可処分所得とは実際の収入から、税金・社会保険料といった直接的に支払い義務のある費用を支払った手残りのことを言います。
この可処分所得という言葉は、自由処分できる(好きに使える)『可処分』と収入『所得』を組み合わせた言葉で、「自分の自由に使えるお金」といった風な言葉です。簡単に言うと、一般的に言う、「手取り」という言葉をイメージしていただければと思います。
そして、この可処分所得をどう使うか、もしくは将来の消費のために取っておくか(貯蓄するか)を考えていくわけですね。
可処分ですから、消費しても、貯蓄してもいいというわけです。取っておくか(貯蓄するか)、使うか(消費するか)というわけですから、可処分所得は次のような計算式で表すことができます。
可処分所得=消費+貯蓄
- 固定的にかかる費用はどう考えるの?
ここで、「家賃とか、電気代・水道代とかの絶対に払わなきゃならないお金はどう考えるの?」って疑問が出てくるかもしれません。(家賃などは企業経営でいう所の固定費になります。)
この家賃とか水道光熱費は確かに払わなきゃならないものです。しかし、別に国や地方公共団体が、「あなたの収入は○○円だから、家賃は○×円ね」と言っているわけではないですよね。
言い換えるとあなたが選択して今のところに住んでいるわけですから、可処分所得から支払っていると考えるのです。(実際には可処分じゃないと思いますけど、そうなっています。)