IPOとは、上場していない企業が、証券取引所に上場して不特定多数が自由に取引を行う市場で株式を流通させることを言います。英語ではInital Public Offeringと表記し、日本語訳なら『新規公開株』となります。
さて、IPOというと、どのような印象を受けるでしょうか?「新規公開株式への投資って儲かるんでしょ?」といった意見から「なんか騙されそうで…」という意見まであると思います。
でも、IPO自体には何ら良し悪しはなく、単純に市場で株式の取引ができるようにするという事なのです。
- 資金は調達できるの?
IPOを実施する際に、既存の株主が持っている株式を売却するだけでは、会社にとっての資金は増えません。
そのため、企業がさらなる飛躍を目指すためにIPOをする場合、同時に新規株式の発行も行います。
- どうして上場するの?
また、返済不要な資金についても、投資家を直接探して来れば手に入れることができます。
それではなぜワザワザ上場を目指すのでしょうか?株式を上場をするためには様々なクリアすべきハードルがあります。
しかし、そのハードルを乗り越えるだけの価値があると考えられているから上場を目指すのです。
例えば、株式の公募が可能となるので、市場から直接資金調達を行えるようになります、。
また、会社の信用が向上して、金融機関からの融資を受けやすくなったり、優秀な人材の獲得にも有利になります。
このように様々なメリットがある為、ワザワザ株式の上場を目指すのですね。