元利均等とは、借入金の返済の方法の一つで、支払期間の最初から最後まで均等額で返済し続けるという方法です。
借り手側としては、最初から最後まで返済額が一緒なので、わかりやすいといった長所があります。
でも、「あれ?最初は借りた全額に対して利息がかかるけど、元本が少なくなった最後の方はほとんど利息がかからないよね?」って思われる人もいるかもしれませんね。
確かにその通りで、同じ金額を支払うと言ってもその内訳が異なってきます。
例えば、1,000万円の住宅ローンを組んだ人がいたとします。そして、このローンは年2.4%の金利がかかるとします。そして、毎月の支払金額は5万円だったとします。
この場合、最初の一回目では支払総額の2万円分が利息になります。(つまり、元本は3万円しか減らないのです)
このことが、借り手側のデメリットになります。つまり最初のうちは、元金均等方式に比べ元本の減り方が遅くなるので、返済総額が多くなってしまうのです。