まんがで気軽に経済用語

「知らないから動けない」をなくしたい。 中小企業診断士が、現場視点で経営用語をまんがでわかりやすく解説しています。 読むことで、生産性が上がり、心に余裕が生まれ、社会全体がちょっと良くなる。そんな循環を目指しています。

2013年04月

経済学
2013年4月30日

可処分所得

可処分所得_001
可処分所得とは実際の収入から、税金・社会保険料といった直接的に支払い義務のある費用を支払った手残りのことを言います。

この可処分所得という言葉は、自由処分できる(好きに使える)『可処分』と収入『所得』を組み合わせた言葉で、「自分の自由に使えるお金」といった風な言葉です。簡単に言うと、一般的に言う、「手取り」という言葉をイメージしていただければと思います。

そして、この可処分所得をどう使うか、もしくは将来の消費のために取っておくか(貯蓄するか)を考えていくわけですね。

可処分ですから、消費しても、貯蓄してもいいというわけです。取っておくか(貯蓄するか)、使うか(消費するか)というわけですから、可処分所得は次のような計算式で表すことができます。

可処分所得=消費+貯蓄
  • 固定的にかかる費用はどう考えるの?
ここで、「家賃とか、電気代・水道代とかの絶対に払わなきゃならないお金はどう考えるの?」って疑問が出てくるかもしれません。(家賃などは企業経営でいう所の固定費になります。)

この家賃とか水道光熱費は確かに払わなきゃならないものです。しかし、別に国や地方公共団体が、「あなたの収入は○○円だから、家賃は○×円ね」と言っているわけではないですよね。

言い換えるとあなたが選択して今のところに住んでいるわけですから、可処分所得から支払っていると考えるのです。(実際には可処分じゃないと思いますけど、そうなっています。)

■可処分所得を例えるなら

身近な例ですが、おこづかいを考えてみます。おこづかいの使い方は人によって様々ですよね。例えば、もらったら全部お菓子で使っちゃう子とか、将来欲しいもののために貯蓄しておく子などがいます。

ただ、おこずかいには税も社会保険料もかかりませんので、全部可処分所得であることは上の説明から理解してもらえると思います。(お小遣いがめっちゃ多額で贈与税なんかが発生する例外の場合は「お小遣いー贈与税=可処分所得」となってしまいます。)

■じゃあどれくらい消費に回すの?

さて、この可処分所得ですが、全額使う人ばかりじゃないのは直感的に理解できると思います。うえの例だと貯金する子供がいましたよね。

この消費に回す割合を可処分所得に対する割合で平均消費性向といいます。

「平均消費性向=消費額÷可処分所得」という計算です。

さて、この消費性向は、所得によって割合が異なっています。これは、所得が少ない人は生きるための消費(水道光熱費や食糧費など)の比率が多くなるため、消費性向が高く、富裕層ほど消費性向は少なめになるという傾向です。(富裕層は浪費しているイメージですが、全体の傾向としては貯蓄に回る割合が高いのですね。)

また、将来への不安感によって消費性向は変わります。おこづかいの例ならば、お小遣いは基本的に毎月もらえるはずですので消費性向は平均すると限りなく100%に近くなるはずです。

しかし、将来の生活の不安があったり景気が悪くなる見通しだった場合は、将来に備えて貯蓄に回す人が多くなります。

その結果、平均消費性向が下がるため、可処分所得が伸びるような政策を行っても消費が思ったほど伸びないと言った減少も発生するのです。

法務・支援施策
2013年4月30日

パックマンディフェンス | 買収を仕掛けてきた相手に逆買収を仕掛けて飲み込もうとする買収防衛策です

パックマンディフェンス_001
パックマンディフェンスとは、買収防衛策の一つで、買収されそうになっている側が買収を行おうとしている側に逆に買収を仕掛けることを言います。

さて、唐突にパックマンディフェンスと言われても、「パックマン?なにそれ?」という人もいるかもしれませんね。

■キミはパックマンを知っているか?

昔、パックマンという非常に有名なゲームがありました。このゲームは『パックマン』というキャラクターが主人公なのですが、非常に脆弱で敵キャラに触れただけで死んでしまうというキャラクターでした。(まあ、昔のゲームによくある感じですよね。)

基本的には逃げ回るだけなのですが、それだけでは面白くないと考えたのか、一発逆転のアイテムが用意されていました。

しかし、ゲーム中であるアイテムを取る事によって、逆に敵キャラを飲み込むことができるようになるのです。

この事になぞらえて、買収されそうな側が逆に相手を飲み込んでしまうような買収防衛方法をパックマンディフェンスと呼ぶのです。

■パックマンディフェンスは簡単ではありません

さて、買収を仕掛けてきた側を逆に飲み込んでしまう。なんか痛快な感じがしますが、そう簡単なものではありません。

というのは、買収を仕掛けてきた側は何かの目的があって買収をしてきているわけです。(規模の経済の獲得とか範囲の経済を狙って、自社とのシナジーの獲得を目指すなどですね。)

でも、パックマンディフェンスを行う側にとっては、買収の防衛策という目的だけで、相手企業を買収しようとしているわけですから、いざ買収が上手くいっても得るものが少ない可能性があります。

つまり、大義名分があまりなく、既存経営者の保身と取られかねないのです。そのため、既存株主の協力を得ることが難しいケースがあります。(既存株主にとっては企業価値の向上が目的であって、既存経営者はその目的を果たすための代理人ですから。)

ただし、完全子会社にして少数株主をスクイーズアウト(締め出そうとしてる)しようとしているなどの事情がある場合は協力が得られるかも知れません。

また、相手が株式を公開している企業でなければこの手は使えないといった問題点もあります。

■日本においては相手方株式の25%の取得を目指す


諸外国においてのパックマンディフェンスは相手方を逆買収する事が目的です。小さい企業が買収先の資産を担保に資金を集めて、LBOなどを仕掛けてきたような場合に、逆に返り討ちにするようなイメージです。

しかし、日本においては相手を飲み込む必要はありません。会社法によって相手の株式の1/4以上を保有すれば(25%以上ですね)相互保有株式となって、相互に議決権を行使できなくなるためです。

そのため、返り討ちにするといった事はできませんが、パックマンディフェンスを利用した防衛はやりやすくなっているのです。(といっても全面戦争となりますし、株主にとっては経営者の保身のために企業の経営資源を浪費しているともとられかねないことから、非常に使いにくい方法です。)

解説で出てきた用語・関連用語
法務・支援施策
2013年4月30日

期差任期制度

期差任期制度_001
期差任期制度とは買収対抗策の一つで、取締役の改選時期を意図的にずらす事を言います。スタッガードボードとも言われることがあり、英語ではstaggered boardsと表記されます。

さて、取締役の任期をずらす事がどうして買収防衛策となるのでしょうか?それは、任期が異なっていれば、一度に過半数の取締役を送り込むことができないためです。(いわば時間稼ぎですね。)

任期をずらすというイメージとしては、参議院のような感じです。

参議院は任期が6年あり、解散などの制度がないため一度当選したら6年間は議員を務める必要があります。

但し、3年毎に半数ずつ改選をするという規定となっているため(任期がずれているため)、ある時点でどこかの政党が非常に大きな票を集められたとしても、その前の選挙で当選した人たち(今回改選されない人たち)は議員として残ります。

そのため、参議院で過半数を獲得しようとした場合、瞬間最大風速的に国民の支持を集めてもダメで、継続的に支持を集める必要があります。

これと同じように、期差任期制度を採れば、取締役の総取り替えを防ぐことができ、取締役の過半数を入れ替えるまで株式を保有し続けることが必要となります。

このことは、株式の購入しても、実際に経営権を手に入れるためにはしばらくの時間がかかるという事を意味しています。

素早く利益を上げたいと考える買収者にとっては、経営権を握るまでの時間が長くなるため、より買収のハードルが上がるというわけです。

関連用語
クラウンジュエル
焦土作戦
ティンパラシュート
スーパーマジョリティ(絶対的多数条項)
第三者割当増資
ホワイトナイト
パックマンディフェンス
情報
2013年4月29日

SSD

SSD_001
SSDとはPCなどの記憶媒体にフラッシュメモリーを用いたものを言います。

一般的にはHDD(ハードディスクドライブ)を用いるのですが、そうではなく大容量のフラッシュメモリーを用いるといったイメージです。

HDDを用いれば、比較的安価に大きな記憶容量を確保できるのですが、機械的に動いている部分があるため(記憶部分を高速回転させて、ヘッドが読み取るといった事をしています。)電気が沢山かかったり、衝撃に弱かったりします。

その点、フラッシュメモリーならば機械的に何かを回したりするわけではないので省電力ですし、衝撃にも強いのです。

さらに、軽くて読み書きのスピードも速いという非常に優れた記憶媒体です。

「そんなにいいものだったら全部のPCに使えばいいじゃない?」と思われる方もいるかもしれませんね。確かにデメリットがなく、メリットだけならSSDがHDDを駆逐するかもしれません。

但し、完全にHDDと置き換わっていないのにはそれなりの訳があるのです。

まず、記憶能力単位あたりの価格がHDDと比較して高くなります。また、HDDと比較して記憶容量は小さくなってしまいます。

さらに、書き込み回数に限界があるといった問題点もあります(といって十分な数の回数書き込みをすることは可能なので、通常は問題になりません。)

■SSDの接続方式(USBとSATAとNVMe)

SSDにも色々あってUSBメモリのように使えるようなタイプも最近は出ています。ただ、これはPCのストレージとしては使わない事が一般的なのでストレージとして使われるSATAとNVMeをご紹介します。

SATAタイプはPCの自作などを行う人にはおなじみのHDDをつないでいた線をそのまま使えるタイプです。HDDとは比べ物にならないほどのスピードが出ますが、SSDの中ではゆっくりになります。(おおむね600MB/s程度)

これに対してNVMeタイプはマザーボードに直刺しして使うタイプのストレージなのでめちゃくちゃ早く動きます。(数GB/sクラスのスピードがでる)シビアな使い方(ゲームや動画編集)等には有用だったりします。ただ、どうしてもお値段は多少高くなってしまいます。

ただ、一般的な事務作業ではココまでのスピードはオーバースペックになりがちですね。BTOでPCを購入する際などはこのあたりを想定して必要十分な物を用意するとよいでしょう。

■SSD装備PCはマストです

と、中小小規模事業者さんにとってお金よりも社長の時間が貴重な経営資源となります。そのためPCを調達する際には、損金にならないとかいろいろな事情もあるでしょうけど、なるべく良い物を使うことをおすすめします。

事務作業など本質的な価値を産まない作業をする際、読み込みが遅いPCを使うことのコストは思いの外高くついています。

そのコストを測定してくださいとはいいませんが、シンプルに良いPCを、少なくとも明らかなボトルネックになりうるHDDではなくSSD搭載PCを選択することは合理的な選択となります。少なくともスピード面ではSSDはHHDの上位互換になりますから。

経営
2013年4月28日

アウトソーシング

アウトソーシング_001

アウトソーシングとは組織内の業務を外部に委託する事を言います。主に本業に関わらない業務を外部へ委託(アウトソーシング)します。英語ではoutsourcingと表記します。

何でもかんでも自社でやろうと思うと大変ですし、不経済でもあります。

例えば、従業員10人程度の規模の会社が、情報システムを整備するために自社にシステム部門を抱えるといった事はなかなか難しいと思いますし、不経済ですよね。

多少のお金を支払えば、標準的な情報システムを使う事はできますし、それはシステム担当者を雇用して、自前でシステム構築するよりも安くなるはずです。(ASPといった考え方もありますしね。)

このように、なんでも自前でやることはあきらめて、自分たちは本業に集中しましょうという発想です。モチは餅屋に任せるのが一番いいという事ですね。

まあ、このまんがのように 練習をアウトソーシングすることは全くお勧めできませんが。(というか、練習の意味がないですからね。)

■アウトソーシングの利点と注意点

アウトソーシングは不得意なこととか自社がやるべきことでないことをソレを得意としている他者にお願いすることができます。

そのため、専門的サービスを活用することによる効率化やコア業務への経営資源の集中ができます。

また、不得意な業務を行うために経営資源を固定する必要がないため、固定費変動費化することができるとも言えます。

このように適切にアウトソーシングを利用することは非常に利点が大きな対応なのですね。

他方で、注意点もあります。それは委託先へ依存してしまうリスクや、自社にノウハウがたまらないリスクです。

アウトソーシングをしていたらいつまで経ってもその業務はアウトソーシング先に依存し続けることとなり、自社にその後油無にかかるノウハウは蓄積されません。また、状況によっては情報漏洩リスクも存在します。

このように、利点も注意点もあるのがアウトソーシングですので、どこまでアウトソーシングしてどこを自社で内製するのかを決める必要があります。近年ではBPOなどといって、コア業務以外の間接業務をアウトソーシングしてくれるサービスも広まっているので何を選ぶかが重要になってくるのです。

生産管理
2013年4月27日

貸与図方式

貸与図方式_001
貸与図方式とは、組み立てメーカ側が最終的な製品の仕様を決定し、更にその製品に必要な部品も設計を行い、その設計図通りに部品メーカに部品を供給してもらうという方式を言います。

部品メーカに組み立てメーカが設計図を貸与して、その通りに製造してもらうというイメージです。

もちろん貸与なので、設計図は組み立てメーカ側が持つこととなります。

簡単に言うと、部品メーカは製造能力のみを提供するといったイメージですね。

例えば、『まんがで気軽に経営用語』が経営マンガケーキを企画したとします。その時、ケーキに乗せる飴細工のレシピや設計図を提供してその通りに作ってもらうようなケースになります。

この場合、部品メーカーは生産能力だけの供給ですよね。(部品メーカのアイディア等は得に反映されていませんよね。)

委託図方式承認図方式のように、自ら製造する部品の設計にはかかわらないという事ができますね。 

■貸与図方式のメリットとデメリット

貸与図方式はメーカ側が責任を持って設計をしますので統一感や信頼性を確保した設計になる点が利点です。

各種の規格や認証を満たす必要がある場合には大きな利点となります。例えば大きな船とか車など、安全が非常に重要な製品ならば、設計を一元管理することができる事が大きなメリットですし安心にも繋がります。

他方で、貸与図方式で作る場合、部品メーカ側は本当に部品をただ作るためだけに依頼されるようなイメージとなります。そのため部品メーカ側の知恵による改善の機会がうまく行かせない可能性があります。

組み立てメーカからすれば「もっと良い材料があるんだけどな」とか「もっと良い設計が考えられ、軽くて強くなる方法があるんだけどな」といった意見があるかも知れませんが、基本的には設計通りにしか作れないのです。

その結果、技術革新の機会をうまく捉えられないリスクもでてくるのですね。

関連用語
生産管理
2013年4月27日

委託図方式

委託図方式_001
委託図方式とは、製造業などで用いられる方式で、組み立てメーカが要求した仕様に基づいて、部品などを供給する側が細かい設計を行い生産・供給を行うという方式です。

但し、図面自体や設計に付随して発生した特許権は組み立てメーカ側が保有します。

これは、組み立てメーカ側が「設計費用を支払うから、○○という仕様を満たす部品を作ってよ。」といった風にするからです。お金を払って設計を委託するといったイメージなのですね。
さて、似たような考え方で承認図方式というものがあります。

コチラも、委託図方式と同様に組み立てメーカが要求した仕様に基づいて、部品などを供給する側が細かい設計を行い生産・供給を行うという方式です。

しかし、こちらの方式の場合、図面自体や特許権は部品メーカが持つといったイメージです。
設計図

■委託図方式の良いところと悪いところ

委託図方式は、組み立てメーカーが作ってほしい仕様を伝えれば詳細の専門的な設計を部品メーカーが行ってくれることです。

餅は餅屋といいますが、部品加工のスペシャリストである部品メーカに設計してもらうことで、部品メーカの専門的な能力を活用することができるのです。

そして、部品メーカからすれば自社で製造しやすい方式で設計することができるため、製造面でも有利になります。

他方、部品メーカの立場に立つとせっかく画期的な設計をしても組み立てメーカ側の知的財産権になりがちという点が問題です。そのため「あんまり一生懸命やっても仕方ないよね」と考えられてしまうリスクが生じる点です。

生産管理
2013年4月26日

承認図方式

承認図方式_001
承認図方式とは、組み立てメーカ側が要求した仕様に基づいて、部品メーカ側が自ら設計・製造を行って部品を供給する方式の事を言います。図面は部品メーカ側が保有し、仮に要求仕様を満たすために新技術の開発を行い特許を取得したような場合は、特許も部品メーカ側が保有します。

この承認図方式を簡単に言うと、部品メーカが企画し製造した汎用品ではなく、○○に合う部品を作るという専用部品を作ってもらうといったイメージです。
  • 具体例
例えば、本ブログ『まんがで気軽に経営用語』が経営マンガケーキを企画したとします。このケーキは、飴細工をケーキの上に乗せています。

さて、この時、一つの方法としては、既に市場に存在している飴細工の中から、コンセプトに合いそうな飴細工を調達してくるような方式が考えられますよね。

でも、もう少しオリジナリティを出したい場合、「このケーキのコンセプトはこうだから、大きさが5センチで150円、○○ってイメージの飴細工を提供してよ。」といった依頼を部品メーカに行う事もできます。

こういった場合、部品メーカ側は言われた要件を満たしたうえで自分で工夫を行い飴細工を作ることとなります。(この際、画期的な方法を開発して特許を取ったとしたら、その特許は部品メーカのモノとなります。)

そして、部品メーカ側が作った飴細工を組み立てメーカ(今回は本ブログ『まんがで気軽に経営用語』ですね)が承認すれば、部品の供給がスタートされます。
  • 責任と利幅は?
このような承認図方式では、部品メーカ側が品質に対する責任を負ったりする必要がありますが、組み立てメーカが要求した仕様に基づいていれば、自由に設計を行う事ができます。

その為、比較的低コストで製造することが可能となる為、委託図方式や貸与図方式と比較して利幅が大きくなりやすい方式です。
情報
2013年4月26日

ディスプレイ広告

ディスプレー広告_001
ディスプレイ広告とは、インターネット上の広告で、Webページ上一部に画像や動画などを用いた広告のことを言います。

このディスプレイ広告とは、テキストで表現するテキスト広告に対しての言葉で、画像や動画などで広告メッセージを表現する広告となります。

その為、画像や動画の持つ強力な表現力を用いて広告を見る人に訴えかけることができる広告となります。

さて、このディスプレイ広告を閲覧者がクリックすることによって、閲覧者が広告出稿者の意図するWebサイトへ誘導されます。

そのため、ディスプレイ広告は目立つことや、クリックしたくなるような画像を使う事が大切です。

例えば、焼きそばを売りたい人がいるとします。この時に、見るからに冷めている焼きそばの画像を使うよりも、焼きそばを美味しそうに焼いている画像や動画などの方がクリックしたくなりますよね。

このように、クリックしたくなるような画像を用いてクリックしてもらうように仕向けるわけです。

■ディスプレイ広告にはどんなのがあるの?

ディスプレイ広告としては、google社が運営している広告やYahoo広告、LINE広告などがあります。これらはみなさんが見ているWebサイトでも目にすることが多いと思います。

こういった広告配信を承諾すると、目立つ画像で広告が作られます。そして、その画像をクリックやタップするとそのWebサイトに誘導されるというわけです。

■CVはしにくい?

このディスプレイ広告は、テキスト広告よりも視覚的な訴求ができるために認知拡大に効果的であると言われています。また、ブランドイメージの向上にもつながるとも言われます。(なんか広告代理店が言っているだけのような気もしますが)

ただし、目立つだけにクリックやタップは多くなりがちですが、実際には画像に惹かれて反応するひとも混ざるため、CV率は少し低い傾向があるとも言われています。

また、画像や動画ですから表現が強いです。そのため不快に思われてしまうと言ったリスクもあります。

(私は不快に思う広告が出てくるサイトは、精神が削られるので基本的に閲覧しないです。そのような行動をする人もいるので、あまり表現が強すぎる広告を打つのは考えものです)

■リスティング広告とディスプレイ広告の違いは?

よく似た言葉で、リスティング広告(検索連動型広告)といったものがあります。こちらのリスティング広告はユーザの検索内容を元に連動して表示される広告ですから、CVしやすいという特徴があります。

例えば、私がキャンプ用品の検索を繰り返していた場合、リスティング広告ではキャンプ用品が広告としてでてきます。

他方で、ディスプレイ広告は、顕在化していないニーズを掘り起こすための広告ですから、ユーザの検索意図とは関係なしに知らせたい内容を表示することができるのです。

(結果として品位を保つことができたりします。経営マンガでディスプレイ広告を出すなら、職場や学校でみても安心な広告を管理人であるkeieimangaの意思で表示します。)


項目 リスティング広告 ディスプレイ広告
広告の表示タイミング ユーザーの検索キーワードに連動して表示 Webサイトやアプリの広告枠に表示(検索に無関係)
対象となるユーザー ニーズが顕在化しているユーザー 潜在的なニーズを持つユーザー
特徴 CVしやすく、成果に直結しやすい 認知度拡大やブランディングに効果的
広告の内容 基本はテキスト中心 画像・動画などのビジュアル中心
「キャンプ用品」検索時にテントの広告が表示 特に検索していなくてもキャンプの広告が表示される
出稿側のコントロール キーワード入札で広告が表示される サイトやターゲット層を指定して表示できる
表示の品位 検索意図により広告の種類が限定される 出稿者の意図で職場や学校でも安心な内容を選べる

■ディスプレイ広告の失敗事例と成功事例

例えば、このマンガの学校の吹奏楽部が演奏会の告知にディスプレイ広告を使ったとします。

その際、インパクト重視で変顔の写真を使ってしまいました。

結果的に「何の広告か分からない」「ネタ広告かと思った」と受け止められ、クリック数は稼げたものの、集客にはつながりませんでした。

他方で、今回のマンガの例で演奏会の告知に美しい楽器の画像を使い、静かな午後の時間帯に吹奏楽の演奏を好むであろう層が見るようなサイトに集中的に配信しました。
その結果、広告を見たユーザーのクリック率が高く、広告から演奏会の予約を得ることができました。

この事例では、時間帯・ターゲット・訴求内容をしっかり設計していたことが成功要因です。

なお、ディスプレイ広告の効果は、クリックスルーレート(CTR)などの指標を用いて評価されます。


このように、ディスプレイ広告は画像のインパクトに頼りすぎると、本来の目的(訴求ポイント)を見失うことがありますが、しっかりと設計すると伝わるのです。

関連用語
リスティング広告
情報
2013年4月26日

テキスト広告

テキスト広告_001
テキスト広告とは、インターネット上の広告で、その名の通りテキストで構成されている広告の事を言います。

そして、このテキスト広告を閲覧者がクリックすれば、広告主が意図したWebサイトに誘導されるというわけです。

さて、テキスト広告はその名の通りテキストだけで構成されている広告ですから、画像や動画のような強力な表現力はなかなか持てません。


そのため、より目的とする顧客層に響く広告表現を行う必要があります。例えば、「焼きそば」を売りたいときに、「焼きそば売ってます」だけの表現ではなく、テキスト広告を見た人が焼きそばが欲しくなるような表現をすることが大切です。

但し、テキスト広告では、出稿のためにスペースをあまりとらなくても良いという優位性もありますし、画像や動画を作らなくても済むといった点も魅力です。

関連用語
ディスプレイ広告 

■テキスト広告は現在では弱いのでは?

テキスト広告はディスプレイ広告のように画像で訴求しないので過去の遺物だと思われる方も多いかもしれません。

しかし、テキスト広告は、リスティング広告(検索連動型広告)として活用されることが多く、ユーザーの検索ワードに応じて表示される広告としても活用されます。

例えば、「焼きそば レシピ」と検索したときに、「プロ直伝!本格焼きそばレシピはこちら」という広告が表示されるような形です。

派手さはありませんが、検索意図と一致すれば非常に高いクリック率やコンバージョン率が見込めるのが特徴です。

■テキスト広告は制作コストが低いけど表現力に限界があります

このようなテキスト広告は、定義上テキストだけの広告ですから、画像や動画の準備が不要です。

そのため、比較的短時間で出稿できるし、制作コストもとても安くできるというメリットがあります。

一方で、表現が「文字だけ」に限定されるため、限られた文字数で相手の心をつかむライティング力が求められます。(その意味でちゃんとコピーライターさんなどに頼んで作るならば割とコストがかかります。)

また、気をつけないといけないのが著作権違反をやらかさないかです。画像ならば要素が多いので無意識のうちに完全に同じようなものを作るリスクは少ないですが、テキスト広告のキャッチフレーズは文字ですからオリジナルだと思った表現が何処かの企業の丸パクリだったりする危険性もあります。

そのため、出稿する前に少なくとも作ったテキスト広告の文字列で検索をするぐらいの手間はかけたいものです。

店舗管理
2013年4月24日

廃棄ロス | 商品を廃棄しなければならなくなったロスです

廃棄ロス_001
廃棄ロスとは、仕入れすぎた商品が廃棄されることによって発生する損失の事です。

せっかく仕入れたのに、何らかの原因で売り物にならなければ、仕入れ代金が無駄になってしまいますよね。

例えば、100円で仕入れた商品が売れ残って廃棄した場合、100円が無駄になってしまいます。このように、廃棄ロスが発生すると、余計な費用が発生して経営を圧迫してしまう原因となります。

■廃棄ロスは非常に大きい 

少し古い資料ですが平成10年商工業実態基本調査報告書(経済産業省)によると小売業全体の売上高対営業利益率は2.1%です 。また日本政策金融公庫の業種別経営指標によると黒字かつ自己資本プラスの企業平均の売上高営業利益率は2.3%です。

個別企業によって若干異なってくるでしょうが、概ね2%台前半であると考えられます。

このような状態の時に仮に1%以上の廃棄ロスが発生したとすれば、それはかなり経営を圧迫する要因となってしまいます。

onnanoko_bustup_2
うー商品が残ったー。

onnanoko_bustup_2
廃棄するのが一番やな瞬間だよ。

neko_akire
廃棄ロスってつらいですよね 。

onnanoko_bustup
機会ロスの発生を怖がりすぎて仕入れを多くしちゃうんだよね 。ちゃんと在庫管理を徹底しなきゃだめだね。


■廃棄ロスを削減するために 

では、廃棄ロスをどうやったら削減することができるのでしょうか?

■1.仕入数量絞り込む 


このような廃棄ロスを少なくするためには、ちゃんと売り切れる分だけを仕入れると言った風に仕入れる数量を絞り込むことが有効です。

一日十個お弁当が売れるお店ならば、十個だけ仕入れれば、廃棄ロスは発生しないといった発想ですね。

しかし、仕入れ数量を絞り込みすぎて、お客さんが「チキン南蛮弁当が欲しかったんだけど、売り切れていたよ…」といった風になると、今度は機会ロスが発生します。

その為、在庫数量は減らせばいいというものではなく、バランスが大切となってきます。

■2.売上予測する

売上を予測して発注の精度を上げていく必要があります 。理想論になりますが売れるものを売れるだけ仕入れる といった形の対応が必要となるのです。

また計画的な見切り販売も効果的です。売れ残りそうだと感じたら、また死に筋商品になりつつあるということであれば、商品に価値が残ってるうちに積極的に見切り販売を行い、廃棄ロスの圧縮を図る必要があります。

■3.在庫管理の徹底

結局は在庫管理を徹底することが一番重要となります。在庫管理を徹底していなければ売れ残りそうかどうかも分かりませんし、死に筋商品になってるかどうかはわかりません。



解説で出てきた用語・関連用語
先入れ先出し陳列
死に筋
営業利益

出典
経済産業省統計
経営
2013年4月22日

カウンターパーティーリスク | 取引相手由来のリスクが存在します

カウンターパーティーリスク_001
カウンターパーティーリスクとは、取引相手に由来するリスクの事を言います。信用リスクの一種ですね。

相対取引の相手側を示す「カウンターパーティ」という言葉があります。その言葉に「リスク」という言葉を付けているわけなので、取引相手由来のリスクというわけです。

さて、この取引相手由来のリスクとは、取引相手が契約内容を履行する前に破綻してしまう事や、そもそも契約内容を守るつもりがないような場合を言います。

具体的には、金融機関が他の金融機関にお金を貸したのですが、お金を返してもらう前に貸した先が破たんしてしまったりするような状況です。
  • 直接取引の場合に顕在化する可能性がある
株式や先物などを取引所を通した取引の場合は、ほとんどこのカウンターパーティリスクを考慮に入れる必要はありませんが、直接取引の場合は信用リスクの一種として一応考慮に入れておく必要があります。

どんなに相場で儲けても、カウンターパーティーリスクが顕在化してしまえばそのもうけは意味がなくなってしまうため、注意深く対応する必要があります。

また、経済危機が発生しているような場合には、相手が大手の金融機関だと言っても安心はできません。

そのため、そういった危機が訪れた際は取引所での取引を優先した方が安心でしょう。

  • 取引所を通す場合はあまり気にしなくても良いが…
ただし、仮想通貨のような取引をする際には例外的にカウンターパーティリスクが問題となります。

実際に取引所がハッキングされ仮想通貨が流出するなどと言った事故が発生しているため、取引所自体のリスクも考えた投資計画を立てる必要が出てきます。

そのため、取引所を精査するのは当然ですが、ある程度取引を分散させ、万が一事故に巻き込まれても被害を最小限に留めると言った方策をとる必要があります。

また、取引所に仮想通貨を置いておくのではなくコールドウォレットなどに移すといった方法も考えられます。

いずれにしても自分の身を守るのは、自分です。最低限の自衛措置は常に考えて行動することが重要なのです。
法務・支援施策
2013年4月22日

第六次産業 | 第六次産業とは?意味と成功例・失敗例を支援者目線で解説

第六次産業_001
第一次産業の生産者が自ら加工・販売まで行う一貫経営を「第六次産業」と呼びます。  
農業や水産業に携わる人が付加価値を高める方法と、成功事例をわかりやすく解説します。  

【<簡単な説明>】
第六次産業とは、第一次産業(農業とか水産業ですね)の従事者が、自ら加工を行ったり、販売したりを一貫して経営する事を言います。農商工連携などといった言葉もあるのですが、農商工連携は農業者・商業者・工業者(加工者)が連携するといった商工業の文脈が近いと言った特色があります。

この六次産業は、第一次産業従事者(農業・水産業など)が、第二次産業的な加工(食品加工など)を行い、さらに第三次産業(流通)を行うような経営形態です。そして、この第一次産業と第二次産業、さらには第三次産業までを一気通貫で行っているので、1+2+3の第六次産業なのです。

経営的には、川下へ向かう多角化のイメージですね。(関連:垂直統合

■六次産業は生産者(一次産業)が主体のイメージです

例えば、かんぴょうを栽培している農家が、かんぴょう加工し「かんぴょうキャラメル」といった商品を開発したとします。(「かんぴょう栽培」が第一次産業で「かんぴょうキャラメル」の加工が第二次産業です。)

そのうえで、独自の販路を開発して「かんぴょうキャラメル」の販売(第三次産業ですね。)を行ったとします。

こういったイメージが第六次産業のイメージとなります。文字通り第一次産業+第二次産業+第三次産業なのですね。

■ 第六次産業化による地域ブランド強化

一例として六次産業化で地元の特産品を有名にする方法について考えていくことで理解を深めたいと思います。

第六次産業は、農家や漁師などの生産者(一次産業)が作ったものを加工(第二次産業的な考え)し、自分たちで売る(第三次産業的考え)やり方です。

例えば、地元で採れたイチゴをジャムにしてパッケージを工夫すれば、観光地やネット通販で人気商品になるかもしれません。この考え方は、単なる加工販売にとどまらず、地域ブランド戦略の中核を担うことが可能です。

生産段階から最終販売まで一貫管理することで、品質保証やストーリー性を明確化することができるため、他の単なるジャムとも明確に差別化することができ、またうまいストーリーがあれば、他地域との差別化も可能です。

こうして「〇〇の町といえばこの△△ジャム!」といった評判ができると、地域の名前そのものがブランドになります。地域ブランドが広がれば、観光客が増えたり、若い人が地元に残るきっかけ、またはUターンIターンの呼び水にもなります。

このような、第六次産業化は、GI(地理的表示保護制度)登録などを組み合わせることで、高付加価値市場への参入が可能だったりします。

このような地域ブランドの強化は観光業との連携を促進し、地域経済全体に波及効果をもたらします。

■うまい話ではなく、うまくない話をします

さて、このような第六次産業ですが、支援者としては敢えて「うまくない話」を書いてみたいと思います。

まず、ジャムとかうどん(練り込む)、乾物、リキュールなどアルコール飲料化、発酵させる、など六次産業といえば同じような製品が作られがちです。この意味で地域の唯一の資源を使いながら、製造されるものはありきたりのものになりがちです。

また、作り手の都合が全面に出ており、以下のような話が散見されます。
  • 価格
OEMで原料だけ提供して作ってもらいます。小ロットであるため、価格はスーパーで売っている類似商品の数倍します。
  • 製造ロット
小ロット(多くの場合OEMメーカーの最小ロット)しか作っておらず、売れ始めると売り切れが発生します。



もちろん、価格が高いことが悪いわけではないですし、製造ロットが小さいことが悪いわけではないです。「取れる量が限られているから、ワンシーズン限定1000個で価格も高めです」とやっていけばむしろ大きな差別化要因になり得ます。

しかし、往々にして小ロットなのに大手小売店への販路開拓を志向したりと上手く戦略的に動けていないケースが多いのです。

また、小規模な生産者が集まって六次化に取り組むと、うまくいきだした時に空中分解しがちという問題もあります。これはうまくいく前にちゃんとルールを作っておくことが重要だったりします。(上手く行ってから合意形成を図るのはとても大変です)


いずれにしても、総論としては六次化産業はすごく素敵な取り組みが多いです。

しかし、どう生産するか、どう価格をつけるか、どういった流通経路で販売するか、プロモーションをどうするか、新規参入者と既存の推進者の処遇のバランスをどう取るか、収益を動配分するかと行った各論になると、一気に利害関係や意見が対立しがちですので、みんなで集まって何かをやるときは最初に(うまくいく兆候が見える前ですよ)色々決めておくことが重要です。

「三人よれば文殊の知恵」とも言いますが、お金が絡むと「船頭多くして船山に登る」になりがちですから。

関連用語
ふるさと納税
アグリビジネス

経営
2013年4月22日

相対取引 | 証券市場などを通さずに直接相手方と取引をする方法です

相対取引_001
相対取引(「あいたいとりひき」と読みます。)とは、市場を通さないで当事者間で1対1で取引を行う方法のことを言います。
 
取引相手と直接取引を行うわけですから、どういった方法で売買をするのか、いくらで取引をするのかを自由に決めることができます。

イメージとしては、「市場価格は○△円ですが、こういった条件なら、この資産を○○円で売りますよ。」という人に対して「じゃあ買いますよ。」といった感じで相対の取引が成立するという感じです。

そして、この相対取引は外国為替市場など金融関係の取引の際に使われる言葉です。

取引所を通さないで売り買いをする一般的な商品の取引は、言葉の上では相対取引ですが、わざわざ相対取引とは呼びません。また、不動産の取引も基本的には相対取引となりますが、こちらもわざわざ相対取引である事はあえて強調したりはしません。

そのため、わざわざ相対取引という言葉を使うのは、市場が成立している株や債権、外国為替などが主となります。

■どのような場合に相対取引を行うの?


株式市場に上場している株式などでは市場で取引をすることができます。そしてそれが一般的です。

また証券市場を通せばカウンターパーティーリスクを回避できるなど利点があります。

それにもかかわらず、ワザワザ相対取引をする理由は何でしょうか?リスクを追加で犯すわけですから、それなりのメリットがある必要がありますよね。

■相対取引の場合市場価格に影響を与えないで済む


それは、相対取引をすれば株価の変動を抑えられるといったメリットがあるためです。

この相対取引は市場を通さない当事者同士での取引となります。そのため、大量に株式等を売買しても市場価格に影響を与えずに済みます。

例えば、ある会社の発行済み株式を大量に手に入れたいと考えたとします。このような場合、市場を通して買い集めようとするとどんどん株価が上がっていってしまい、結局いくらあれば買収できるのかが分かりません。

しかし、市場外で相対取引で買い集めれば株価の上昇は考えずに株式を集めることができるのです。(もっとも、本当に大量に買い集めようとした場合TOBを行う必要があります。)

  
また、市場価格と全く異なる価格であっても当事者が合意すれば取引可能となります。(ただし、市場価格と著しく違う場合は税金の問題が発生するので税理士さんとちゃんと相談することが大切です。)

tanuki_2
新聞でーす

onnanoko_bustup
へー、あそこの会社はやるわねー。市場外で相対取引で株式を買い集めたから、当初の予算で企業の買収に成功したみたいよ。

neko_negane
どうして、市場を通さなかったんですか?

onnanoko_bustup
市場を通すと、どんどん値上がりしちゃうからね。そうすると必要なだけの株式を集めるためにどれだけお金がかかるかわからないからよ。

neko_negane
そうなんですね。でもそれだったら売る側は市場で売った方がお得っぽいですけどねー


解説で出てきた用語・関連用語
TOB
カウンターパーティーリスク
情報
2013年4月21日

精読率

精読率_001
精読率とは、新聞やメールマガジンなどで、記事を読んだ人の中で、さらに詳しく読んだ人の比率です。せっかく配信した記事ですから、やはり詳しく読んでほしいですよね。

それでは精読率とはどのような指標なのでしょうか?言い換えると、どうやって計算すればよいのでしょうか?例を挙げて考えてみたいと思います。

まず、一万人にメールマガジンを配信したとして、そのうちの千人が一応メールを開封してくれたとします。(この比率を開封率と言います。)

そして、千人の内、十人が詳しく読んでくれたとすると精読率は1%になります。(10÷1000=0.01ですね)
  • 精読率の推定
さて、上の例では何人が精読してくれたかが分かっています。しかし、新聞や配信したメールマガジンなどで、どうやって精読してくれたかを判断するのでしょうか?

割とスグに思いつく方法は、アンケートを取る事ですよね。ほかには、メールマガジンの下部にリンクを張っておいて、どれだけの人がそのリンクをクリックしたといった方法で推定します。

精読率と言っても、肝心の精読した人の数が推定の域を出ないので、あんまり細かい数字にこだわっても微妙であるという事ができますね。
  • 精読率が高いという事は
しっかりと読んでくれるという事は、情報を発信した人が望む行動を取ってくれるためにとても大切です。そのため、精読率は是非上げていきたいものです。

それではなぜ、しっかりと記事を読んでくれた人の方が、情報発信者の望む行動を取ってくれると考えられるのでしょうか?

例えば、あなたが「魚介類詰め合わせ」という商品を販売したいと考えたとして、メールマガジンで商品の素晴らしさを書いたとします。

この場合、やはりメールマガジンを詳しく読んでくれた方が買ってくれそうですよね。

このように、精読率の向上はとても大切なことなのです。

関連用語
注目率

情報
2013年4月20日

開封率

開封率_001
開封率とは、メールマガジンなどを配信した人の中で、正しく受け取った人がどれだけの割合で開封してくれたかを表す指標です。

(メールアドレスが古かったといった理由で、メール自体が届いていない人は計算から除きます。)

例えば、2,500人にメールを配信してそのうち、2,000人にメールが届いたとします。そして、200人がメールを開封してくれたとすると、開封率は10%になります。

【200人÷2,000人=0.1】と計算します。

送付した2,500人ではなく、届いた2,000人の方を計算に使うという事に注意してくださいね。
  • 開封した人数
さて、この開封率という指標ですが、メールを開封してくれた人の人数を正確に把握することはできないといった問題点があるため、正確な開封率を測定するという事は非常に困難です。

それでも、開封率を高めていくことは、大切な施策ですので、開封数を推定する為に色々な方策をとっています。 

例えば、開封人数は、メールマガジンの内容に沿った行動をした人の数とか、アンケートを取る、画像をHTMLメールに埋め込んで、取得数を見るといった方法で推定していくのです。

(画像の埋め込みは精度が高そうですが、画像を取得しないで文章だけをよむ人は数えられないといった問題があります。)

■開封率を高めるためには

件名や送る時間によって反応が変わると思えませんか?

例えば、興味を引くような件名だったり、読むことができそうな時間に送られたメールだったら見ようと思うかも知れませんが、ありきたりなタイトルだったら開きもしないはずです。また、深夜にメールが届いても読まないで埋もれてしまいがちです。

このように、ある意味常識的な対応で開封率を高めることができたりするのです。

そして、「興味深い件名をつける」というだけでは、単なる精神論ですが、いくつかのパターンを試してみて反応の良い件名を使っていく(ABテスト)などの最適化をしたり、読者に合わせて調整していくことなどをしていくことが重要です。

関連用語
精読率
注目率
 
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2013年4月20日

オプトインメール

オプトインメール_001
オプトインメールとは、受信を許諾したユーザにのみに送る、広告メールのことを言います。自分が認めた人や企業からの広告メールだけを受け取るというイメージですね。

そして、メールを送る許可を取る際には、一緒にその人にとって興味がある分野を登録してもらいます。

例えば、「まんがで気軽に経営用語」がオプトインメールを送る場合、経営用語のどんなジャンルに興味があるかを皆さんに選択してもらいます。

そのうえで、マーケティングに興味があると選択してもらった人には、「絶対売れる!経営マンガのマーケティング講座」って本を勧めますし、法務を選択してくれた人には「経営マンガの、補助金を獲得して経営を良くする方法」といったセミナーの広告を出します。

(あ、ただの例ですので、上の本が欲しいとか、セミナーに出たいといった問い合わせは止めてくださいね。)

さて、なぜワザワザ受取許諾をもらう必要があるのでしょうか?「勝手に送りつけるとスパム扱いされるからだよ。」と思う人もいるかもしれませんが、スパム扱いを避ける以外の意味もあります。

というのは、自分が受け取りを許可した広告ですから読んでもらう可能性が、ただのスパムメールよりも高くなります。

また、事前に興味があるジャンルを登録してもらっていますので、読者の興味に沿った広告を配信することができます。

これらの事から、無差別に送りまくるメールよりも広告効果が高いメールであるという事ができるのです。
情報
2013年4月19日

オプトアウトメール

オプトアウトメール_001
オプトアウトメールとは、受信の許諾を取らずに、不特定多数の人に対して無差別に送りつける広告メールの事を言います。

俗にいう迷惑メールとかスパムメールというやつですね。

このオプトアウトメールは、拒否できる(オプトアウトできる)けど、拒否していない→送ってよいという発想で不特定多数に送り付けるといった広告メールです。

一応、「今後このメールを受け取りたくない人は…」みたいな文面に拒否する方法が書いてあるのですが、正直ワザワザ拒否するのも面倒ですよね。
  • 有効な広告か?
さて、このオプトアウトメールを送る事は効果的な広告になりうると思いますか?

より多くの人に広告を届けるといった効果は得られそうですが、信頼感のない人からモノを買おうと思う人は少数派だと思います。

また、拒否感や不信感を持たれると長期的にみて商売のマイナスになりかねません。

その為、基本的にはオプトアウトメールを送らない事が得策であると考えられます。

だって、経営マンガから「経営マンガがこっそり教える、大儲けセミナー」なんて広告が毎日毎日送られて来たら嫌ですよね?(少なくても私は嫌です。だから決してそんなメールを無差別に送ったりはしません。)

自分がされたら嫌なことは人にしないというのは、経営用語とか関係なしに大切なことですね。

関連用語
オプトインメール
情報
2013年4月19日

バイラルマーケティング

バイラルマーケティング_001
バイラルマーケティングとは、人づてに製品やサービスの口コミを広げていくといった手法の事を言います。

口コミがまるでウイルスが感染するように広がる、といったイメージからバイラルマーケティングと言っています。(バイラルという言葉には感染性といった意味があるのです。)

例えば、一人の人が身近な2人に伝えたとすると、バイバイゲームで情報を知っている人が増えていきますよね?そういったイメージを持っていただければと思います。

以前に比べ、インターネット等の発達によって口コミ情報がより多くの人に届くようになりました。そのため、「口コミを利用すれば、安くしかも信頼性のある情報発信が可能ではないか?」といった考え方が生まれてきたのですね。

但し、口コミを利用するので、コントロールできないといった怖さがあります。

というのは、「最初は好意的に書かれていたが、問題点が発覚したため批判的な口コミが広まってしまう」といったケースもあり得るからです。(炎上マーケティングといった手法もあるにはあるのですが…)

また、口コミをコントロールしようとして、ステルスマーケティングを行っているといった批判を受ける可能性もあります。

例えば芸能人に自社の製品をモニターとして使ってもらい、報酬を支払ってその感想を書いてもらうといった行為はステルスマーケティングとなってしまうので注意が必要ですね。
情報
2013年4月19日

クリック率

クリック率_001
クリック率とは、インターネット上での広告成果を見るための指標の一つです。単純に言うと、広告が表示された回数に対して何回クリックされたかを示すよう指標ですね。

この指標は【クリック率=クリック数÷インプレッション数】で計算することができます。

例えば、百回クリックがされていた広告があったとします。そして、その広告は一万回表示されていました。この場合のクリック率は100÷10,000=0.01となります。1%というわけですね。

このクリック率とは上の計算式の通り、クリックスルーレート(CTR)と同じ考え方となります。
  • どんな考え方から来ているの?
広告はクリックしてもらってこそ初めて効果を発揮するという風な考え方から来ている指標です。

例えば、アフィリエイトサイトや物販のサイトを紹介するような場合では、何度広告を見せたとしてもあまり意味はなく、自分のサイトに来てもらわないと、売上にはつながりません。
 
そういった場合、どれだけ広告をクリックしてくれたかを測定して、よりクリック率の高い広告表現に改善していくことが大切です。
  • 費用対効果
さて、インプレッション保証型広告などで一万回の表示を500円で購入したとします。

その場合、一回でも多くクリックされた方が費用対効果が高くなりますよね?

例えば、1回しかクリックされなければ、1クリックあたりの単価は500円になります。(クリック率は0.01%です。)

しかし、上の例で500回クリックされたとすれば、1クリックあたりの単価は1円になります。(クリック率は5%です。)

この場合、単純にクリック率が高い方が費用対効果が高いという事ができます。

しかし、クリック保証型広告の場合は、クリック率と費用対効果は無関係となります。クリック一回当たりで課金するという広告出稿方法ですから、クリック率が高いという事はそれだけ多くのお金を支払うという事になりますし、クリック率が低ければそれだけ支払うお金が少なくて済みます。

■クリック率の落とし穴

クリックはされればされるほどよいと思いがちですが、実際にはそうではありません。

あくまでクリック率は広告効果の初期指標であって、質の低いクリックは集めても仕方ないのです。

例えば、ユーザー体験を損なってでもクリックしてもらうような広告(例えばオーバーレイ広告)を出向して集めたクリックは、滞在率が極端に低かったり直帰率の高いアクセスになる可能性が高いです。(意図せず表示した広告なんか見たくないですからね)

また、ボットによる不正クリックなどの問題もあるため、クリック率だけではちゃんと効果があるものかどうかわからないのです。

そもそも、広告の目的は、その後に購買など狙った行動に結びつくことですから、CV率などと組み合わせて見ていかないと本質を失ってしまうのです。

情報
2013年4月18日

炎上マーケティング

炎上マーケティング_001
炎上マーケティングとは、インターネット上の炎上を利用して注目を集めて、知名度を向上させるといった手法です。

(この、炎上とは、何らかの問題によって批判が集中したり、時には誹謗中傷が集中するような状況を言います。)

さて、どのような流れで炎上という望ましくない状態が発生して、それが最終的に意図的に炎上させた人の利益につながるのでしょうか?以下流れを示してみます。

まず、あえて炎上しそうな発言(例えば、公序良俗に反するような発言とかですね)をしたりするといった行為から炎上マーケティングは始まります。

この発言に、一般の人たちが反応します。一般の人たちが眉をひそめるような発言ですから、反感から「こんなことを言っている人(企業)がいる!良くないよね!」といった風に情報を拡散させていきます。

この情報がある程度広がると、批判的なコメントや反応が殺到する時が来ます。このような状態を炎上というのですね。

そして、狙い通りこの状態になれば、良し悪しは別として注目を集めることに成功しています。

この後、上手く悪評を払しょくできれば注目されたというプラスの面が残ります。

(もっとも、悪評の払拭は非常に難しいですし、インターネット上では文章として炎上したという事実は残りますので本当の意味で上手くいくことはごく稀なのかもしれません。)

もしくは、悪評でもなんでもいいからアクセスを集めて(PVとかUUは少なくとも増えますからね。)アフィリエイトで何かを買ってもらうとか、クリック保証型広告インプレッション保証型広告で収益化するといった手法も考えることができます。

芸能人などが、わざとスキャンダルを起こして名前を売るような行為を売名行為と呼んでいましたよね。炎上マーケティングとはそれのインターネット版といったイメージになります。
情報
2013年4月18日

CPM

CPM_001
CPMとは、広告などをWebサイト上に千回表示するための費用の事を言います。こちらはクリックが基準のCPCクリック保証型広告のイメージです)に対して表示が基準(インプレッション保証型広告のイメージです)となっています。eCPMとも呼ばれます。

広告出稿側がCPM◯◯円で広告を出稿するという選択をすれば、それは千回の表示あたりで○○円支払うというインプレッション保証型の広告で出稿するといった意味となります。Cost Per Milleという言葉の略称で、milleは1000という意味です
 
また、このCPMを効果測定的に計算することもできます。

例えば、五百円で一万回の表示を保証するような広告を出稿する場合、CPMは50円となります。

計算方法は【CPM=(支払い費用÷表示回数)×1000】となります。

この場合、CPM=(500÷10,000円)×1,000=50円となるのですね。

さて、このCPMはクリック数のデータを取っていれば1クリックあたりの単価であるCPCに変換することができます。(変換というか計算しなおすという感じですね。)

上の例で、50回のクリックがあったとすると

CPC=10,000÷50=200円という事ができます。

■CPMは1000回表示にかかる費用

このCPMは1000回表示するのにかかる費用という、料金を図る単位、指標になります。そのためCPMで〇〇円と指定すれば、費用予測が容易になります。

例えばCPM500円なら、10,000回表示であれば10倍の5,000円かかるということがわかりやすく計算しやすくなります。

他方で、インプレッション保証型広告と組み合わせて使われることが多いため、表示されただけで課金されます。そのため、表示だけされても成果に結びつかない可能性も高く、しっかりと広告を設計しないと無駄になってしまいます。

このあたりはインプレッション保証型広告と同じメリット・デメリットがでてくる感じですね。

このように本来は、CPMはあくまで表示1,000回あたりの『費用の指標』ですが、実務的にはCPMはインプレッション保証型広告と同じように使われています。
マーケティング
2013年4月17日

ジェネリック家電

ジェネリック家電_001

ジェネリック家電は、大手製品とほぼ同等の性能を持ちながら価格を抑えた家電のことです。
本記事ではジェネリック家電の特徴や購入メリット、市場拡大の背景などをわかりやすく解説します。

<簡単な説明>
ジェネリック家電とは、ナショナルブランドの家電とほぼ同等の機能を持つが、価格の安い家電の事を言います。

薬の世界には特許が切れた医薬品を「安いけど効果は同じ」と謳って販売するジェネリック薬品というものがありますよね。それの家電版といったイメージです。

■ジェネリック家電はどこの製品でも大差がない?

現在の家電は、基本的な機能ではどこのメーカが作った製品を使っても、そう大差がない状態になっています。(必死に研究開発しているメーカの皆様には申し訳ないのですが、消費者としての本音です)

例えば、冷蔵庫の価値ってなんでしょうか?食品を冷却して保存する事ですよね。そして、その機能だけを取ってみればどのようなメーカの製品を買ったとしても、遜色は無いハズです。(冷えない冷蔵庫は単なる不良品ですよね。)

という事は、基本的な機能を満たしていれば良いと考える層にとっては、どこのメーカであっても変わりがなく、安ければ安いほどよいという世界になっているのです。(このような現象をコモディティ化と言います。)

そしてこのような層に、メーカの知名度は低いけれども、基本的な機能を満たした安い商品を提供するという事は小売店側の戦略としてはありだと思います。その際、投入される、知名度の低いメーカが作った価格の安い家電をジェネリック家電というのです。

ナショナルブランドに対するノーブランドといったイメージにも近いかもしれませんね。

■ジェネリック家電の市場拡大と背景

このようなジェネリック家電が増えている理由について掘り下げていきます。

昔はテレビや冷蔵庫といえば、有名なメーカーの物を買うのが普通でした。例えばナショナル(現パナソニック)とか、三菱電機なんていう大手メーカーの家電です。

でも今では、知らないメーカーの安い家電もたくさん売られています。これは、家電の基本的な性能がどこも似てきたからです。

たとえば、どの冷蔵庫でもちゃんと冷えるし、どの炊飯器でもご飯が炊けますよね。こうなると、「有名なブランドじゃなくてもいいから安くて使える物がほしい」という人が増えてきます。

■ナショナルブランドの多機能化への隠れた不満とジェネリック家電

我が国の大手メーカーはそのような顧客の要求水準が頭打ちの状況を捉え、さらなる差別化に勤しみました。家電なのに空気をきれいにすると謳ったイオンが出るなど、本質ではない機能様々な機能を盛り込んだ多機能化などです。

みなさまが、どのように感じられたかはわかりませんが、筆者は、「大手メーカーの製品は、一回も使うことがない機能がついている分、高くなっているんだよね・・・」と感じていました。

つまり、顧客が求める品質とあまり関係のない多機能化、高価格化が行われ、ある意味顧客が置き去りだったのです。

(もちろん消費者ニーズ調査を厳密に繰り返したのだとは思いますが、調査対象の母集団設定は適切だったのか、聞き方は適切だったのかは問うていく必要があると思います。)

■家電は単なる【汎用商品】になりつつある

このジェネリック家電の市場拡大は、家電製品のコモディティ化が主な要因です。主要機能に関して技術的な差異が小さくなり、低価格でも十分な性能を提供できる環境が整って来たのです。

さらに、製造のグローバル化により、中国や東南アジアのOEMメーカーが高品質かつ低コストで製品を供給可能になってきているのも大きいです。

この中国や東南アジアのメーカーは実際に大手メーカーの家電をOEMなどで作って技術を磨いてきているので、決して品質が悪いと言った事がありません。

そのような企業が、自社ブランドで必要十分な機能を安く提供していますから、なかなか一流メーカーの家電が戦うのは難しくなりつつあります。

■消費者ニーズの変化

国内市場では少子高齢化と可処分所得の減少に伴い、「必要十分な品質を低価格で」と消費者ニーズが変化してきています。

そして、実際のお店やネットショップは、このニーズに応えるためにジェネリック家電を扱うようになってきています。このニーズの変化に対応して、家電量販店のプライベートブランドや、知名度の低いメーカー製品の取り扱いが拡大したのです。

特に一人暮らしや学生向けに、必要最低限の機能に絞ったモデルが人気になっています。加えて、ECサイトなどでは、消費者はブランドよりもレビューや価格比較で製品を選択する傾向があります。この結果、ジェネリック家電は一つのカテゴリーとして定着しつつあります。

これらの結果として、ジェネリック家電はどんどん広まり、今では大型家電量販店やネット通販でも当たり前に見かけるようになったのです。


マーケティング
2013年4月17日

知覚品質 | 消費者が感じる品質が作り手の都合で考えた品質より重要です

知覚品質_001
知覚品質とは、顧客が購入時に感じる主観的な品質評価のことです。
本記事では、顧客視点の品質の捉え方と向上のための実践ポイントを解説します。

<簡単な説明>
知覚品質とは、顧客が何かを購入しようと考えたときに感じる、品質の事を言います。英語ではperceived qualityと表記されます。

この用語は「顧客が感じる品質」という所が大切です。イメージとしては客観的な品質というよりも、主観的なモノになります。

■テレビの知覚品質とは?

例えば、テレビという製品を考えてみます。

ある人は、映像の美しさに価値を感じていたとします。こういった人にとっては「従来の機種と比較して映像の美しさがアップしました!」という文言は非常に魅力的な宣伝文句です。

しかし、「映像の美しさよりも、音の良さの方が重要だよ。」とか、「消費電力が低い方が望ましいよ。」といった風に考えている人にとっては、映像の美しさがアップしたからと言っても、「このテレビの品質は高い」といった評価につながらないかもしれません。
 
このように、お客様が求めているものは多種多様なモノになります。それにもかかわらず、映像の美しさを追求して「世界一映像が美しいテレビ」を作ったとしても万人に受け入れられるわけではないのですね。(良いものを作りさえすれば売れるという発想を製品志向と言います。)

もちろん、映像が美しい事に価値を感じるお客様をターゲットとして差別化を図っていく(ターゲッティング)というアプローチは有効ですが、「世界一映像が美しいテレビは万人受けするハズ」と考えていると、思わぬ落とし穴にはまるかも知れませんね。

顧客が何を重視して商品や製品を選択しているかを意識することが大切というわけです。

■実際の品質も最低限の水準を満たす必要があります

とはいえ、実際に品質がプアであれば知覚品質は上がってきません。

上のテレビの例では、そうはいっても消費電力が非常に多い、耐久性が低い、デザインが明らかに悪い、音質・画質が悪いといった事が一つでもあればすぐに不満に結びついてしまいます。

しかし、その品質がある一定水準を満たせば後はどの切り口を評価するかは消費者の考え方次第となります。

再び上のテレビの例に戻れば、世界一映像が美しいテレビは音質重視の人にとっては明らかに過剰品質であり、高い品質とは見做されないのです。

■ターゲッティングが重要

その意味で、「誰に」「何を」提供するかといったマーケティング的な考え方が重要となります。

世界一映像が美しいテレビは、映像の美しさにこだわる人たちに対して提供するならば知覚品質が上がり、満足度が上がると考えられます。

その意味で、知覚品質を考えるならば、誰に提供するかと行った事を考えていく必要が出てくるのです。

■知覚品質を高める方法と測定

知覚品質をアップさせるコツを考えていきましょう。

この知覚品質を高めるには、まず「お客さんが何を大事にしているか」を知ることがとても大切です。顧客が感じる価値を把握して、何処で訴求するかを考えるのですね。

例えば、ゲーム機を買うときに「画質がきれい」か「持ち運びやすさ」「耐久性」など幾つかの重視する項目があったとします。

ゲーム機メーカーは、お客さんの声をアンケートやSNSで集め、どの価値がターゲットとしている顧客にとって重要視されているのかを探る必要があるのです。そして、顧客が重要視している特徴について強くアピールしていくのです。

また、使った人の感想(口コミ)を集めて紹介すると、他の人も安心して「良さそう!」と思いやすくなります。ポイントは、広告や販売現場の訴求点を何処にするかを決め、体験価値を一貫して提供していくことなのです。

■知覚品質の測定方法

それでは、知覚品質はどうやって測ればいいのでしょうか?

まずはアンケートで「どこが良かったですか?」と聞くのがシンプルです。

たとえば文化祭で、食べ物の「味」「見た目」「値段」にそれぞれ点数をつけてもらえば、どこに満足してもらえたかが一目で分かります。

さらに、年齢や性別などでお客さんをグループに分けると、「このグループは値段重視」「こちらは見た目重視」といった傾向が見えてきます。

このようにして集めた情報は、次の商品づくりや宣伝のポイントを決める材料になります。

■知覚品質とブランドイメージ

知覚品質は実際の品質だけでなく、ブランドイメージや値段にも左右されます。このように、人間の感じ方は結構あやふやですので、良いものを作ればいいというだけでなく、細部にまで気を使う必要があるのです。

例えば、お菓子を考えます。同じお菓子でもパッケージが雑なデザインで作られているものと、素敵なデザインのパッケージのものだったら、後者の素敵なパッケージのほうが美味しそうだし品質が高そうだと思いますよね?

同じように、好意的に感じるブランドがついていれば、何もついていない商品よりも美味しそうに感じてしまうと思います。
記号的消費という記事も参考にしてみてください)

また、同じお菓子だということを知らなければ、100円で売られているのと、1000円で売られているお菓子だったら、1000円の方が品質が良いと思ってしまいますよね?(こういった技を心理的価格政策といいます)

これらのように、同一商品であっても、デザイン、価格、ブランドなど様々な要素が知覚品質に影響を与えることが可能となってくるのです。

もちろん、こういった消費者の事前の『期待値』を盛り上げる演出をした場合、肝心の商品の品質が期待外れだっと大きく失望させてしまうため注意が必要になってきます。

情報
2013年4月16日

CPC

CPC_001
CPCとはWebサイト上で1クリックしてもらうために支払う費用のことを言います。英語ではcost per clickと表記し、文字通り、一クリックの費用という意味です。

この用語には2通りの使われ方をしていて、効果測定的に、1クリックされるためにどれだけの費用がかかったかを見る指標でもありますし、1クリックあたりに広告代理店に支払う単価といった意味もあります。
  • 効果測定的な目的で使われる場合
【CPC=クリックを獲得するために支払った額÷総クリック数】で計算することができます。

例えば、インプレッション保証型広告に一万円支払い、千回表示してもらったとします。
その時に、百回のクリックを集めたとすると、

CPC=10,000÷100=100

となります。
  • 1クリックあたりの支払額として使われる場合
さて、ワンクリックあたりのコストと言っているのですが、広告出稿側がCPC形式で広告を出稿するという選択をすることもできます。

この場合、それはクリック1回あたりで○○円支払うというクリック保証型広告の広告で出稿する(PPC広告とする)といった意味になります。

そして、CPCの金額は広告を出稿する側からすると、クリック1回される毎に支払う費用の事ですし、広告を掲載する側からすると、クリック一回あたりに受け取る収益となります。

広告を出稿する側として考えるなら、このCPCは低い方が望ましいですし、広告を掲載する側からすればこのCPCは高い方が望ましいですね。

このように、使う人によって意味は異なってきますが、根本的な意味は広告1クリックあたりの単価といった意味となります。
情報
2013年4月15日

インライン広告

インライン広告_001
インライン広告とは、オーバーレイ広告に対する言葉で、Webサイト上の特定の場所に埋め込む形式の広告の事(通常の広告のイメージです)を言います。

例えば、トップページの一番上に固定で表示される広告や、記事の真下に表示されるような広告です。

オーバーレイ広告と比較して、自分を主張しすぎない広告といったイメージになるでしょうか?

少なくとも、スクロールについて来たり、画面全部を覆ったりはしないため比較的邪魔にはなりませんし、記事を読み終わった読者にさりげなく「こんな情報もありますよ…」みたいに提案するようなイメージとなります。

さて、このインライン広告は広告を見せ方から分類した用語です。表示する広告の内容で分類するならば、コンテンツマッチ広告ユーザマッチ広告、課金方法で分類するならば、クリック保証型広告インプレッション保証型広告といったモノもあります。

広告一つをとっても、色んな分類の切り口があるのですね。
法務・支援施策
2013年4月15日

最恵国待遇

最恵国待遇_001
最恵国待遇とは、ある国に対して、通商や航海、関税などで第三国と比較し不利にならないような待遇を約束することを追います。英語ではmost favored nation treatmentと表記します。

何処と比べても不利ではない待遇→最も恵まれた国の待遇というイメージになります。

どうでしょうか?イメージつきますか?スケールが大きすぎるので、これを人に置き換えて説明してみます。

例えば、宮城さんが岡崎さんに最恵国待遇を与える場合を考えます。また、岡崎さんは宮城さん保有の駐車場を一時間400円で使用する権利を与えられていたとします。

この時、宮城さんが斉藤さんに「駐車場を一時間300円で使っていいよ」との契約を結んだとします。

この場合、最恵国待遇が与えられている岡崎さんにも、自動的に「駐車場を一時間300円で使用する権利」が付与されます。

というのは、岡崎さんが駐車場を一時間400円で使用すると、一時間300円で使える斉藤さんに比べて不利ですよね。(不利という事は最恵国ではありませんよね)

その為、岡崎さんが最も恵まれているというためには、最低限、駐車場を一時間300円で使える必要があるのです。

■WTOと最恵国待遇

WTO(世界貿易機関)では加盟国は加盟国同士、お互いに最恵国待遇を与えることがルールとなっています。

例えば、我が国が南米の何処かの国と二カ国で関税率を下げる協定を結んだとします。その場合、他の加盟国への関税も下げる必要があるのです。

これは、特定国との貿易を特別に有利にする(逆に言えば他の国との条件が不利になる)事をできなくし、透明性と予測可能性を高めているのです。つまりいわゆる「えこひいき」をなくして公平に貿易をするためのルールなのですね。

なお、自由貿易協定(FTA)や開発途上国向けには特恵関税制度などを結ぶことは認められています。(TPPなどが有名ですね)

関連用語
内国民待遇 
情報
2013年4月14日

ショールーミング

ショールーミング_001
ショールミングとは、消費者が商品を買おうと考えたときに、小売店で現物を見たのちに、ECサイトを利用して購入するといった形態のことを言います。英語ではshowroomingと表記します。

お店がショールームのように使われるという事からショールーミングというのです。

さて、どうしてこのようなことが発生するのでしょうか?「お店で現物を見たのであれば、そこで買えばいいじゃない」って考える方もいますよね。

でも、インターネット販売の方が安く買えるとしたらどうでしょうか?この場合、「何が何でも今すぐ欲しい」と思っていなければ、安いインターネット販売で購入した方が良いですよね?

(インターネット販売のサイトの場合、陳列する手間がかかりませんし、全国が商圏となる為、販売数量に規模の経済が効いてくるため安く売ることができるのです。)

また、インターネット販売の「現物を実際に見ることができない」といった弱点も克服できるので消費者にとっては合理的な方策となりえるのです。

もっとも、このような行為が横行すると店舗型の小売店は困ってしまいます。ワザワザ商品を仕入れて陳列しているにもかかわらず、ECサイトのショールームと化しているわけですからね。

■ショールーミング対策

ショールーミング対策をしていかないと小売店としては、せっかく仕入れた商品が生きてこないため大変ですし、折角お客様のためにいいものを仕入れるという努力が徒労に終わってしまいます。そのため、いくつかの対策が考えられます。

ただ、お客様からすればどこで買っても一緒なら安い方が良いと考えるのも仕方ないところです。、そのためm例えば、当店で買ってくれればその場で使えるサービスを付けるとか、詳しい説明を行う。また、購入後にも相談に乗りますというアフターサービスを提供するなどが考えられます。

また、限定特典を用意したり、会員向けのポイント還元(ただの割引になるとネットショップのほうが強いので同じ土俵で戦わない工夫が必要)をするなどの仕組みづくりも有効です。

最終的には単なる価格競争ではない購買体験を提供する事が重要です。

■家電などはどうすればいいの?

パン屋さんや和菓子屋さんは製造を自社で行うため本質的にはネットで競合が売っていないものを提供することが可能です。しかし、家電などはどこで買ってもパナソニックはパナソニックで素敵です。

そのため、小売店は実機を体験してもらう、使い勝手を想像できるような接客を強化する(実際に操作してもらい、アプリ連携などを体験してもらう)、専門的なアドバイスを提供するなど、店舗がある事を最大の強みとしてどう差別化するかを考えていく必要があるのです。
情報
2013年4月14日

オーバーレイ広告 | 邪魔な広告なので長期的には逆効果になりかねない危険な手法です

オーバーレイ広告_001
オーバーレイ広告とは、Webサイトの上に重なって表示される広告のことを言います。インライン広告に対する言葉となります。

みなさんも、あるWebサイトを閲覧した時に、全画面が広告となったり、スクロールしても画面についてくるような広告を見たことがあるでしょうか?

その様な広告をオーバーレイ広告というのです。
  • うっとうしい広告です
さて、Webサイトに重なって表示される広告なので、目立つのはご理解いただけると思います。ただ、「目立つけど(目立つから)邪魔!」って思う人もいますよね?

その為、やりすぎると非常に嫌われる広告の手法になってしまいます。利便性を損なうレベルで広告を表示すれば閲覧者も「こんな見にくいサイト、二度と見に来るか!」みたいな否定的な感情を持たれるかもしれません。

やりすぎて閲覧者の利便性を損なうと、長期的に見てマイナスになりますので、オーバレイ広告を出稿するのであれば適切な範囲に抑えることが大切ですね。
  • 規制の動きも
と、このような効果的ではありますが、はっきりと言えば邪魔な広告手法ですのでこのまんがのように規制の動きが出ています。

検索エンジン側も、閲覧者のためにならない(端的に言えば邪魔なので)広告手法なので、過剰にオーバーレイ広告を利用しているサイトは検索順位を下げる旨を明言しています。

これは、検索エンジンの開発者側の立場に立ってみれば、次のような事になるのを嫌がっていると考えられます。

「この検索エンジンでの検索結果なんだけど、見にくいサイトが多いなぁ」→「この検索エンジン使いにくいな」→「他の検索エンジンを使おう」

このような事になってしまっては、検索エンジンの提供業者はたまりませんので、過剰に使うと規制しますと言っているのです。

tanuki_2
ちら

onnanoko_bustup_2
ぽち。あーもう、見ようとしてないのに、うっかり広告を押しちゃったわ。こういう広告の出し方をする企業の製品っていまいち信用できないのよね。あと、このサイトもこの広告が多いから見るのやめようかしら。

tanuki_2
こんな反応されたら、完全に逆効果ですよね…



  • ブラウザでも見えなくする動きが
2018年にはグーグルが提供しているchrome上で、基準を満たさない過剰なオーバーレイ広告を表示しない対応を取っています。

このような動きになってしまうと、何のために広告を掲載しているのかがわからなくなるため、オーバーレイ広告はあまり使われなくなるような気もします。


関連用語
検索連動型広告
ユーザーマッチ広告
コンテンツマッチ広告
情報
2013年4月14日

検索連動型広告

検索連動型広告_001
検索連動型広告とは、検索エンジンを用いて何らかの用語の検索を行った際、検索結果画面に表示する形態の広告を言います。

検索を行うという事は、その用語に興味があって検索を行っていると考えることができます。(興味ない用語をわざわざ検索しますか?しないですよね?)

そのため、「検索結果にマッチした広告を出せば、多くの人が見てくれるんじゃない?」といった発想で行っている広告の形態です。

例えば、「柴又 美味しいお蕎麦」みたいなキーワードで検索した人がいたとします。その人は、東京の葛飾柴又にあるお蕎麦屋さんが知りたいわけですよね。

この人の検索結果画面に、柴又にある蕎麦屋さんの広告を表示するのが、検索連動型広告です。

この人は「美味しいお蕎麦屋さんを知りたかったわけですから、それが広告であろうが、なんであろうが美味しければ良いでしょ。」といった発想の広告なのですね。

関連用語
ユーザーマッチ広告
コンテンツマッチ広告
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