則といって権限があることには責任も生じます)

■マーチャンダイザーに必要なスキルと資質って?

マーチャンダイザーという職種に求められるのは以下のような資質となります。

①市場や消費者のニーズを把握するちから

②商品の魅力をうまく引き出す企画力

③仕入れ・在庫を調整する数値管理力

などです。

よく「どんな商品を売ればお客さんが喜ぶか」を考える仕事等と説明されますが、それだけではちょっと不足していて、お客様が喜ぶ商品の魅力を引き出す企画力が必要だったりします。

そして何より、ちゃんと欠品しない量の仕入れを行うという難しい舵取りも求められます。(欠品するぐらいなら多少余らせて処分価格で売ったほうがマシだったりします。)

たとえば、学校の文化祭でクラスの出し物を決めるときを想像してください。お化け屋敷にするか、食べ物屋さんにするかは、お客さまの気持ちを想像や調査して考えますよね。これが「①市場や消費者のニーズを把握するちから」です。

そして、商品を売るために「どうやって商品の魅力をアピールするか」も大事です。市場から求められているものを単に並べるだけでなく、ちゃんと魅力を発信する必要もあります。

また、せっかく売れるものでもちゃんとお客様が欲しがる量を用意できないと機会ロスが発生するだけでなく、昨今では転売ヤーが跋扈して評判を落としてしまったりします。逆に、売り切れない量を仕入れてしまうと、今度は滞留在庫廃棄ロスが発生して資源やお金の浪費につながってしまいます。

このように、数字をもとにしっかり計数管理をできる人がマーチャンダイザーには求められるのです。

特に小売業界ではPOSデータなど社内に多くのデータが蓄積されていますので、それの分析を通じて販売計画を立案し、販売促進施策も合わせて考えることが大切なのです。商品力の高い商品を仕入れるセンスと分析力、収益性を確保できるような冷静な計数管理力とかなり高度なお仕事だったりするのです。

マーケティング
2013年5月17日

ユニットプライス | グラム単価を表示する表示方法です

ユニットプライス_001
ユニットプライスとは商品一単位(○グラムとか○個)あたりの価格のことを言います。
 
スーパーマーケットなどに行くとよく、1個当たり25円とか、100グラム当たり98円みたいな表示をしている商品があります。

こういった価格表示をしてあれば、消費者が価格を比較することができ、購入しやすくなるといったメリットがあるのです。

このユニットプライスは生鮮三品などに採用されることが多くあります 。

また東京都などのようにユニットプライスの表示を義務付けているような場合もあります 。(全ての商品ではなく一部品目に限ってですが。)

■ユニットプライス表示の具体例

ここまでの説明で、「え、そんなことないと思うよ?」という人もいると思いますので、具体例を示していきたいと思います。

例えば、ココに2つのひき肉がパック詰めして売っていたとします。一つが、193グラムで264円のお肉と、もう一つが90グラムで142円のお肉です。

さて、どちらが安いか、スグにわかりますか?

計算してみると、前者が100グラム当たり138円、後者は100グラム当たり158円となっています。

こんな計算をワザワザ消費者にさせるのではなく、ユニットプライスを明示しておけば手間が省けますよね。

そして、顧客の手間が省けるという事は長期的に見て「サービスが良いお店だ。」とか、「誠実でいいお店だ」といった評判につながると考えられるのです。

neko
オーナーさんお買い物ですか。

onnanoko_bustup
そうなのよ計算機持ってかないとね。

neko
どうして計算機を持って行くんですか? 1円単位まで予算を決めてるんですか?

onnanoko_bustup
違うわよ、 グラム当たりの単価を比べてお買い物するのよ。

neko_akire
ユニットプライスが表示されてないお店でお買い物してるんですね。 



■コストはかかります

とはいえどんなことでもコストはかかります。ユニットプライスの表示にも若干のコストはかかります 。

ただコストがかかってもお客様にとって便利だと判断されるのであればユニットプライスを表示する形になります 

そしてお店も別に事前授業でやっているわけではないのでお客様に便利だと考えてもらい、その結果お店の信頼感を増していくことを目的としているのです 。

解説で出てきた用語・関連用語
生鮮三品
関連法令
東京都 消費生活条例
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