BIとは、ビジネスインテリジェンスとも表記され、企業経営にかかわる情報を、あたかも自動車の運転席や飛行機のコックピットの計器で見るように見えるようにしておくことを言います。英語ではBusiness Intelligenceと表記されます。
これは、「せっかく、企業を管理するために活用している業務システム(ERPパッケージなどですね)があるんだから、そこから集まってくる非常に大量のデータを活用して、経営に必要な情報を見えるようにしようよ」といった発想です。
そして、そのデータの活用を統計の専門家とか、財務の専門家といった人たちに任せるのではなく、データを活用することを望む人が(経営者のレベルとか現場の管理者レベルが)その場で分析できるようにしようという発想なのです。
この考え方は、情報をユーザレベルで簡単に分析できるようになるという考え方で、良くあるIT万能説(ITは魔法の杖じゃないのに…)の一種であるような気がします。
いずれにしても、出てきた数値をどのように読み取るかは、読む人のスキルに依存するわけであり、数値が何を表しているかをきちんと理解できる水準の教育訓練は必要となりそうですよね。