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経営計画

経営
2012年7月11日

中期経営計画

中期経営計画_001
中期経営計画とは3年から5年程度の中期計画であり、経営ビジョンを実現するための計画です。

この経営ビジョンとは企業があるべき姿を示しているので、現状とのギャップを中期経営計画を立てることによって認識することができるのです。

この中期経営計画は、一年単位の短期間では達成できないような目標を定めていきます。これは例えば、ROEや売上高などのように定量的な指標を設定する場合もありますし、定性的な事象について目標を立てることもあります。

一年では、出来ることは限られていますが3年から5年という期間ならばできることは増えていきます。例えば、工場や店舗で発生する減価償却費は一年では管理不能であるケースが多いですが、時間軸を変えて3年とか5年で考えると管理可能になる場合があります。(時間軸によって管理可能費と管理不能費は異なります。) 

このように、 少し長いスパンで企業のあるべき姿に近づいていくような計画を立てるのが中期経営計画です。これは、長期経営計画をもう少し短いスパンに書き直し、具体的で精度の高いものにしているという事ができます。(もっとも長期経営計画は作られないケースも多いのですが。)

このまんがでは、中期経営計画が先生から提示されたようでそれを元に、具体的な日々の計画に落とし込もうと言っています。

関連用語
短期経営計画
経営
2012年7月10日

長期経営計画

長期経営計画_001
長期経営計画とは5年から10年程度の長期間の計画であり、持続的な成長を図るための企業のあるべき姿を提示するものです。

この長期経営計画は短期経営計画や中期経営計画などに比べ定性的な目標が多くなります。例えば、自社の方向性、技術開発の方針、組織形態、事業ドメインなど数字で測れない目標です。

企業は、この長期経営計画を立てる事により、進むべき方向を示すことができます。そのため、目先の環境変化に惑わされない芯の通った経営を実現できるといったメリットがあります。

例えば、現在中部地方を拠点に活動している企業があるとします。この企業の長期経営計画に、「関東地方の顧客に新技術で価値を提供する」という事が、明記されていると考えてみてください。

その場合、短期間の収益性は多少犠牲にしてでも、関東地方に進出するために技術開発、市場開拓を行うといった行動を自信を持って行う事ができますね。

逆にこのような計画がないと、収益性が上がらないという理由によって撤退といった意思決定が行われるかもしれません。

この関東進出が良いか悪いかは別としても、長期的な方向性を明確に示すことにより実現の可能性は高まると考えられます。

但し、外部環境の変化が急すぎて、長期的な見通しを立てにくいと言われることもあり、この長期経営計画を立てない企業も存在しています。

この辺は考え方の差ですね。

このまんがでは、メガネ君が長期的な目標を立てて日々の練習に取り組んでいると言っています。その結果、最初のコマで先生が言っているように、演奏技術が非常に高くなっています。

このように、長期経営計画を立てることによってたてた目標に近づくことができるのです。 

関連用語
短期経営計画 
経営
2011年5月28日

経営計画 | 会社全体の目標を定義してそれを達成するための計画です

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経営計画とは経営理念や目的、目標、ビジョンを実際にどのように実現するか表現したものです。この経営計画は期間・対象・内容によって以下のように分類されます。

期間で分類した場合
長期計画
 5年から10年といった期間を対象とします。期間が長すぎるため策定する意味合いは低下しています。
中期計画
 2年から3年の期間を対象とします。戦略的な目標も加味されるので、重視されます。
短期計画
 半年ないし1年の期間を対象とします。予算計画として立案される事が多いです。

対象で分類した場合
・総合計画
 経営活動全般にわたる計画です。
・個別計画
 販売、製造、購買など特定の活動領域に対して立案される計画です。


内容で分類した場合
・戦略的計画
 企業が存続、成長するための基本的な方向を示す計画です。
・戦術的計画
 日常業務を効率的に運用するための計画です。

いずれにしても、計画を立てて実行するという事が目標を達成するために必要となってきます。

  • 経営計画と事業計画

経営計画によく似た概念として事業計画と呼ばれるものがあります。

小規模な事業であったり創業したての授業においては経営計画と事業計画はほぼイコールと見なせます。

しかし大規模な事業となってくると経営計画と事業計画は異なるものです。

具体的に何が違うかというと経営計画は会社全体経営全体の計画であるということです。

これに対して事業計画は事業単体の計画です。

経営計画は会社全体の目標であったり理念を、
どのように達成するかについて考えていくもの、
つまり場合によっては複数の事業を計画を同時に走らせるための上位計画であるのに対して、
事業計画は事業単体の計画となります。

正確ではないですが大きな会社において色々な部門を統括する全体の計画が経営計画であると考えるならば、事業計画は単一の授業の計画であると考えることができます。

  • 経営計画を作ることの利点

PDCAサイクルを回すことができるため改善に役立つ

経営計画があれば現在の取り組みがその経営計画の達成に役立っているかどうかを定期的にモニタリングすることが可能です。

例えば計画で1年後に1000万円の売上を上げるとしてるのであれば、1年後の売り上げが1千万円でなければ何かが間違っているもしくは何かが当初の想定よりもうまくいってると考えることができます。

その結果 pdcaサイクルを回すことができ、より良い経営を行うことができるのです。

・経営資源の調達に役立つ

経営計画を立てることにより利害関係者に対して自分がやりたいことを明確に説明することができます。

その結果企業外部から例えば人材であったり資金があったりといった経営資源を調達することが可能となります。

何をやりたい会社なのかを明確にできれば優れた人材を獲得することも可能となるというわけです。

また経営計画明確であれば、行動に一貫性が出ますので取引先からの信頼を得ることにも繋がります。

  • 経営計画の要素

具体的に経営計画にはどのような事を盛り込むと良いのでしょうか?一般的な内容を例示してみます。

・経営理念を明確にする
その事業を通じてどのようなことを成し遂げたいのかを明確にしていく必要があります。

どこに行きたいのかが分からなければどうやって行くかという計画は立てようがありません。

そしてどこに行くかという事を定義するのが経営理念なのです。

・自分や周りを知る(経営環境を明確にする)

自社がどのような経営資源を持っているのかがわからないと計画を立てようがありません。

またその自社の経営資源は企業を取り巻く環境において有効なのかどうかについても考えていく必要があります。

自分と周りもっと言ってしまえば敵を知ることが経営計画の第一歩なのです。

・何をするかを明確にする

その上で自社は何をするかを明確にします。

自社が何をしたいかについては経営理念で明確になっておりますので、それを達成するためにどのようなアプローチをとるかを考えていくのです。

整理の方法はさまざまありますが例えば、誰に対してどのようなサービスをどうやって提供するのかといった形で定義していくとわかりやすいと思います。


このように経営計画とは非常に言葉で書くと一般論を列記するようなものとなっています。

ただなぜ一般論かと言うとそれがやはり優れた経営の要諦だからです。

是非事業を営んでいらっしゃる方は自社の経営計画を立ててみてください。またお勤めの方は自分の会社自分の組織の経営計画をよく読み込んでみてください。

特にお勤めの方に対しては、自社の経営計画をしっかりと理解してそれに沿った行動を行っていくことで頭角を現してことが可能となります。

その結果ご自身も自社の経営計画の策定に会ができるような立場に立つことも夢ではありません。


関連用語
PDCAサイクル
経営理念
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