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通信講座

中小企業診断士_概要
2015年8月30日

働きながら(月80時間超の残業をこなしながら)中小企業診断士に一発合格する方法 合格を最短で実現する学習方法編

neko3
第四回目は『働きながら(月80時間超の残業をこなしながら)中小企業診断士に一発合格する方法 効果的な学習方法編』という記事になります。

さて、読者の皆様は勉強するプロセス自体が目的ですか?勉強のプロセス自体が目的であれば、本記事のような『効果的な学習方法』といった事はあまり考える必要はないと思います。

確かに新しい事を学ぶことそれ自体は大きな喜びであり、人が本質的に持っている欲求の一つであるとも考えられます。

年齢がいくつであっても新しい事を学びたいという人はたくさんいて、新しい事を積極的に学ぶことはそれ自体が喜びでもあり、学んだ新しい事を活用することもできるので、人生の質を大きく改善することができる行動だと思います。

この事を踏まえて、中小企業診断士の試験範囲の内容を学ぶこと自体が目的なのか、それとも、中小企業診断士試験に合格することが目的なのかをもう一度自分の心に訊いてみてください。

そして仮に、中小企業診断士試験に合格することが目的であるならば、学習の効果に徹底してこだわる必要があると考えられます。
  • 素早く合格することが一番です
さて、筆者は中小企業診断士試験は、資格予備校に通って1回でストレート合格しました。また、行政書士試験も合格しているのですが、こちらは独学で2回試験を受けて合格でした。(1回目は確か12点(つまり3問)の不足で不合格でした。)

先に経営法務といった試験科目がある中小企業診断士試験に合格していたため、行政書士試験の出題範囲である会社法について、ある程度知っていました。さらに、法律の学習にそれほどアレルギーを持っておらず、一般的な学習のやり方についてもある程度は身に着けていたため、行政書士試験については独学を選択したのです。

その結果、2回の受験で合格することができたのですが、個人的には失敗したと考えています。というのは、おそらく通信講座や通学講座といった『誰かに教えてもらう』選択肢を採れば一回で合格できたと考えられるからです。

資格試験は一般的に言って一回で受かるのが一番効率が良いと考えられます。というのは、法律系の資格などでは、法律が変わったら、覚え直さないといけませんし、あやふやな理解だと改正前の法律の知識のせいで、誤った答えを導き出してしまう可能性もあります。

さらに、人は物事を忘れる動物ですから、長く試験勉強をしていると、せっかく覚えた内容を忘れてしまい、覚えなおすといった時間のロスも発生します。筆者も、行政書士試験の2回目では、かなりの時間を覚えなおしに費やしました。

このように、長く学習することは、資格試験の合格といった目的から逆算するのならば非効率なのです。(もちろん、長い時間学習すれば試験範囲を深く理解できるといったメリットはありますが。)
  • 独学は不利?
さて、長く勉強すると非効率に陥ると書きましたが、どうしてそのような非効率に陥ったのでしょうか?ちょっと整理してみました。

◆教材選びに時間がかかる
独学の場合、教材選びに苦慮します。というのは、メジャーな資格試験の場合、様々な出版社から様々な教材が出版されているからです。

そして、どの教材も工夫が凝らされており、その中から一つを選択することは大変であるからです。

(もし、診断士試験を独学で対応しようとしている方がいらっしゃっても、教材は必ず一つに絞り込んでください。複数の教材を利用するというのは、一般的に悪手であると言われていますし、個人的にも強くそう感じます。)

と、教材選びが大変と書きましたが、教材選びにかけている時間は有効に使えていると考えられるでしょうか?少なくとも、実際に勉強をしないと、試験の点数は伸びないですよね?

そのため、教材選びなどは『この教材に巡り合ったのも何かの縁だ』ぐらいの気持ちで、素早く決めていく必要があるのです。

◆テキストを読んでも頭に入らない
さて、独学の場合基本的には、テキストを読むことが学習方法になります。しかし、ここにも落とし穴があります。というか、学生時代などを振り返ってみて、教科書を読んだだけで頭に入った事ってありましたか?

仮に学生時代、学校での授業を聴かずに、教科書を読むだけで勉強していたとしたらどうでしょうか?おそらく、二倍の時間勉強に費やしたとしても、授業を聴いていた時の理解度には及ばないと思います。

特に、診断士試験は似たような用語も多いですし、おそらく初めて聞くような概念が沢山出てくるのでテキストを読むだけだと相当厳しいハズです。

相性が合ういわゆる得意科目であれば、ある程度テキストを読むだけでも対応はできなくはないと思いますが、『経済学・経済政策』や『財務・会計』など理解が重要な科目に苦手意識を持つようでしたら、独学は全く賢明でない可能性が高いです。

例えるなら、数学を教科書だけで学ぶようなモノなので、苦手意識を感じている人にとっては苦行でしかないと考えられます。

◆試験対策上のポイントはテキストではうまく示せない
また、仮にテキストを読んだだけで理解できたとしても、試験対策上必要な内容はあまりテキストでは示すことができません。

例えば、運営管理といった科目では統計についての知識も問われます。そして、統計の知識が問われるので、テキスト上もそれなりの分量を割いて統計について書かれています。また、素材についての知識も問われるので、プラスチックの種類までテキストに載っています。

しかし、この辺は統計とか、化学に対しての素養がないのなら捨てても良い分野(つまり別のところで点数をとればそれでいいよ)と資格予備校では教わった分野でした。

「ある程度体系的な知識を積み上げても出題されたとしても1問、4点程度の分野なので、苦手意識があるのなら最初から捨ててしまってください」といった実践的なアドバイスは学習の効率を高めるためには極めて重要でした。

そして、こういった情報はテキストから読み取るのは難しいと考えられます。出題の可能性があれば全ての分野をカバーしてくるでしょうし、「ここは分からなかったら無視して進むこと」なんて書いているテキストってあまり見ませんからね。

◆文章と図だけではメリハリがあまり付かない
どのような資格試験であっても、初めて学習する人がつまづいてしまう所があります。もちろんテキストはそこに多くの紙面を割いて説明をするでしょうけれども、やはり文書と図表だけでは限界があります。

仕事などで他者に物事を説明した経験がある人は同意してもらえると思いますが、文書や図表だけで説明しようと思って資料を作るよりも、口頭ベースで、切り口を変えながら、たとえ話を交えながら説明した方が理解してもらいやすいといった事があります。

このような説明は、不特定多数の人が読むようなテキストに盛り込むと、冗長になりますし、紙面の制限があるため、事実上不可能です。

そのため、試験対策上重要な分野であっても、記述量を数倍にするくらいの事が精いっぱいであると考えられます。
  • 通学講座、もしくは通信講座を強くお勧めします
と、上で見てきたような理由がある為、筆者は独学ではなく、通学講座や通信講座を強くお勧めします。(行政書士試験も何らかの講座を受講していれば効率が良かったのになぁと本心から感じます。)

テキストは初めから提供されますし、講義で説明されればテキストを読むだけよりも強い印象で記憶に定着していきます。また、受験テクニックについてもメリハリをつけて教えてくれます。そして、どうにも理解できないところは質問ができるといった非常に大きな利点もあります。(質問した内容は非常に強く記憶に定着しますよね。)

また、コスト面でも結果として通学講座・通信講座の方が優位であると考えられます。例えば、上記のようなデメリットがあるため、合格までの学習時間が300時間ほど余計にかかったとします。(個人差がありますからあくまで一例ですが)

そして、あなたの時給を1,000円とした場合(一般的には中小企業診断士試験を受験しようとする層の人は時給換算するとこれよりも、もっと高くなるはずです)、300,000万円分余計にかかるわけです。

この300,000万円という水準は、診断士講座でも最高額の講座をフルセットで受講する水準になります。また、時間の使い方は人生の生き方ですから、300時間分の無駄を省けるといった見方もできます。
  • どちらかと言えば通信講座
そして、通学講座と通信講座を比較するのならば、通信講座の利用の方をお勧めします。

というのは、(勉強する・合格するといった意志が強いのが前提ですが)通信講座なら、資格予備校への通学時間をカットできますし、いつでも何度でも繰り返し講義を聞き直せるというメリットは、非常に大きいからです。

筆者は通学講座で中小企業診断士に合格しましたが、講義後にその講義の範囲に該当する音源を入手し(資格予備校でMP3として配っていました)それを倍速再生で繰り返し聞いていました。

ただ、この方法だと、教えてもらった先生と違う人の講義を繰り返し聴く可能性が出てくるため、少しだけ非効率でした。

その点、通信講座であれば最初に受けた講義を繰り返し聴くこと・見ることができますので極めて効率的・効果的な学習が可能です。

どんな内容であっても、繰り返し繰り返し見たり聞いたりすれば頭に入ってくると考えられます。
  • 通信講座で使える最強の学習方法
通信講座でのみ可能となる最強の学習方法といったショッキングな小見出しを付けましたが、タネを明かせば非常に簡単・単純なことです。

これは倍速再生で授業を見る・聴くという方法です。慣れるまで少し辛いですが、慣れてしまえば、非常に効果的な学習方法です。

倍速再生で仮に授業の理解が7割程度に落ちるとしても(さすがに半分という事はないと思います)、同じ時間で二回講義を受けることができるので、時間当たりの理解度は通常の学習よりも良くなります。

この手法は、通学講座では復習時にしか使う事ができない方法(先生が二倍の速度で話してくれるわけはないですからね)ですが、通信講座の場合当初から使う事が可能です。

過激な言葉を使うのならば、頭に流し込むイメージで繰り返し講義を見ると効率が非常に高いと考えられます。(筆者は通学講座だったので、講座の復習でやりました。4回5回と見たり聞いたりしている内に、本当に頭に流し込まれてきますよ。)

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  • おススメ講座
と色々書いていく中で、最近の診断士試験講座についてちょっと調べてみました。すると、大手ではかなり受講料が高騰しているように感じました。

上で言っているメリットデメリットは、正直なところ、独学とその他通信講座等の比較です。そして、通信講座業界内での比較についてはそこまで意味は無いと感じています。

というのは、上記メリットはどのような講座を選択したとしても得られるからです。

また、診断士の試験勉強をしていくと企業の原価構造についても見えてきます。あまり財務・会計の領域に詳しくない人は、この財務・会計を学ぶと、驚くほど商品そのモノの原価が低い事がみえてくると思います。

企業を運営する人たちに支払う人件費、建物などの設備投資に伴う減価償却費、広告宣伝費、教室等のスペースを利用するための賃借料。

これらの項目は、決算書上、販売費および一般管理費といった所に出てくるのですが、この費用がほとんど粗利を食いつぶしている事に驚くはずです。

通信講座専業でやっている企業については、販売費および一般管理費の発生が少ないと考えられるので、一般的に受講料は安く抑えられています。(上記の事から講義・教材の質は値段とは、それ程、相関関係がないと考えることができます。)

そのため、手ごろな受講料を実現しているレボ社の講座は検討に値すると考えられます。
  • まとめ
と、色々書きましたが、本記事としては、総合的にみた費用対効果を考えて独学はお勧めしませんと結論させていただきます。

費用対効果については、診断士の内容を学習していると出てくる論点ですが機会費用といった考え方が出てきます。

独学で余分に費やした時間は、何らかの講座を利用してサクッと受かっていれば、他の事ができた時間になります。そして、そのことで得られるはずの最大の収益を機会費用と呼ぶのです。

機会費用>独学で削減できたコスト

ならば、独学といった方法論が正当化されるのですが、個人的には機会費用の方がどう考えても大きくなると考えられます。

▼詳しい内容はコチラ 


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いずれにしても、中小企業診断士試験は一次試験でも7科目もの内容を学習する必要が、二次試験では4つの領域について論文記述式で問われる試験です。独学は極めて非効率ですので、受験予備校等のご利用をお勧めします。

連載記事
第一回 一次試験編
第二回 二次試験編

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